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★ 今日バンコクに戻る予定の娘のフライトがコロナの影響でキャンセルになり、代替えフライトの手配で大変だった。
JALとかANAとか成田ーバンコク片道エコノミーで30数万円もする。
まるで足元を見るようなエゲツない値付け。
航空券の価格ってのもほんとに不透明だよね。
で、結局明朝のタイ航空のフライトが取れて帰ってこられることになったけど、それでも片道12万円。
スクートとかエアアジアは片道2万円。ただ、これらは客が集まらないとキャンセルするのが前提なので必ず飛ばないといけない今回は使えない。
それでもまあ2万円と34万円の差はすごいよね。
早くワクチン発明してください、博士の皆様。
★ 日本ではきっと静か目な雛祭りなんだろうね、今日は。
コロナの影響が業務にも影響出てくる。
今月25日に予定していたウチ主催のセミナーもとりあえず中止。
営業は訪問するだけだから影響なさそうだけど、 訪問先の会社が
「在宅勤務」
の社内指示を出してたりすると、相手の会社に行っても誰もいないわけで、と言って自宅訪問するわけにもいかず。
訪問できないならオンラインでの引き合いを増やそうと会社のウェブサイトをどんどん充実させていくしかない。
オイラの会社でもウェブサイトのコンテンツを充実させることで今ではほぼ毎週問い合わせや引き合いがくるようになった。
そりゃそうだよね、今どきは企業だって商品やサービスをGoogleで探すわけだから。
今日ニュースでは
「中国では収束方向か」
ってやってたけど、早くそうなって欲しい。
★ 昨日の16:25分。
閉店間際のCIMB銀行に会社の手続きで滑り込んだ。
それは良かったんだけど、この銀行は本当に異常なほど寒い。
天井の埋め込み型エアコンが銀行内のどこにいても見事に冷気を体に当ててくる。
その設計たるや敵ながらあっぱれである。
いつもはこの寒さに耐えきれず、順番待ちの間ガラス張りの銀行の外に出て体を温める。
そして順番が来たら再び入行する。
ところが昨日は入口のドアが閉店のため閉まってしまった。
出られることは出られるが、再び入ることができない。
オイラは冷気から逃げ惑うハムスターのように行内の待合室をウロウロした。
カウンターの行員たちは不思議そうな顔でオイラを見るが、オイラからすればお前らの方が不思議だ。
よくも毎日毎日こんな冷蔵庫の中のような空間で薄いシャツ1枚で仕事ができるな。
ということで今日の午後は大事を見て会社を早退した。
明日バンコクに戻るので、空港検疫で発熱でもしてたらクソ面倒なことになるからだ。
とりあえず、今日はもうこのまま静かに寝ることにした。
★ これからバンコクに戻る。すんなり入国できるかな。
昨日は早退して早めに就寝してたっぷり睡眠時間をとったので体調は大丈夫だ。
バンコクでは毎日悩まされていた中国からのPM2.5の数値が大きく下がったらしく朝のクッキリとした青空の写真がカミさんから送られてきた。
中国の生産活動が止まって、皮肉なことに世界中の空気が澄んできたのだ。
今回のコロナもそうだけど、世界は何かにつけ中国の影響を受けるようになってきているんだな。
オイラも通常はプライオリティレーンのないKLIA2はイミグレの渋滞が酷くて使わないのだけど、今回は中国人旅行者ゼロを見込んで使ってみた。
案の定、イミグレには4人ほど並んでいるだけで、スイスイだった。
きっとバンコクのドンムアン空港のイミグレにも人はいないだろう。
さて、明日は出社するかどうするか。
スタッフも嫌がりそうだしな。
★ コロナのような感染症対策でよく手を洗うと言われるが、顔も洗わないとダメなんじゃないかと思った。
口に入る飛沫はマスクで防げるが、同時にその飛沫は顔中に付着しているわけで、いくら手を洗ってもその手でちょっと額を拭ったり、目元を触ったりしたら同じじゃないかと。
カミさんはそもそも人は顔は触らないと言う。
特に女性は化粧をしているから顔を手で触ったりしないと。
しょっちゅう顔を触っているのはオイラだけだと。
そうなのか? そんなにみんな顔触らないの?
