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★ 膝が痛くてどうにもなりゃせん。
膝というか膝の裏の筋なのかな。
座って仕事していて席から立つと一歩が踏み出せないほどいたたたたとなる。
ほんとやだな、こういうの。
歩き回ることもできないし、泳ぐこともできないし、部屋で静かにしているしかないわけで。
だから邦画3本も観ちゃったよ。
「彼女がその名を知らない鳥たち」
「君の膵臓をたべたい」
「永い言い訳」
気分が晴れない時は、スカッとわかりやすいハリウッド映画よりもむしろ陰鬱として小難しい日本映画の方がその場にドヨンととどまれていいね。
「彼女が・・」の蒼井優と阿部サダヲはさすがによかった。
洋画では昨日KL-BKKのフライトで観た
クリントイーストウッド「運び屋」(原題「The Mule」)
はよかったよ。クリントイーストウッド監督の映画も社会派で切なくてどれもみんないいね。
今日からタイは三連休なのでお勧め邦画あったら教えてください。
★ JalanJalanソフトボールチームの2年ぶりのリーグ優勝を伝えるJJスポーツが発行されたよ。
JalanJalanとJ Bothersは今週末のプレイオフ戦に進出。
それまでにオイラの膝は動くようになるんだろうか・・
とりあえず今日も邦画観るわ。
「百円の恋」
から。
★ 昨晩は、3月末からバンコク駐在となった従兄弟と夕食を食った。
オイラより4つ年上の従兄弟で子供時代はよくサッカーや野球を一緒にした仲のいいアニキだったが、社会人になってから彼はアメリカや中国駐在が長く、オイラはマレーシア、タイだったので、数えてみたら
35年ぶり
の再会だった。
彼のお父さんがオイラのおふくろのお兄さんになり、兄妹は仲が良かったので我々もしょっちゅう一緒に遊んでいた。
そのお兄さんは昨年末に亡くなり、まるで後を追うようにおふくろは3月に他界した。
飲みながら彼のお父さんやウチのおふくろの話、そしてその両親の話、親戚の話などを聴いた。
まるでファミリーヒストリーだった。
思い返せばオイラは親父やおふくろから彼らの両親の話をほとんど聴いたことがなかった。
「ほんとにジュンは何にも知らないんだな」
と昨日従兄弟にも言われたが、ほんとに何にも知らなかった。
ウチのおふくろの両親、オイラの祖父母は結婚する前、実家のある小田原の御幸が浜で
「あそこまで泳ぎましょう」
と遠泳デートを重ねていたらしい。
祖母はおふくろを産んですぐに亡くなった。だからおふくろは自分のお母さんを知らない。
祖父もその何年後かに亡くなった。だからおふくろは若いお父さんしか知らない。
子供の頃、夏休みに小田原に行くたびにオイラはおふくろに連れられて御幸が浜で遠泳をした。
今思えば、その遠泳でおふくろは両親の面影を探していたのかも知れない。
それにしても遠泳デートって・・・
でもあれが基礎になってオイラは水泳の選手になった。
オイラは自分のことばかり考えて生きてきた。
おふくろが生きているときにもっともっともっといろいろおふくろの話を聴いておけば良かった。
★ ネット広告の世界では、バナー広告やFB広告などが
「何人に表示されるか」(リーチ)
と、
「何回表示されるか」(フリークエンシー)
が広告費を算出する上での基準になる。
リーチは大きければ大きいほど良さそうだとわかるんだけど、一人のユーザーに何回表示されるかについてはしばしばクライアントと議論になる。
その議論の原因になるのはよくユーザーから聞かれる
「この広告なんども出てきてウザいな!」
という声だ。
クライアントは自分のブランドが「ウザい」と思われたくない。
「ブランドイメージを毀損する」
と考える。
「あんまりウザく思われるのは困るので一人のユーザーに2〜3回表示されるくらいに?」
と腰が引けてくる。
一方で当然ながら広告によってユーザーに商品を買ってもらわなければならない。
「もう少し増やして3〜4回くらい?」
と売上ノルマが頭をかすめる。
では、実際にユーザーはどのくらい同じバナー広告やFB広告を見て購買行動に移るのかというと
.
