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2016年04月11日(Mon) タコもインドで考えた その2

インドで迎える初めての朝、オイラはジャイプルの町をブラブラと歩いてみた。

大通りから外れて小さな路地に入って行くと、2人の男の子に

「写真を撮って」

とせがまれた。

子供たちから写真を撮ってなんて声をかけられることは滅多にないので、よおし、よおし、と撮ってあげた。

撮れた写真をカメラのディスプレイで見せてあげるとえらく喜ぶ。

そんな様子を遠巻きに見ていた他の子供たちが一人ずつ寄ってきて、3人写真、4人写真とどんどん増えて行く。

だんだんおじさんやおばさんまで撮ってと寄ってくる(笑)。

んで、ディスプレイに写る小さな自分たちを見て歓声をあげ、満足する。

その写真をプリントするなどして手に入れることには興味がないようだ。

彼らと別れてしばらく歩いて行くと、チャイの屋台があった。

遠くから見ているとそこで集っているおじさんたちに

「飲んで行け!」

と招き入れられた。

ジンジャーを潰してお茶を煮立てる。

おっちゃん、うれしそうだ。

近所のおじさんたちの朝の社交場なのだろう。

みんないい顔をしている。

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午前中に通称モンキーテンプルと呼ばれる山間の寺を目指す。

寺は町を見下ろす丘陵の上に建てられているので、その頂上に向けて登っていると、降りてきた子供たちにまた「写真撮って」と頼まれた。

行き交う人々はみな「ハロー」「ナマステー」と我々に声をかけてくる。

インドの人々はこんなにも人懐こかったのか。

 

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麓に戻ったところで子供たちがクリケットで遊んでいた。

インドでは最も人気のあるスポーツだ。

オイラはやったことがないが、彼らに混ぜてもらって初打席。

2球空振りして、3球目にうまくボールが当たってくれた。

「わぁー、うまいうまい!」

子供たちに喜ばれてタコもうれしい。

インドの人たちはこれも格段にフランクで、彼らとの触れ合いになんだかオイラもどんどん心を開かせられていくのだ。