|
★ 今朝、朝イチで就活学生へのセクハラがテーマになっていて思い出した。
オイラの幼馴染で学生時代も仲の良かった一つ年上女子が、マスコミ就活をしていた時の話だ。
彼女と共通の知り合いに映画やテレビドラマを作っていた一人のプロデューサーがいて、テレビ局入社を目指していた彼女はその知り合いにいわゆる「先輩訪問」を申し込んだ。
業界関係者と会うのが一番近道だからだ。
オイラも彼女も、その知り合いから
「女優やタレントは監督や演出家と寝て仕事を勝ち取り、のし上がっていくものだ」
と当時の業界常識を散々聞かされていたので、その知り合いが
「じゃあ、プロデューサー仲間やテレビ関係者と飲み会があるので来るか?」
と誘われた時、彼女はちょっと怯んだ。
しかし、一方でそんな夢みたいなチャンスもないわけで当然彼女は行くことにした。
その飲み会の当日彼女は
「Junちゃん、私、覚悟はできているの。今晩は誰かと寝ることになる。でも絶対チャンスを掴むの」
と、少し血走った目でオイラに言った。
きっといろいろな葛藤を乗り越えた上での彼女の決意だったのだろう。
.
しかし、彼女は飲み会で誰からもセクハラを受けず、無事に帰宅した。
(少なくとも彼女はオイラにそう言った)
オイラは少しホッとしたが、女性がやりたい仕事に就くって大変なんだな、としみじみ感じた。
結局彼女はテレビ局でなく、大手出版社の編集者になり、翌年オイラは広告代理店に入社。
彼女は持ち前の上昇志向と才能で有名編集者や著名カメラマンらに引き上げられ、どんどん有名になっていった。
ときどき彼女とは業界人ぽく六本木や西麻布で深夜まで飲んだりしたが、オイラがマレーシアに赴任してからは会っていない。
今は有名カメラマンと結婚・離婚をしてニューヨークに住んでいると噂で聞いた。
マスコミって大変な業界ですね。肉食獣しか生き残れないイメージ。IT業界からすると異世界くらい違う感じがします。
>Yukiko<br>昔はね。今はもう様々なコンプラで極々普通の業界になってると思うよ。