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タイでは有名なザビエル古太郎のツイッターにこんな記事があって戦慄した。
こんなのが市中に出回ると思うとゾッとする。
こう言うのは罪にならないのか。
イランではとうとうマスクを買い占めて転売すると「死刑」となった。
さすがイスラム教、やることがドラスティックと言うか。
でもそのくらいの大罪ということなのだ。
少し前までは「マスクの高値転売何が悪い」みたいな論調もあったけど、日本でも政府が禁止検討中だし、さすがに最近消えたもんね。
★ 今日はオイラの会社の創業時代から10年くらい働いてくれていたKungちゃんの結婚披露パーティだった。
旦那さんは50歳ちょいのスコットランド人、アラン。
Kungちゃんはウチの会社を卒業してからもウチのメンバーとは交流が深かったので、参列者はこの20年間のスタッフ史のようで懐かしく、楽しかった。
4〜5年ほど前に独立したヒロが
「このファミリーをJunさんが作ったってことですよねぇ」
としみじみ言った。
みんなには大していい思いをさせてやれてないけど、それはそれでありがたいことだなぁ、と思った。
★ 昨日は早朝6時出発でミニバスに乗り込み、バンコクソフトボール大会。
各チームともコロナの影響でなかなかメンバーが集まらない中、我がおぼんこぼんはなんと22人という大所帯。
最初からわかっていれば2チーム参戦すればよかった。
その人数を3つのユニットに分け、それを組み合わせながら予選・決勝4試合を戦い、4位となった。
6チームしか参加しなかったけど。
とにかくバンコクは猛暑で、さすがに4試合目はみんなフラフラだったけど戦い抜いた。
夕方に帰宅し、カミさんと二人で近所の浜壱へ。
天ぷらや寿司をアテにビールで乾杯。
1日中炎天下で動き回った後のビールは血流に乗って全身を駆け巡り激しく旨かった。
だけど、疲れと酔いに支配され、8時過ぎには爆睡の谷へ落ちていった。
★ 肺や呼吸器系統が弱い3歳の玄貴は、普段でもちょっと疲れると幼児ICUに入院するような生活を送っているため、コロナには特に気をつけている。
それが昨日の夕方少し体が熱いというので熱を計ったら7度2分あった。
カミさんは毎日の世話でも過敏になっているので神経も参っている。
食欲や元気はあるようなのでとにかく夕食をたくさん食べて、早めに寝かせて様子を見る。
今朝、心配しながらもウォーキングに出ると途中で娘からメッセージが入り、
「6度5分に下がった」
と知り、胸をなでおろした。
オイラやカミさんの実家には90歳近い老人がいて、それぞれ義姉や弟が万全のケアを続けている。
今はタイから帰国しても家に入れてもらえないだろうから一時帰国もできない。
中国はコロナウィルスの発生源は自分たちではない、と躍起になって被害者になろうとしている。
が、それは無理筋というものだ。
ときに「隠蔽」は「武力攻撃」より恐ろしい破壊行為だということを世界は学ぶべきだ。
★ 今日で震災から9年。
当時日本全国のローソン店頭で流す動画コンテンツ「東京メディア」のコンテンツ制作を一手に担っていて業績順調だったオイラの会社は、震災以後の「自粛旋風」の煽りを食った。
動画コンテンツを提供する広告の自粛からこの「東京メディア」の会社自体が廃業。
「自粛」というのが二次災害だというのを思い知った。
そして今年の3月11日はコロナ真っ只中。
理由は異なるが「自粛」で多くの経済活動が滞っている。
しかし、大きな変化もあった。
在宅勤務や外回り自粛による業務のオンライン化だ。
今まで「必要ないよ」と後ろ向きだったトラディショナルな会社でもオンライン会議で社内打合せをしたり、顧客と商談をしたりしなくてはならない。
外回りで営業できないのであればオンライン取引を強化せざるを得ない。
これらが
「膝を突き合わせて」
という日本古来のビジネス文化を壊すきっかけになった。
「オンラインでもできるじゃない」
「コストも労力も段違いだ」
やってみれば簡単なことなのだ。
昨日マレーシアの山下さんも言っていた。
「コロナでビジネスのIT化が一気に10年進みました」
わけのわからないウィルスに転んでもただでは起きないところを見せてやる。
★ 今、ドンムアン空港。
