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★ 2020年、新年となりました。今年もどうぞよろしくお願いします!
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オイラとカミさんは、この年末年始をコルドバという地で迎えた。
ここスペインでは年末年始のカウントダウンがちょっと珍しい。
カウントダウンは町中の人々がオイラの宿から徒歩10分ほどのところにある広場に集まって新年を祝うと宿のエレナに教えてもらったので行ってきた。
これは面白い!
実はこんな風習があることをオイラは知らなかったよ。
さて、この2020年がみんなにとっても今までで最高の1年になりますよう!
オイラは今年もまだまだ「攻め続ける」よ!
★ コルドバ元旦の朝に早朝ウォーキングを兼ねてローマ橋まで。
朝焼けが美しかった。
夜通し騒いだ後、といった感じの若い男性グループが正装を少し崩した感じでローマ橋の真ん中でワアワアと歓声をあげていた。
コルドバの旧市街はまだ中世の面影をそのまま残した風情で青い空、白い壁、壁の花が映える。
昼間っからバルやタベルナをハシゴしてビールを飲んでふらふらするのは気持ちがいい。
でもちょっと疲れたのか、昨日は夜9時には爆睡してしまった。
さて、今日から2泊、旅の最後のクライマックス、グラナダへ向かいます!
★ 2日にコルドバからグラナダに移動。グラナダはスペイン文化とアラブ文化が融合した非常にエキゾチックな町並み。
その中でもイスラム時代の風情が残っているアルバイシン地区はもっとも古く、世界遺産に認定されている。
オイラはその世界遺産の中に宿を取ったのだが、とにかく細い迷路の一帯で宿から何度も行き方を知らされていたにも関わらず迷ってしまい、村の入口まで迎えにきてもらう羽目に。
ここグラナダでの、そして今回のアンダルシア旅行のハイライトは何と言ってもアルハンブラ宮殿だ。
そのアルハンブラ宮殿は最終日に取ってあるので、一昨日、昨日はこのグラナダの迷路を彷徨ったり、バルをハシゴして飲んだくれる。
そして昨日は酔っ払った体のまま「サンミゲルアルト」の丘の頂上まで登る。
途中なんどもハアハアと立ち止まるほどキツかった。
このエリアにはいまだにジプシーが群居している。洞穴で貧しい家を造った一人のジプシーが小さな庭でギターを弾いていて何とも牧歌的だった。
ようやく辿り着いた頂きからのサンセットビューは登りの疲れを吹き飛ばす。
左の丘の上に見えるのが憧れのアルハンブラ宮殿だ。
今日はこいつを制覇する。
★ 5日の朝にスペイン、マラガの宿、パラドール・デ・マラガを車で出発。空港までの約30分は「Time to Say Good bye」を繰り返し繰り返しかけ、オリーブ畑が朝陽に染まるのを見ながら走った。
お昼頃マラガ空港を飛び立ち、現地時間夜8時45分にモスクワに到着。
バンコク行き搭乗時間が8時50分という短時間乗り換えのため、パスポートチェック、セキュリティチェックを焦って通過し、そのまま隣のターミナル22番搭乗口までカミさんと二人で一気に走った。
搭乗はすでに始まっていたものの、列の後尾に付き無事にモスクワを立つことができた。
バンコク到着は現地時間で翌朝の10時30分。
スペインでは深夜0時30分。
カラダが起きていいんだが寝ていいんだか判断つかずに頭も体もボーッとしてしている。
本当は疲れがあって少し眠りたいんだが、ここは寝てはいけないと考え、すでに業務が始まっている会社スタッフとのオンライン打ち合わせや取引先へのメール返信など、早速仕事モードへ自分を突き落とす。
夜は久しぶりに家族全員が揃い、それぞれの年末年始(娘家族はオーストラリア、息子は自宅正月)を報告し合いながら夕食をとった。
★ 昨夕は娘と二人でクライアントの打ち合わせに出た帰りに病院に寄って直帰。
肺の機能が弱い玄貴は疲れが出ると気管支がゼロゼロして幼児ICUで入院治療を行わないといけない。
最上階の幼児ICUは他に患者もなく、がらんとだだっ広い中で看護士4人と玄貴が遊んでいた。
