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★ 元号は日本のものだから日本時間の0時が平成から令和への時代転換なんだろう。
タイでは午後10時。
オイラはKLからバンコクに着陸した機内だった。
SNS上では「明けましておめでとう」と書いている人もいた。
日本人には
「時代が代わった」
という大きな節目として捉えられているのがわかる。
タイでも今週末に執り行われるワチラロンコン国王の戴冠式の準備が着々と進められていて、ビルのエントランスには大きな写真や祭壇が設置されている。
新国王の戴冠式であるにも関わらずタイの人々はあまり話題にすることはない。
タイでは皇室への批判や悪口は「不敬罪」に問われるため、静かにしているほかはない。
前国王であるプミポン国王が大変な尊敬を集めていただけに、哀しいことだ。
今日本のテレビで皇室の特別映像が続いている。
新天皇はオイラと同い年。
この令和も平和で良い時代になりますように。
★ マレーシアではパスポートの電子登録をしてあるので「e-Gate」という無人ゲートにパスポートと指紋をスキャンするだけであっという間にイミグレを通過できるのだが、唯一エアアジアなどLCCが発着するKLIA2の出国審査だけはこの「e-Gate」がないのでイミグレカウンターを通らないといけない。
一昨日KLからバンコクに出国するときKLIA2の出国審査は、審査場から搭乗客がはみ出るほどごった返していた。
最後尾に並ぶと審査通過まで1時間から1時間半程度かかる。
オイラはLCCでも必ず2時間余裕みて空港に向かうのでトラブったことはないが、多くの人がフライトの1時間前程度でやってくるので、このイミグレの列を見てパニックになる。
で、どうなるかというとボーディングパスを見せながら
「すみません!すみません!」
を連呼して列の前へ向かってグイグイ横入りしていくことになる。
これがたまたま何かの不運で遅れた人が1人頭を下げる分には皆寛容に入れてあげるのだが、これがもう後から後からものすごい人数が
「すみません!すみません!」
で自分たちを追い越して横入りしていくわけだから、そもそも余裕を持ってきた我々も自分たちの順番がちっとも進まず審査場はすこぶる険悪な空気に包まれていくのだ。
横入りしようとする家族連れと、すでに並んでいて「もういい加減にしてくれ」という家族連れが体で押し合うような場面が繰り広げられる。
こういう状況でもなんの策もなくダラダラやっているのが
マレーシアのイミグレ
なのである。
1時間少し経ってからようやく自分の審査になったときにオイラはイミグレ担当官に
「ちゃんと対策しないとどんどん列が膨れ上がって、後から来た間に合わない人がどんどん列の前に横入りして前から並んでいる乗客が間に合わなくなっちゃうよ」
と、忠告した。
ほっかむりをした女性のイミグレ担当官をチラッとオイラを見て
「おお〜」
とほざいただけだった。
★ オイラの住むコンドの隣にある公園のフェスは、1回限りのはずがその後2回ほど開催され、そのうち露店やライブステージの枠組みは撤去されなくなり、先週開催されたかと思ったら、昨日からまた週末にかけて4日間開催される。
店の人に訊いたら来週末もまたやるらしいので、これはどうもそのうち常設になるのではないかとワクワクしている。
週末に野外ライブ(住宅地なのでおとなしめ)を楽しみながら飲み食いできる祭りがすぐ隣にあるというのは夢のようだ。
カミさんは楽しすぎて毎晩出かけてはビールやワインを飲むので
「楽しいけど、毎週祭りじゃ体が持たない」
とうれしい悲鳴をあげている。
確かにここはバンコクのスクムビットなのだけど、欧米人も多いので
こんな写真を見るとどこかヨーロッパのようでしょ?