午前中のフライトがキャンセルになっちゃったので代替えの午後フライトまでラウンジで待機中。
それにしても出発フロアからイミグレ、セキュリティチェックととにかく全然人がいない。
いつもなら中国人観光客でごった返しているこのドンムアンが閑散としている。
イミグレ担当官もセキュリティ係も暇を持て余していた。
聞いた話によると、イミグレ担当官に2人、明日打合せをするクライアントのビルで1人、コロナ感染者が出たらしい。
ここをかいくぐって無傷で戻って来なければならない。
トムハンクス夫妻もコロナにやられたようだが、これでマスコミは感染した人がどうなったかを報道せざるを得ない。
回復したトムハンクスの姿が希望になる。
★ マレーシアまで飛んできたはいいけれど、昨日予定されていたクライアントとの会議はオンライン会議に急遽変更。今日のクライアントへのプレゼンテーションは先方がコロナで出社自粛のため延期に。
これじゃ何のためにわざわざやってきたのかわからない(笑)。
ウチの会社がマーケティングを担当し、5月17日にオープン予定だったデジタル知育施設の日程も昨日一旦白紙になった。
ビジネスへの影響がエグい。
しかし、オイラの会社ではこのピンチをチャンスに変えようと新たなサービスを開発中。
ここで嵐が通り過ぎるのを待とうという姿勢は、「攻め続ける」というマイテーマにもそぐわない。
これを機に新たなサービスを開発してむしろ積極的に広告を打って攻勢に出るのだ。
ぜってぇ負けるもんか!
★ 昨日はKLソフトボール。我がJ Brothersは強豪マコタに何と20対10のダブルスコア、5回コールド勝ち!
オイラは先発完投で4勝目!
リーグトップを1敗で走っていたアンカーが2敗目を喫したので、得失点差でJBは暫定トップに!
このまま勝ち続けて、Aリーグで全勝街道まっしぐらのJalanJalanとの兄弟優勝を目指す!
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そして昨日は結婚記念日。
オイラは1人マレーシアだったので、カミさんには花を贈った。
いつも支えてくれてありがとう。
★ 現在オイラが滞在中のマレーシアでは昨夜9時にムヒディン首相がテレビ演説し、月末までの外国人の入国禁止、全ての学校の休校、スーパーやコンビニエンスストア、銀行、医療施設などの閉鎖、イスラム教の宗教行事延期など大々的なロックダウン施策を発表した。
金曜まで滞在予定だったオイラはバンコク戻りを明日に変更した。
とりあえず戻ったらスタッフと「ピンチをチャンスに」会議をしようと思ったが、オフィスにいるユキから
「じゅんさん、みんなオフィスにじゅんさんに来て欲しくないそうなので、しばらくお家でお仕事してもらえませんか??と、言ってくれって言われたのですが、いかがでしょうか?」
とすげぇ言いにくそうなメッセージが届いた。
みんなを不安にさせてもしょうがないのでしばらく在宅勤務するしかないな、こりゃ。
その後すかさずユキから
「みんなじゅんさんmiss youって言ってますww」
と見え透いたフォローのメッセージが入った(笑)。
★ マレーシア脱出の当日、フライトキャンセルや変更の連絡は来ない。
何とか予定通り立つのだろうと、それでも少し早めに空港に行ってみるとエントランスにはカートが整然とあふれていた。
今日からマレーシア人の移動は禁止だし、さすがに利用者はいないのだ。
空港内に入ってフライト予定を見てみると、オイラのバンコク行きフライトはキャンセルになっていた。
通常だと事前にメールやWhatsupで連絡が来て、代替え便の手続きができるのだが、もはやこの状況でマレーシア人はその処理能力がないと早々ににギブアップしたのだろう。
今度はキャンセルを知らされずにやってきた外国人たちが空港内で代替え便手続きのため長蛇の列を作っていた。
係りの人にキャンセルになったことを告げると短い列のカウンターへ誘導してくれた。
それぞれの手続きにはたいそう時間がかかる。
オイラの便の後には最終便があるだけ。他の航空会社のバンコク行きフライトも全てキャンセルになっていた。この最終便に乗れないとタイもいつロックダウンをするかわからないので入国できなくなる可能性もある。
ようやくオイラの番が来てグランドスタッフにバンコク行きの振替をお願いする。
しばらくキーボードを叩きながらモニターを見ていたが、