看護士から
「ほら、誰が来たの?」
と声をかけられた玄貴は嬉し恥ずかしの表情を見せた。
しばらくオイラも床に座り込んでヤツと遊んだが、今日一緒に家に帰れると思っていた玄貴はまだ退院できず、帰り際に大泣きする。
顔を見るのは嬉しいが、別れ際が辛い。
早く元気になっておくれ。
★ 1週間ほど幼児ICUに入院していた玄貴は昨日の午後に退院してきた。
ここ数日バンコクはPM2.5の数値が最悪で、退院しても気を抜けない。
あまりにも空気がざらついているのでオイラとカミさんも朝のウォーキングをやめているし、午後の太陽がぼんやりと目視できるほどだ。
これほど広範囲の大気汚染が問題になっていても今後中国やインドが自国の経済活動に制限をかけてまで取り組むとは思えないし、近隣の被害が増えるのを指をくわえて見ているだけなのは悩ましい。
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オイラは仕事始め早々にエンジン全開のスケジュールで疲れがたまったのか、珍しく日曜日の朝に8時近くまで目が覚めなかった。
そしてこれから令和2年初のマレーシア。
今年も波乱万丈、泣き笑い、悲喜交々、浮き沈みたくさんの日々との取っ組み合いを精一杯楽しんで、気力体力の続く限り突っ走っていきたいと思います!
★ 昨年末からマレーシアオフィスのジョンが脊髄神経系の病気で入院。
しばらくは下半身が動かず、自力では上体を起き上がらせることもできない状態だったが、理学療法を続けて少しずつ回復、体が動くようになってきた。
まだ自分で歩くことはできないが、ベッドの上に上体を起こしていられるようにリハビリを行なっている。
彼はもともと病弱で、お兄さんも4年前にガンで亡くなっていることもあり、ご両親も
「お前は絶対に死なせない」
と精一杯の医療を受けさせている。
今はなかなかジョンと連絡が取れないので心配だが、この回復基調に乗って早く元気になって欲しい。
昨年は終盤になってからマレーシアオフィスのライが拡張性心筋症で緊急入院。
親御さんの業務復帰反対もありそのまま退社することになった。
病気でスタッフがいなくなるのはとても辛い。
ということで今はタイとマレーシアの両方でエンジニアの採用活動中。
健康で元気な候補者求む!
★ 今日は前々から気の重かった日本の資本提携パートナーとの会議。
午後2時 月例会議
午後3時 四半期会議
午後4時 リージョナル会議
どうしてこう日本の会社は会議が好きなんだ。
わかっているけど会議って言ったって報告し合うだけで具体的な解決策なんか誰も提示しない。
それで挙げ句の果てに
「解決策を見つけるためにもっと詳細な情報が欲しい」
ということになる。
結局報告するための詳細資料作りがどんどん増えていく。
オイラがマレーシアの駐在員だった頃は本社の海外部、特にアジア関連は緩かったから毎回ほとんど変わりのないA4ペライチの報告書をFAXで送りつければ終わりだった。
どうせ本社もろくに読んでないだろうし。
最近は「業績が上がらないのは管理不足だからだ」なんていう見解が正論ヅラしているので各社とも分厚い報告書作成に追われて本業の時間が減っちまうのだ。
結論のない会議するくらいなら動けっての。
★ KL一人滞在だと食生活が一気に雑になる。
一人で飯を食うのが寂しくて苦手なので面倒でも自炊を選んでしまう。
一応近所のスーパーで野菜は買うのでサラダは食べるんだけど、あとはスパゲティを茹でてフライパンで炒めてマヨネーズとケチャップと醤油を少し垂らしたもので終わり、とか。
具も何も入ってないのがジャンキーなお子様ランチ風で美味い。
で、翌日も同じもの作ったりして。
今晩もケチャップマヨネーズ醤油スパにしよーかなー。
ほんとに毎日献立考えて買い物して料理している方々はすごいよ。
ところでジョンから連絡があって、歩けるようになったと。
予想より2倍早く回復していると医者が言っているらしい。
もしかしたら今回のKL滞在でジョンに会えるかも知れないな。
まあでも焦らず無理せずでやりましょう。
さて明日は久しぶりに外食。