7〜8回
.
程度その広告に触れて初めて「買おうかな」と広告をクリックする。
1〜6回目くらいまでは、目で見ているのに記憶に定着していないし、買う動機にも繋がっていない。
「なんか最近、この広告よく出てくるけど、なんなんだろ、ちょっと見てみるか」
とようやくクリックに至るのがだいたい広告が最初に表示され始めてから7〜8回目ということなのだ。
その商品に興味のない人には「ウザい」回数なのだが、ちょっと気になる人には「買ってみよう」と思わせる回数になる。
オイラはこの7〜8回までの過程を
「動機の熟成」
と名付けている。
営業マンでも控えめで奥ゆかしい奴よりも「こいつ、しつこいなー」ってくらい図太い奴の方が結果営業成績はいいものだ。
★ 昨日は現在中国深圳に駐在している高校時代からの親友がバンコク出張でやってきたので久しぶりに飲んだ。
彼は来月定年だが、いわゆる定年延長でそのままあと数年深圳で責任者として残る。
「この年齢までお互い海外で仕事をしているなんて高校時代は思いもしなかったなぁ」
と言いながら昔話に花が咲いた。
それ自体そもそも相当ジジくさいのだが、そのうち
「自分が死んだら棺桶に何を入れて欲しいかを今のうちに申告し合っておこう」
という話になった。
「オレの棺桶には黒霧島を入れてくれ。それから自家製の、自家製じゃなきゃダメだぞ、イカの塩辛を両手に握らせてくれ」
酒好きの彼は冥土までの道を焼酎とイカの塩辛でのんびり行きたいのだそうがだ、なんだか火葬場が臭くなりそうだ。
「火葬になったらオレの骨の粉をグラスに入れ、たっぷりロックアイスを入れ、骨の粉が舞わないように静かに黒霧島を入れて、お前が飲んでくれ」
やだよ。
オイラが頼んだのは、
「顔の周りはピーナッツ、皮つきのやつじゃなきゃダメだぞ、千葉産のな、で埋めてくれ。それからゲソ揚げを両手に握らせてくれ」
彼は
「よし、ガッテンした!」
と手を差し出したので両者は力強い握手を交わした。
★ 今日は朝フライトでKLへ。
自宅で「なつぞら」観終わったらすぐにGrabで空港に向かった。
道すがら、TBS水曜ジャンク「山里亮太の不毛な議論」をラジオクラウドで聴いていた。
オイラはけっこう昔から
.
山里亮太の不毛な議論
バナナマンのバナナマンゴールド
おぎやはぎのメガネびいき
爆笑問題カウボーイ
エレ片のコント太郎
三四郎のオールナイトニッポン
髭男爵ルネッサンスラジオ
トータルテンボスのぬきさしならナイト!
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などお笑いパーソナリティのラジオのリスナーで、時間を選ばず聞けるネット配信で全ての放送回を欠かさず楽しんできた。
しかし、今回の「山里亮太の不毛な議論」は蒼井優との結婚記者会見をした日の夜の収録なので出がけにカミさんにも聴取を勧めて家を出た。
そして、不覚にもこの回のエンディング、ラウンジで朝飯を食いながら泣いてしまった。
山ちゃんのラジオで泣くなんて(笑)。
番組プロデューサーがSNSにアップしたその時のスタジオの様子がこれ。
ゲストで出演していたシズちゃんとaikoも大泣き。
あとでカミさんに感想を聞いてみたら、カミさんもエンディングで号泣して化粧ができなかったと言っていた。
もし聴いてない人がいたら「ラジオクラウド」で「不毛な議論」聴いてみてください(笑)。
さて、KLIA2に到着するとハリラヤ休みの金曜日ということで海外からの帰国連中でイミグレは地獄の様相だった。
だって、写真のようにイミグレのホールに入る遥か手前から長蛇の列だもの。
オイラはマレーシアで働く外国人専用のe-Gateというのを利用できるのでありがたいことに列に並ぶことなく外に出ることができた。
この分だと明日、明後日のイミグレはカオスになるだろうよ。
★ 一昨日は久しぶりにペパマスと二人で飲んだ。
シラチャの海に面したおしゃれな日本食レストランを経営しているけれど、いよいよ店を売って日本に帰ろうと思っていると告げられた。
この5年ほどいろいろ苦労があって心労で体に蕁麻疹が出たり、寝られなかったりと苦しい中で、深夜まで仕事をし、朝5時に娘二人の弁当を作るというシングルファザー生活に身も心も疲れ果ててしまったと言う。
