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★ 今日は日本の資本提携しているパートナーとの月に一度の営業ビデオ会議。
先方は会長、社長他経営幹部がズラッと出てくる。
ここの会長(74才)はオイラの元会社での直属の上司だったこともあり、会議室のスクリーンにオイラの顔が大写しになった途端、
「おい、山森、ちょっと次回から少し化粧してくれよ。このサイズのアップはツライぜ」
そっちで見えるサイズは知らんがな。大写しにしてくれと頼んだ覚えもないし。
社長は、
「次にそちらに伺うのは来年後半かなと思っていましたが、娘さんと息子さんが実務を始めてられるのでしたら来年早々にご挨拶に行きますよ」
と言う。
そんなまだ見習いの2人に会いに来なくてもいいよ、と思うのだが
「あまり時間が経って偉くなられてから『挨拶が遅い』と言われても困りますからね」
そんなすぐに偉くならないって。
仕方がないことだけど、周りから期待されると身が縮む思いがする。
今日はタイは祝日だが、その娘、息子はやはり今日も出社して仕事をしているらしい。
仕事が命だった前任のナミでさえ、さすがにここまで打ち込んではいなかった。
前出の会長が
「家族が会社に入ることを昔はいろいろ言ったけどな、山森、やはり身内は本気で支えるからこれからの会社の成長は俺も楽しみだよ」
とPCのモニター越しに言った。
確かにそうかも知れないし、そうなったらいいなと思う。