GACKTも食べに来る京都美人焼肉でテルさんの料理を。
GACKTに会ったら「すべらない話、MVSおめでとう!」って言おう。
★ 昨日は嘘のような仕事の発注があった。
もともと某日系クライアントのアジア統括本部からその会社のシンガポール支社を支援する仕事を頼まれて作業準備をしていた。
ところがさあ始めましょうか、という段になってこのシンガポール支社が
「今シンガポールでやっている施策と方向性が合わないので辞退したい」
とアジア統括本部に連絡があったのだ。
しかし、アジア統括本部ではもう予算は取ってある。
仕方がないので急遽支援先を切り替えてマレーシア支社に話をした。
マレーシア支社は統括本部からの支援を喜んで受け入れた。
アジア統括本部ではマレーシア支社支援に切り替えて進める算段を始めた矢先、シンガポール支社から「方向性が合わないことはなかった」と改めて支援を受け入れる連絡があった。
アジア統括本部、困った。
もともとはシンガポール支社支援の予算だ。
だが、今さらマレーシア支社に「あれはなかったことに」とは言えない。
結局、アジア統括本部の下した決断は、
「山森さん、予算を増やすので、時間がなくて申し訳ないんだけど、シンガポールとマレーシアの両方をお願いできませんか?」
というものだった。
もっちりんやりますよー!
クライアント内の段取りミスで仕事がキャンセルになる話は山ほどあったけど、増えちゃったのは初めて。
★ 今日はKLソフトボールでライバルのJスポに26−3の大勝。
オイラも打っては5打数4安打、投げては3失点のみの完投でチームMVPとなった。
もうめちゃくちゃ気持ちいい!
これで2勝2敗。先頭チームが1敗しているからまだ優勝戦線脱落ではない。
これからしっかり勝ち続ける0
一方、JalanJalanはライバルGUTSと4−4の引き分け。
最終回に満塁走者一掃の2塁打を打たれ、エラーも絡んで同点にされてしまった。悔しさの残る引き分け。
まあでもまだ無敗。このまま優勝を目指す!
★ 明日バンコクに戻ります。
入院していたジョンはまだ通院しながらリハビリしてるけど、今日オイラに会いにヨタヨタとオフィスまで来た。
元気そうな表情を見て安心。
マレーシアは今週末からチャイニーズニューイヤー。
街角では正月用の飾り付けを売る店が。
他の食品店などの店先にも大量のハンパーが並ぶ時期に。
そして今日オイラは1年でこの時期にしか手に入らないくわいチップスをゲットした!
★ マレーシアで車を買ってから5年、走行距離35,000km、ここまで1回も点検を受けていないことをベロニカが心配して、頼むから今回は行ってくれと言うのでワークショップに出した。
ワークショップの人たちも呆れて笑っていた。
タイヤはもう期限切れだというので、4本とも新品に取り替えた。
エンジン内部もクリーンアップし、オイルなども入れ替えし、いろんな老朽化部品も取り替えた。
走りはスムーズに見違えたか?とベロニカが訊いたが、オイラは特に何も変化を感じなかった。
こんなことなら次回は10年は点検なしで乗ってやる。
★ 昨日は新規クライアントに対して4社コンペによるプレゼンがあった。
マレーシアから戻ってきた一昨日、担当チームが作成したプレゼン資料をチェック。
内容がオイラには響かなかったので、やり直しになった。
先方を「これで行きたい!」思わせる山が何もない。
ましてコンペなら「この会社を選びたい!」と思わせるウチならではの魅力がなければ勝てるはずがない。
この歳までプレゼンやコンペをやり続けてくると、提案資料を見ただけで勝てるかどうかほぼわかる。
もう1日しかなかったけれど、追加の調査や分析、クリエイティブの変更など突貫工事で当たらせた。
プレゼンはどんなに体裁が良くてもアイディアを見せても、相手が「なるほど!」と唸るようなストーリーがなくては勝てない。
「1枚1枚のスライドを紡いで相手の心を揺さぶる組み立てを作る」
という意味ではオイラにとってプレゼンは演劇であり、映画制作であり、エンターテイメントである。
「お客さん」の反応は良かったが、さて興行収入はいかに?