一緒に頑張ってきたマレーシア起業先輩も疲れ果てた、と会社を売って日本へ帰ってしまったし、とうとう戦友のペパマスも帰ってしまうのか。
彼の話では、タイの日本食業界ではほとんどの店が採算が取れておらず、みなできれば店を閉めて日本に帰りたいと思っているらしい。
「それでも俺はせいぜい5年の苦労だけど、山森はもう20年も苦労しているのに力尽きないのはすごいな」
と言われた。
「人生、どこかの時点からやり直せるとしたらどこに戻る?」
とペパマスに訊かれたが、
「いや、戻らないだろうな。今までうまくいってないけど、これから上手くいくような気がするんだよね」
と答えると
「ワッハー!オメーは、つえーよ!」
と大笑いした。
どんなに苦境でも「なんか自分はやれるような気がする」という単細胞的、根拠のない自信。
これが楽しく生きていく上で最強の武器なんだろう。
★ 昨日カードキーやBTS、MRTカードなどが全部入ったカード入れを無くしたと娘から家族LINEにメッセージが入ってからしばらく対策を話し合っていたところ、タクシー運転手がコンドのセキュリティまで届けてくれたと連絡があり、タイのタクシーもいい人おるやん、とほんわかしている週明けでございまする。
昨日はKLソフトボール、プレイオフシリーズ第1戦。
JalanJalanはAリーグ4位のSOEMと対戦し、順調に15ー5のコールド勝ち。来月完全優勝をかけてAリーグ2位3位戦を制したREDSと戦う。
一方BリーグのJ Brothersの方は、Bリーグ優勝者のマコタと対戦。
なんと創部以来一度も勝てなかったマコタに乱打戦を制して17ー13の大金星。
来月は、Aリーグ7位のTeamSとリーグ入れ替え戦に出場する切符を手に入れてしまいました!
試合後の祝勝会での議題は
「リーグ入れ替え戦に勝つか負けるか」
で、噂によるとAリーグ万年最下位のTeamSは、ここで負けて Bリーグ陥落を狙っているとか。
「鶏口牛後」
Aリーグで毎月ボコボコにされるならBリーグで勝ちまくる方が楽しいと思う気持ちもわかる。
J Brothersでもずっと「Aリーグには行かない」というのが暗黙の了解だったけど、いざ入れ替え戦の切符を手に入れてしまうと
「やるならやったろうかい!」
という声がチーム内からも上がり始め、来月のTeamS戦は俄然面白くなってきた。
★ 昨日からベロニカとジョンがバンコクへ出張し、タイチームと一緒に共同プロジェクト作業中。
オイラはKLで別案件の打ち合わせがあったためKLに残り、今夕バンコクに向かう。
今回オイラの会社が受注したのは、クライアントにとって全く経験のない新規事業であるばかりでなく、オイラの会社にとっても初めて手がけるプロジェクト。
デザイナー、プランナー、エンジニア、営業など各専門スタッフが今までの経験やノウハウを持ち寄り、活かして新しいものを創造していくのはとてもチャレンジングな作業だが、きっとこれから予測もしていない問題にたくさんぶち当たっていくことになるだろう。
クライアントと我々が一緒に成長して、タイという国に新しい価値を生み出すことができたらうれしい。
明日1日彼らと一緒に作業点検をしたら、明後日朝から今度は一時帰国。
転倒して大腿骨を骨折し、長らくリハビリ入院していた父親(88歳)が退院してくるのでその手伝いを兼ねて。
もう日本はだいぶ暑いでしょうか。
★ 「お恥ずかしい話ですが解雇になりました」
今でも頻繁に一緒に仕事をしている日本の取引先の部署長からいきなりこんなLINEが入った。
明日からの一時帰国でも仕事の打ち合わせで会うことになっていたので驚くばかりだ。
解雇の理由は
「パワハラ」。
終業時間後の酒の席だったらしいが社内スタッフから訴えられてしまった。
昔の日本では上司に飲みに連れて行かれて叱責されるなんてことは日常茶飯事だったけど、今はこんなに簡単にクビになっちゃうんだと生々しく実感した。
先日マレーシア起業先輩も再就職先の会社で部下に説教をしていたら隣の部署長が慌ててやってきて
「パワハラになるよ!」
と警告されたと言う。