「バンコク行きはこの後1本だけ、19:35発に少しだけ席が残っています」
やった!と心の中でガッツポーズ。
その場でチェックイン手続きも済ませ、ガラガラのイミグレを通過して中へ。
どの店も閉まっていてゴーストエアポートのようだ。
こんな光景はもう見られないだろうな。
いつも利用するラウンジに入ったが食事も飲み物もない。
それでもスペースとWifiがあればありがたい。
この後無事に離陸して、バンコクの入国が完了すればホッとする。
そして今週、来週在宅勤務になる。
★ 搭乗ゲートまでのDuty Freeショップも全て閉店。
異次元に迷い込んだようで不安になる。
機内に入ってからもしばらく待たされたのでハラハラした。
マレーシア人移動禁止のため乗客は欧米人が多い。
欧州人たちは世界中でこれだけ感染者が出ていても特段気にする様子もなく、マスクもせずバックパック旅行を楽しんでいるようだ。
だいぶ遅れてバンコクに着陸。ホッとした。
イミグレまでの途中で検温。
そこから早足でイミグレエリアまで行くと案の定ここも人がいない。
悪名高きタイのイミグレにもこんなことがある。
あっと言う間にバゲージクレームエリアまで降りるが、当然閑散としている。
すぐに到着ロビーに出ることができた。タクシー乗り場への途中案内版を見上げると自分が今日バンコクに着けたのが奇跡のように思える。
こりゃヤバい。
自宅に着いたのは10時近く、ほんとに疲れたが、家族の顔を見てホッとした。
空港には飯を食えるところがなかったので腹が減った。
食べてはいけない時間だったけど、脂の乗った秋刀魚を焼いてもらって安心した。
★ アジアンスクエアにも投稿されたけど、kaobalさんや在馬長子さんの情報ではマレーシアでは今夜8時から外出禁止令が発令されるという情報もあり、事態は急展開してきた。
一方タイでは、日本大使館通達によると、航空会社の搭乗手続き(チェックイン)時に求めていた審査で感染地域等に関わらず、全てのタイへの渡航者(タイ国籍の方を除く)に以下の項目を確認することとなった。
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・新型コロナウィルス感染症(COVID-19)につき感染している恐れがない旨を示す健康証明書を確認する。健康証明書は,出発日の72時間以内に発行されていなければならない。
・新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の医療費につき,10万米ドル相当以上の額を補償することが分かる保険証券を確認する。
※ これらの措置は,タイ現地時間3月22日午前0時から適用
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日本人の場合、そんな健康証明書を入手するのは無理なので事実上の渡航禁止となるわけだ。
こういう緊急時にはタイやマレーシアなどの新興国は「首相、ロックダウンする科学的根拠はなんですか?」なんて質疑応答はないので有無を言わせず一気に施行できる。
予定を早めて一昨日最終便に飛び乗ることができて本当によかった。
★ バンコクも明日22日からなんと4月12日まで厳しい措置が取られることになった。
下記の施設の閉鎖。
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1.レストラン(テイクアウトの場合,もしくはホテル内レストランが同ホテルの宿泊客にのみ食事を提供する場合のみ開業可)
2.ショッピングモール。ただし,スーパーマーケット,薬や生活必需品を販売する店,テイクアウトが出来るレストランは除く。
3.コンビニエンスストア内の飲食可能なエリア
4.市場・定期市(生鮮食品、水気を伴わない食品、テイクアウトのために調理された飲食物,ペット食品、薬や生活必需品を販売する店のみ営業)
5.美容室,理髪店
6.刺青や身体の一部に針等を刺す場所
7.スケート・ローラースケート場,その他の遊技場
8.遊園地,ボーリング場,ボードゲーム場
9.ゲームセンター,インターネット屋
10.ゴルフ場,ゴルフ練習場
11.プールや類似の活動を行う施設
12.闘鶏場,闘鶏養成場
13.仏教のお守りや仏像販売所
14.見本市場,会議場,展示場