★ 昨日の午前中はバンコクソフトボールだったけど、週末ほんとに何もしなかった。
日がな一日リビングのビーズソファに埋まって映画を観たりウトウトしただけ。
贅沢な時間だなぁというありがたい気持ちと、何かいろいろやれることがあったんじゃないかという後ろめたさが交錯して月曜日の出勤を迎える。
週末だからどこかへ出掛けようという気持ちより休もうという欲求が勝るのは年齢から来るものだろうか。
月曜日の朝からじじ臭い話は置いておいて、さて皆さん、JalanJalan25周年記念オフ会の日にちが決まりましたよ。
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開催日 : 2021年2月27日(土)
開催場所: マレーシア / KL
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日本からも多くのJalanJalanの仲間たちが超久しぶりに集います。
現在考えている趣向では、昼間にマレーシアの新名所「スカイミラー」でみんなで記念写真を撮って遊び、夜はご飯を食べて盛り上がろう、というものです。
スカイミラーはKLから車で1時間ほど。ボート移動のツアー参加なので費用などはまたここでお知らせしますね。
まだ1年先と思わず、しっかり予定を入れておいてね。
1年なんかあっという間に過ぎ去るからね。みんな待ってるよ!
★ コロナウィルス感染が広がる中、武漢の在留邦人はいろいろ大変だろう。
大都市の封鎖はまるでSF映画の世界。
日本政府はチャーター機を飛ばして邦人の帰国を支援するらしいが、そのチャーター機に乗るのは、それはそれで大変な決断じゃないかと思う。
もし、バンコクで同様のことが起こってもオイラは会社のスタッフを残してそのチャーター機に乗ることはできない。
タイ人の仲間たちはそこからどこへも逃げることができないのだから。
武漢の日系企業駐在員たちは「会社の命令」を大義に帰国するかも知れない。
だけど、次にいつ戻って来られるのかはわからないのだ。
今はネットの時代だから、メール、チャット、ビデオ会議で繋がれば、業務自体にそれほど大きな支障は出ないかも知れない。
しかし、ディスプレイを隔てて一方が汚染地帯で一方が安全地帯という気まずい状態が続くのだ。
仮に数ヶ月後に再び武漢に戻ったとして、今まで通り現地スタッフたちと信頼関係を築けるだろうか。
きっとどこかに見えない溝ができて、その溝が埋まることはないだろう。
寅さん風に言えば
「そこが駐在員のつれぇところよ」
なんだ。
★ 中華系の多いマレーシアでもコロナウィルス対応を27日付で首相官邸が発表し、外国人ビザ管理当局からオイラのところへも連絡が来た。
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「マレーシア政府は、中国武漢市と湖北省からの外国人知識労働者(FKW)のすべての移民施設を保留することを決定しました。そのため、武漢市と湖北省で発行された中華人民共和国(PRC)パスポートの新しい申請は、通知があるまで処理されません。」
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武漢市と湖北省関係者は大変だ。
タイでもマスクをしている人が多い。BTSやMRTの乗客は露骨に中国人観光客に近づくのを避け、中国人たちの周りには空間ができている。
日本の友人たちもこわごわ出勤し、外出不要の家族はできるだけ家の中に引き篭っていると言っている。
そんな中、オイラは今日は観光客がわんさか集まる自宅コンドの隣にあるフェスで金夜の野外ライブを聴きながらビール飲もうと思ってます。
★ Yukiko [あけましておめでとうございます!スペイン楽しそうですね。 私は元旦から出張で、いま空港ですorz。今年もよろしくお願..]
★ Jun [>YUKIKO 新年メッセージありがとう!今年もよろしくね〜。新年早々忙しくていいねー。頑張ってね!]