微妙になった「指導」と「パワハラ」の境界線をどう処理するか不安な人はタイの会社で働いてみたらいい。
ちょっと押せば辞めてしまうタイ人と働くことでフェザータッチの管理術を習得できる。
★ 空港に向かうGrabがもの凄く荒い運転をする奴で、ハイウェイ走行中、分岐路直前で道を間違ったことに気づき、ウィンカーも出さずに急な車線変更をするものだから隣の車線を走っていた白のカムリにバコンガガガガと大きな音を立てて接触した。
相手の車はオイオイオイという感じでウィンカーを出しながら減速したが、こちらの車はすでに別の分岐路に入ってしまったのでお互いの車の距離はどんどん離れていった。
明らかな当て逃げ。
その後もこの運転手は懲りる様子もなく、ウィンカー無し、車間距離無しでどんどん車線変更をする。
先週、自分の運転免許証更新手続き中に1時間にも及ぶなんだかとてもレベルの低い運転マナービデオを見せられて辟易したが、こういう輩がいるから仕方がないんだなと納得した。
空港で降りてボディを見ると左側前方がボッコリガガガガと大痛手を負っていた。
見ると後ろのバンパーも凹んで外れかかっていたから、こいつは常習者だなとわかる。
とにかく大事故寸前のところで回避し、無事に空港に到着できてよかった。
とりあえずこれから日本に向かいます。
★ やりました!
JalanJalan開設以来のアクセスが、とうとう
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20,000,000
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を超えました!
いつ終わるかいつ終わるかと思いながらダラダラと続けて23年。
20,000,000人ものジャランジャランをどうもありがとう!
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ついては、2年後、
2021年2月26日(金)に25周年記念イベントやりましょう!
これはJalanJalan3女王のご承認を得た正式発表です。
まだ時間があるので今からみんなスケジュール空けてマレーシアに来る準備を始めてね!
★ 久しぶりに父が療養している病院に見舞いに行った。
転倒による大腿骨骨折で3月半ばから入院していたが、3か月経って来週半ばに退院になる。
しばらくぶりに見た父はだいぶ痩せ細って、声も小さく弱々しくなっていた。
病院食をちゃんと食べてないからなんだろうが、入院しているんだから栄養の心配をする必要はないだろうし、きっとこのくらいがむしろ父にとっては健康に近い体重なんだろう。
父はとにかくマグロが大好物なので
「退院の日には退院祝いにマグロの寿司を食べに行こう。好きなだけマグロを食べてよ」
食が細くなっているのでせいぜい2〜3貫しか食べられないのだが、それを聞いた父は、目をまん丸くして両手を大きく広げてバンザイの形をしてから胸の前で手を叩いて喜んだ。
真面目で割に厳格な父がバンザイをして手をたたいた。
あの父が・・
子供に返っているのだろうかと思うと一緒に退院祝いをできるうれしさと共にちょっと切ない気持ちになった。
★ 一昨日、昨日と日本のパートナーと会議だったけれど、昨日は午後次の予定まで少し時間が空いたので地下鉄表参道で降り、表参道や裏原、竹下通りをブラブラと明治神宮前まで歩いた。
夜は千朝の離婚協議で大変お世話になった元会社の先輩ご夫婦と会食。
お店は下北沢にある「七つ海堂」。
元会社の同期夫婦が脱サラしてやっている美味しい手打ち蕎麦屋だ。
先輩は65歳になるが、愛知万博を仕切った手腕を買われて東京パラリンピックや大阪万博の仕切りを頼まれている。
大阪万博までまだ6年あるが、今からその展示の企画が始まっていると言う。
昔はそんなスパンでも何となく企画が進められたけれど、今のこの技術進歩の早さでは、果たして6年後にどんなことが「最新」になるのか今からではとてもわからない。
たぶん、先進のAI科学者でも読めない。
しかし、「何を体験させるか」によって万博のコンセプトが固まるわけで企画関係者は皆頭を抱えている、そんな状況らしい。