夜更けまで楽しんで酔っ払ってからオイラが
「あーあ、これでこの場所が電車に乗ってはるばる帰らなくてもいい近さにあったらどんなにいいだろう」
と言うとカミさんが
「そういうこと言うの好きだね」
と突っ込むという、毎回のやり取りを経てから隣のコンドに帰る。
★ 新国王の戴冠式で週末3連休。
久しぶりにトンローの専門店までオースワン(牡蠣の卵とじ)を食べに行ってみたらやっぱりいい味だったよー。
注文したのは牡蠣だけじゃなくてシーフードなんだけど、上にとろけたチーズが乗っているでしょ。
こんなのちょっと前までなかったんだよ。
最近のチーズブームはタイにも押し寄せ、何にでもチーズがとろけるようになってきた。
長くタイ人と関わり、吉祥寺に老舗タイ料理屋を開くほどタイの食生活に詳しいペパマスが10年くらい前に
「タイ人はチーズが食えないからね、イタ飯屋はあんまり流行らないんだよ」
と言っていたのを思い出した。
マレーシア人が日本のカレーや納豆を食うようになり、タイ人がチーズを食うようになる。
世界の味覚は世代が進むに連れどんどん共通化していくんだなぁ。
オースワンにチーズが乗せられるとはねぇ。
そう言えば、昨晩フェスで食べた餃子とステーキ、フライドポテトにも全部とろけるチーズがかかっていた。
餃子にチーズ?
そう思ったけど、これがたいそう美味かったよ!
★ 今日は休みだったけど、片付けなければいけない仕事があって部屋でずっとPCに向かっていた。
それでもこの3日間はスカイトレインBTSが無料乗り放題なので、ちょっとぶらぶらして来ようかということになって外へ出た。
のし掛かって来るような重さのある暑さ。
モーターサイのにいちゃんたちも客を待っている時間が耐えられない。
最近毎日泳いでいるけれど、夜になってもプールの水が温かいからだ。
日中はマレーシアのへなちょこ温泉くらいまで水温が上がる。
暑いと思って飛び込んでも気持ちよくないという現実。
憩いの場所である公園も日中出かけるのは体にダメージがあり過ぎる。
タイでもマレーシアでもこんなに暑いと思ったことがあっただろうか。
反動でBTSの車内やコンビニ店内、オフィス内は極端に低温設定されていて体調を保つのが難しくなる。
これが温暖化の影響ならば、今年の日本の夏はどれほど気温が上がるだろう。
★ 昨日は珍しく昼飯を食う時間もないほどぎゅうぎゅうに予定が入っていて客先ビルにあった自動販売機でスタミナドリンクのボタンを押しそうになった。糖質だからやめたけど。
夕方5時からはクライアントが始める新規のEコマース事業の打ち合わせにオイラと娘と息子の3人で出向いた。
これはネット上の更地に立ち上げる都市開発のようなもので、この業界に入って間もない娘や息子にとっては厳しい試練となる案件だけど、様々なことを一気に学べる貴重な体験だし挑戦だ。
「クライアントは我々をプロと見込んで大きな金額を投資する。その期待を裏切らないようにもっと集中して知識や体験を積むよう頑張ろう」
と発破をかけた。
オイラは今日からマレーシア。
運よく3列乗客がいないフライトだったので横になったらすぐ眠ってしまい、FAに起こされて着陸した。
ほんとに移動が辛い年頃なんだよ。
そろそろウブドに行きたい。。
★ 昨日は深夜1時過ぎまで社内業務用チャットでタイのスタッフ、マレーシアのスタッフがこれから始まる共同プロジェクトについての協議を続けていた。
彼らにしてはただならぬ熱気だ。
普段は10時には眠くなってしまうオイラも、20年前にJalanJalanにあった「マタハリルーム」と「ビンタンルーム」で深夜のチャットをした頃のようにこの業務用チャットに参戦していた。
協議を終えて散会した後にはすぐに眠りに落ちたのだが、なんか気持ちの火照りがリズムを狂わせたのか、深夜の3時半に目が覚めると眠れなくなってしまった。
同じく深夜1時近くまでLINEで仕事の話をしていたノリさんから
「仕事楽しいっすね、この情熱とパワーはJunさんやAsiaという熱気からくるものだと感じてます。」
という率直なメッセージをもらって体内に火が灯ってしまったのかも知れない。
サラリーマンならあと2ヶ月で一旦定年退職となるこの時期に、オイラも本当に仕事が楽しいと思えるし、気力がみなぎっていて、これから一旗あげてやろうという遠い目標さえ抱いている。
これはきっとノリさんの言うように
「アジアという熱気」
からくるものなのだ。
どんだけ辛く苦しい道を選んでしまったんだと泣きたいことも多いし、まだまだ試練は続くのだが、今この定年退職の歳を迎えて、アジアで起業して本当に良かったと心から思うことができる。
最後にノリさんが
「Junさんは、後15年は引退できないっすね。」
と言った。
75歳かー。
そこまで本気で仕事ができたら幸せだなー。
あ、もう朝の5時半だ。。
★ 今週は2人の日本人から恋愛相談を受けた。
オイラに相談すれば何かしらの解が見えると思うのだろうか。
確かにオイラは小学生の頃から周りの恋愛事情に精通していたし、
中学、高校時代は、松任谷由実(恋愛の神様)、広瀬香美(ロマンスの神様)、山森淳(紹介の神様)で、日本三大神様と崇拝されていた。
しかしこの年代になっていまだに若い人から相談を持ちかけられるということは、オイラの豊富な経験が知らず知らずのうち滲み出てしまっているからだろうか。
与えているアドバイスは
「大丈夫大丈夫!」
「いけるいけるぅ」
「やっちゃえやっちゃえ」
だけなんだけどな。
★ 今日JalanJalanはリーグ最終戦となるTeam S戦に13−0の完封コールドで勝ち、とうとう2年ぶりのリーグ優勝を果たしました!