15 .すべての教育レベルの教育施設と私塾
16.フィットネス,美容クリニック、美容関連店
17.健康増進施設(スパ,マッサージ店,美容マッサージ店)
18.ペット用スパ,入浴、トリミング,飼育,一時預かり施設
19.個室付浴場
20.入浴,サウナ,薬用サウナのサービスを提供する店
21.興業場(映画館,劇場,興行場)
22.運動場
23.エンターメント場や右に類似する施設
24.ボクシング場,ボクシング学校
25.競技場
26.競馬場
本件告示への違反は,感染症法に基づき,1年未満の禁錮刑又は10万バーツ未満の罰金乃至はその両方に処される。
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デリバリーサービスにそれほどのキャパがあるのだろうか。
タイもマレーシアも「明後日から」みたいな有無を言わさぬ急な施行。
きっと生活や経済活動への影響は分析されたないだろうからこの後がきっと大変だ。
★ 昨日から施行されたバンコク閉鎖措置。
カミさんとバイクで一回りしてみたが、デリバリーや店頭受け渡しのできる飲食店、スーパーマーケット、薬屋以外は徹底的に閉まっていた。
週末でも渋滞で有名なスクムビット通りアソーク界隈もすっからかん。
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ロビンソンデパートの地下フードコートも客席は全て撤去された。
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マクドナルドもTake awayのみ対応。店内飲食は禁止。
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一方、Food Panda(フードデリバリー)のバイカーたちは大忙し。注文店の開店待ち。
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オイラの会社も在宅テレワークに向けた社内詳細詰めを行う。
「ピンチをチャンスに!」
絶対乗り切ったる!
★ バンコク閉鎖を受けて、オイラの会社も明日から完全在宅勤務にすることにした。
今日はそのための環境づくり。
オンラインでプロジェクトごとにテレビ会議やチャットができるプラットフォームを使用する。
自分のPCやモバイルのスクリーンにスタッフ全員の顔がずらりと並ぶ。
全スタッフやプロジェクトごとに会話やテレビ会議が進められてむしろ効率が上がるんじゃないかと期待する。
朝9:00と夕方17:30には全員で状況報告で顔合わせ。
そんなことリアルの世界ではやってなかったし(笑)
今日はこれから新規のクライアントとの初会議。
初めましてもオンライン。こんなこともあり得なかったな。
★ 昨日は午後2時から新規の日系企業へのプレゼンがあった。
このプロジェクトはコンペでこの会社がクライアントになるかどうかの大事なプレゼンである。
オイラは在宅勤務だったが娘と息子は出社してそのプレゼンに備えていた。
オイラの家でカミさんが娘の子供たちの面倒を見ていたがプレゼン中に部屋に入ってくることのないようその時間にはコンド内のジムでカミさんが遊んであげるとこになっていた。
しかし、予定通りにはいかないもので5歳の長男は元気だが、3歳の次男は2時前に疲れて寝てしまった。
仕方がないのでカミさんは次男をそのまま寝かせ、長男を連れてジムへ行った。
プレゼンが始まる。
右上は先方のタイ人スタッフ。左下は先方の日本人社長とマネージャー。右下はオフィスにいる娘や息子、タイ人スタッフという4元中継である。
娘の英語でのプレゼンをタイ人スタッフやオイラがときどき補足するような形で順調にプレゼンは進んでいった。
そしてオイラがある提案について補足説明をしている時、オイラのいる部屋のドアが開いてギャン泣きしている次男が入ってきた。
オイラは(え?え?なんで?)と狼狽したが、次男はギャン泣きしたまま説明しているオイラの膝の上に乗っかってこようとする。
この場で大声でカミさんの名前を呼ぶわけにもいかず、4元中継画面に向かって
「す、すいません、ちょっと失礼します・・」
と詫びると、日本人社長たちから笑いが起き
「大丈夫ですよ」
と温かいお言葉が。