加速度的に時代が変化する、大変な世の中になってきた。
★ 昨日3ヶ月の入院生活を終え、親父が無事退院。
自宅に帰ってきた親父が一息ついたところで、弟と二人で、今回の母親他界、親父入院を節目として、これからは我々子供のいうことを聞いて「世話になる生活」に意識を切り替えるように諭す。
親父はありがとう、ありがとう、と頷いていた。
それは親父にとってはとても大きいことなので今後少しギクシャクするかもしれないけれど、わかってもらわないといけない。
弟が夕食の支度をする台所に入ると、大きなヒノキのまな板があった
「これはね、発想の転換なんだよ」
と弟が言う。
「ヒノキのまな板が欲しくてまな板探したらけっこう高くて1万円くらいするんだよ。だけどこれ、ヒノキ風呂の蓋を切ってもらったんだ。そうすると全く同じものが3千円で買えるんだよ。でもヒノキの香りがすごくいいよね」
こいつも両親の介護で苦労しながらいろんな世の中の仕組みを学んでいるんだな、と笑った。
★ 昨日は日本のパートナーと銀行と事業融資に関する打ち合わせ。
しかし、そんな打ち合わせもそこそこに銀行側が提案してきたのは
「個人資産の運用」
だった。
「今までの銀行業務だった融資や回収といったビジネスは実質3年ほど前に終わっているんです。現在は我々企業担当もこちらに力を入れておりまして」
と頭をかいた。
企業への運転資金融資てなものはもはや事業として成り立たないのだ。
「それで今のこの『2,000万円問題』、いや実際はマスコミが騒いでいるだけで問題でもないんですが、これが追い風になってまして・・・」
多くの人々が、
「金を貯めなきゃ、増やさなきゃ」
ということで、この特需の波に乗り遅れるな!と各銀行では発破がかけられていると言う。
実際、みんなが財布の紐を締めて貯金や運用に回れば市場で金が回らなくなり経済はどんどん落ち込んでしまうという逆効果なのだが、銀行はおかまいなしだ。
「最近は、FBが発表したリブラのような仮想通貨や様々なスマホ決済サービスが陣取り合戦をしていて銀行はその価値をどんどん失っています。生き残るためには何でもやらないと」
会社向け融資のために呼んだのに、個人資産運用のパンフレットを持ってきた外商チームはそう言い訳して説明を始めた。
全く興味ないし・・・
★ 最近部長は違う部署でありながら営業部のクワンがお気に入りで、責任者会議を抜け出しては膝の上で仕事をすることが多い。
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「部長、稟議書にサインがあるのでお戻りください!」
と部下が呼びに来てもこの顔で応じない。
★ 週末、母親の故郷である小田原に行き、小田原城お堀端にある親類に挨拶をした。
オイラが日本を不在にしている間、弟とこの小田原の親類たちが協力してウチの両親の力になってくれた。
彼らもみな高齢になっていたが、日本を出てから30年近く経ったオイラに会いに集まってくれ、再会を喜んでくれた。
オイラは不在中に自分の家族がお世話になった礼を言い、自分の親不孝を詫びた。
一緒に来てくれたすけさんと賢ちゃんと3人で箱根板橋にある母名義の別宅に荷物を置いてから箱根登山鉄道で箱根湯本まで3駅。
ゆっくりと温泉に入って心身をリセット。
小田原と箱根湯本の中間にある箱根板橋は、海と山がすぐ近くにあり、温泉と新鮮な海の幸の両方を味わうことができる。
金目鯛の煮付けは母の大好物だった。
今日は夕方のフライトでバンコクに戻ります。
★ 昨日深夜に帰宅しバスルームで手を洗いながら
「あ〜、現実に戻ってきた〜」
と思う。
日本人のくせに日本にいる時が非現実で、バンコクにいる時が現実ってなんだ。
どこが現実なんだかわからない生活に時々混乱する。
それで突き詰めるとこの混乱こそが本質に近いのではないかと思えてくる。
そもそも人が生きるところに「現実」はないという気づき。
オイラは次第にばぶぅ菩薩に近づいているんじゃなかろうか。
来月いよいよ還暦を迎える歳になり、人生の真理が見えてきたのかも知れないと思いながら体重計に乗って悲鳴をあげた。
これが日本で過ごした10日間の現実なのか!