再びマレーシアで一番強い日本人ソフトボールチームになりました!
この後、6月、7月とプレイオフがあり、ここも勝って完全優勝を目指します!
一方、オイラが先発したJ BrothersはJSKL先生チームを9−4で下し、こちらはリーグ4位。6月のプレイオフに勝てば7月のリーグ入れ替え戦へ、となる。
だけど、JalanJalanのいる強豪ひしめくAリーグで戦う気はないので、そこは勝たないように頑張る。
ここ2戦ほど負けが続いていたので今日の勝利の乾杯は美味しかった。
試合後、よしもとのマレーシア住みます芸人、KLキンジョーに赤ちゃんが誕生したので出産祝いを持って自宅まで。
「大きくなったらお笑い芸人か?」
と尋ねると、
「いや、それはちょっとさせたくないので・・・」
と自らの苦しい境遇から早くも息子を思いやる父親の発言になっていた。
お笑い芸人は食っていけるのはほんの一握りだからねぇ、出産費用の工面も相当大変だったらしいが、これから家族を養わなければいけないキンジョー。
大変だろうけど、お父さん、頑張れ!
★ 昨日同じIT系ベンチャー会社の駐在員社長と夕食を食った。
彼とはもう6〜7年の付き合いで時々飯を食ったり飲んだりする。
その彼が会社を辞めるという。
辞めてどうするのかを尋ねたら、
「農業をやる」
と言う。
聴けば、農業の「の」の字も知らないのでこれから勉強しなければならないのだが、ITを取り入れた新しい農業の形態を作り出し、これを世界に広めたい、と野望は巨大だった。
歳は38歳。
オイラが会社を辞めて起業したのが39歳だからほぼ同じ。
やるなら今しかない。
「一旦日本に帰って、引退した農業の匠に弟子入りし、一から農業を学びます。それからアジアに進出。マレーシア、フィリピン、カンボジア・・・どこにしようか検討中です」
東南アジアの農業はまだまだ遅れているので、新しい「アグリテック」で効率よく美味しい食物が収穫できるのであればこれは歓迎されるだろう。
そしてアジアどころか地球規模のビジネスになるはずだ。
最初の数年は文字通り泥まみれになるだろうが、大きな可能性を持った領域なので頑張って欲しい。
きっとそのうちNHKのドキュメンタリー番組に出てくるだろう。
★ 今日は朝一でマレーシアからミャンマーに飛んで、ヤンゴン空港でバンコクから来た娘と合流。
ミャンマー最大手のビール会社にプレゼン。
プレゼンに参加したクライアントのメンバーは20人近く。
もはやちょっとしたセミナーレベルで、クライアントへのプレゼンでは過去最多参加人数記録かも知れない。
聴いてくれる人数が多ければ多いほど上手くプレゼンができるオイラとしては最高の舞台で、気持ちがどんどん乗ってきた。
娘もネイティブ英語で自分のプレゼンパートを無事こなし、日本人経営陣とミャンマー人スタッフたちの気持ちをガッチリとつかんだ手応えがあった。
さながら
「父娘漫才・完熟フレッシュ海外版」
だ。
でも、空港のラウンジでビールで乾杯すると日帰りミャンマー出張の疲れがドッと出た。
今日はまだ週半ばかぁ・・・
★ ミャンマーからバンコクに着いたのは夜11時近かった。
そんな時間にも関わらずイミグレは長蛇の列。
オイラの会社はタイの外国投資委員会(BOI)の審査を通ってBOIステータスという優遇指定を受けているので、イミグレではプライオリティレーンを利用できる。
ゆえにイミグレの列に並ぶ必要はないのだが、昨日に限ってこのプライオリティレーンがクローズされていた。