泣きわめく幼児を膝の上においたプレゼンはオイラの人生で初めての出来事だった。
オイラは玄貴を担ぎ上げ、裸足のまま走ってコンド内のジムへ行きカミさんに渡してプレゼンに戻った。
こんな冷や汗をかいたコンペはない。
結果は、来月半ばにでる。
★ 東京だけでなく埼玉、神奈川、千葉にも外出・移動自粛要請が出たり、オリパラが延期になったりと世界的にいろんな動きが止まってきた。
スーパーの食品売り場はすでに空っぽだと元会社の先輩が写真を送ってきた。
トイレットペーパーで懲りたはずなのにすぐにパニックになってしまうんだろうか。
みんなが普通に暮らしていける需給のバランスは保たれているはずなんだけどね。
イベントなど人が集まるビジネスは仕方がないけれど、それ以外はその需給を繋ぎ合わせていく工夫が大事。
今、頭を使って、素早く行動をしたところが次の時代を獲る。
★ 在宅勤務によるリモートワークが始まったオイラの会社。
始業時間と終業時間に全スタッフでの報告会議を実施することで仕事に対する責任や結束力、作業効率が高まっているのではないか、と期待している。
日中の業務を見回る意味で某プロジェクトチームのオンラインミーティングを覗いてみると、
こんな感じで話し合っていた。
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もう、タイ人はすぐ遊ぶ〜(泣)
★ 志村けん、帰ってこれなかったねぇ。。残念。ショック。
オイラは新入社員時代にテレビ番組担当者として
「8時だよ!全員集合」
「カトちゃんケンちゃんごきげんテレビ」
を担当していた。
別に個人的に交友があったわけではないが、打ち上げの席で同席したり、ゴルフコンペで一緒に回ってお話したりした。
「志村けん、コロナ感染」
の報せから早かったね。
重症ではないと言われ、2〜3日で重症化と言われ、3〜4日で人工心肺と言われ、あっという間に帰らぬ人となった。
偶然にも昨日がオイラのオフクロの1周忌だった。
オフクロの命日が志村けんの命日になった。
ちょうど1年前の今日、葬儀社によって病院から自宅に戻された母親に手を合わせていた。
昨日もカミさんとアレがコロナと重なっていたら帰国もできなかったし、葬儀もできなかったし本当に大変だったねと話したところだった。
母と共に、昭和の爆笑王志村けんにも合掌。
★ バンコクでときどき一緒に自転車に乗ってたりした友人が若い頃、TBS映画社の技術スタッフだったことを昨日知った。
彼は、1985年から89年くらいまで
「8時だよ!全員集合」
「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」
の照明さんをしていたらしい。
で、オイラはというと、広告会社の新入社員として1983年から89年くらいまで
「8時だよ!全員集合」
「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」
の番組制作現場で立会いをしていた。
同じ制作現場にいたことになる。
なんと世界は狭いことか。
オイラの「立会い」という仕事は何かというと、その番組を提供しているスポンサーの代理として
「スポンサーにとって不利益な番組になっていないかどうかをチェックする」
というぼんやりとしたものだった。
それでも予めスポンサーに渡っている台本通りに進行しているかを台本を見ながら確認したり、スポンサーの商品が番組内で目立つように配置されているか、また出演者から粗末に扱われたりしないか、を用心深く監視したりしながら頑張っていた。
その時オイラが代理をしていたのは「ロッテ」というスポンサーで、ドリフ番組の最大スポンサーだった。
その為、よくロッテの商品をセット内に置かせたり、演者に食べさせるという「仕込み」を行うんだが、志村けんは本当に要注意人物で「ロッテ」の商品を投げつけたり、口から吐き出したりして、その度にオイラは番組ディレクターに泣いて「やめてくれ」と頼むんだけど、どうにもならなくて、翌週会社で怒られるという繰り返しだった。
志村けんは、そういう意味でオイラには怖い存在だった(笑)。
★ もとママ [ 震えが来るほど冷やすのがサービスだと思っているんですよね。私も初年度は見事に体調を崩しました。お大事に。]
★ Jun [>もとママ ありがとう。早めに寝るわ。]