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★ 息子が先週末から今週、一人で一時帰国している。
帰国前にコンドに住み着いている人懐こい猫に噛まれた。
念の為狂犬病の注射を打った方がいいという周りの勧めもあって、行きつけの病院で初回のワクチンを注射。
全部で5回打つワクチンの2回目、3回目が日本滞在中になった。
計画を立てられない息子が珍しくネットで日本の狂犬病注射について調べてみると、いわゆる地域のクリニックなどでは打てないことがわかった。
要するに、日本では「狂犬病」は絶滅しているので、ワクチンを保持している意味がないのだ。
さらに調べてみると、唯一、
「日本国際医療研究センター」
という新宿の医療機関でならワクチン投与ができることがわかった。
そして、この「日本国際医療研究センター」というのは、現在の日本の
「コロナウィルス医療、研究の総本山」
だということもわかった。
たかだかあの小さな子猫にチクリと噛まれたばっかりに、コロナウィルスの総本山に乗り込んで行かなくてはならないという巡り合わせ。
その上乗り込むためには、まず空港の検疫で「狂犬病ワクチン接種」の申請・承認手続きが必要とのことでたいそう面倒なのだ。
今はもう日本には存在しない「狂犬病」の注射のために。
「日本国際医療研究センター」の受付も、なんども(今、それ?)というニュアンスで息子に確認したらしい。
タイ保健省は17日、日本からの渡航者の空港での検疫を義務付けることを発表した。少しでも症状があると病院でウィルスチェックを受けることになる。
まだまだこれから拡がるという声もある。
早く収束して平穏な日常が戻って欲しい。