★ スマホに入っているヘルスアプリを確認してみたら、日本滞在中の1日当たりの
歩行距離は約10km
歩数約15,000歩
上った階数18階
という結果だった。
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一方、タイ在住時の1日当たりの
歩行距離は約4km
歩数約6,000歩
上った階数4階
と、朝50分のウォーキングをしても日本の日常の半分以下だ。
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膝不調でウォーキングに出ない日は、
歩行距離は約1km
歩数約1,500歩
上った階数1階
と10分の1になってしまう。
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日本人長寿の理由は、ヘルシー和食もあるけれど、とにかく毎日よく歩くということではないだろうかと考える。
とは言え、あの通勤満員電車はストレスだ。
わざと肘を広げてオイラの腕に突き刺すようにしながらスマホを弄っている意地悪なヤツにも遭遇した。
こういう日常のストレスが減れば本当は日本人はもっと長寿なんだろう。
★ 今、タイで人気を集め始めているのが、「富士山おにぎり」だ。
ローソンで販売されているこの富士山おにぎりは米どころ新潟のお米を使用した本格派。
中に入っている具は焼き鮭。
白米を包むこのブルーライスはタイでブームになっていて、チョウマメというマメ科の花から抽出した天然色素で色付けされたもの。
暑いタイでも涼しげでいい。
こういった流行りとタイ人に人気の日本富士山を組み合わせたおにぎりのアイディアは秀逸。
さすがニッポンのコンビニである。
そしてこれからセブンイレブンとファミリーマートとの真似っこ合戦が繰り広げられる。
★ 「29日土曜日の午後にサプライズでお母さんにスパのコースをプレゼントするからお父さんだけ知っててね」
と2週間ほど前千朝と遥から打ち明けられていた。
そうか、忘れないようにしないと、と思って自分のカレンダーに
「29日午後からスパ」
とだけ記載しておいた。
それを昨日見て、なんだ?この午後からスパって?
と全く思い出せず、カミさんに
「土曜日の午後スパ行くって言ってたっけ?」
「え? なにそれ、スパなんか行かないよ」
「いや、お前が午後スパだから時間潰してねってオレに言ったんじゃなかったっけ?」
「えー? そうだっけ?」
「そうだろ、じゃなきゃこんなこと書いてないもん」
「でも、スパなんか行かないよ」
「その時は行こうと思ったんじゃないの? 忘れてんだよ」
「そうだったのかなー」
「そうだよ」
と、耄碌夫婦の会話は真実にたどり着くことはない。
そして、耄碌ジジイはその後娘と息子にひどく怒られることになることをまだ知らない。
★ 結局オイラもプレゼントを享受して温泉に行ってきた。
バンコクには「湯の森」と今回行った「Let's Relax」の二つの湯があるらしい。
「Let's Relax」はトンローの5つ星ホテルの中にあった。
娘と息子がマッサージを午後イチに予約してくれたので11時半に入店し、まずはゆっくり温泉を楽しんだ。
高級感のあるお洒落なインテリアに下呂温泉の湯など7種類の湯の他岩盤浴などが用意されている。
出たり入ったりビール飲んだりしながら午後の時間をゆっくり過ごした。
子供たち、ありがとう。とてもいい休養になったよ。
★ YUKIKO [わかります、私も根拠のない自信だけでLAにいますから。戻りたい時点もないなあw。全てが何かに必要な経験だったと思うの..]
★ Jun [>YUKIKO まあ、戻る地点を選べと言われてもあまりにいろいろありすぎてどこに戻ればいいのかわかんないとも言えるが..]