仕方なく列に並んでジリジリと歩を進めて20分ほど経ったところでプライオリティレーンが開いた。
オイラと娘は列を抜けてプライオリティレーンに並ぶ。
自分の番までたったあと2人という優遇特権を一気に獲得し、1cmずつ前進している一般大衆に別れを告げて気分が良かった。
すぐに自分の順番になる。
ところがどうも担当官が手間取っているようでなかなかオイラのパスポートにスタンプが押されない。
担当官が他の監督官を呼ぶ。
「おいおいおい・・ 早くしておくれよ」
だんだんイラついてきたオイラの顔を見て若い女性の担当官は(ちょっと日本語が喋れるようで)
「ちょと待てください。ごめんなさい」
と顔の前で合掌した。
オイラはすぐに無理やり笑顔に戻し
「いえいえ、大丈夫デスゥ〜」
と嘘をつく。
そのうち5人ほど集まってきてモニター画面を見ながら喧々諤々している。
と思っていると、彼らは明らかにイミグレ係官ではない男性を呼ぶ。
「ひや〜これは参ったな〜」
と思っていると、女性担当官は再びたどたどしい日本語で
「新しいコンピューター。システムが新しくなりました。ごめんなさい」
と言った。
うーん、システムの不具合だったのかー。
それで呼ばれたのはスタンばっていたシステム会社のエンジニアなんだな。
大きなシステムだからサポートするのは当然だけど、こんな深夜までご苦労なことだ。
そしてこのシステム会社のエンジニアはイミグレ担当官たちからめちゃくちゃ怒られている。
つくづくこのエンジニアは気の毒だが、もう30分はここで待たされているオイラも気の毒だ。
別れを告げたはずの一般大衆はほぼイミグレを通過し、オイラが別れを告げられてしまった。
★ 4歳になる娘の長男の春貴は最近肥満傾向にあり、周りから
「デブデブだね」
と言われるものだからだいぶ気にしているようで、わざわざ赤ん坊時代の小さなスプーンを持ち出して
「これで食べる。デブデブにならないように」
とか
「おやつ、いらない。デブデブになるから」
と、健気なことを言って涙を誘う。
平日の食生活を管理しているカミさんもおやつや炭水化物の摂取を気にしながらやっているのだが、なぜかどんどんデブデブになっていく。
これは現在NHKでタモリと山中博士でやっている「シリーズ人体 遺伝子」でその理由がわかった。
遺伝子DNAにはオン・オフのスイッチがあることが最近の研究でわかった。
そもそも体質でなくても、親が食べ過ぎて肥満にだった子供は親の肥満のDNAスイッチが入ったままの精子から遺伝して、孫の代まで普通の食事で肥満になってしまうというのだ。
この間離婚が成立したあの男だ。
娘がどんなに食事管理をしても
「わいの楽しみ奪うんかい!」
と食べ続けてデブになったあの因果が子に報い、4歳児におやつを我慢させるなんてオイラはもう不憫でならない。
なんとかこのDNAスイッチをオフにしてやれる方法はないだろうか。
★ 今日は先月のソフトボールの試合、JalanJalan対SOEM戦のJJスポーツを発行した。
日刊JJスポーツ第5回戦(対SOE戦)号
先週のリーグ最終戦、JalanJalan対Team S戦はまだ手が回ってないよ。
近々発行するよ。
先週は1週間の中にKLやミャンマー出張などが立て込んでいて長く疲れる1週間だったからほんとは何も考えずに心身休めたいんだけど、プライベートはプライベートでいろいろ溜まってて大変なんだな。
昨日がヴェサックデーの祝日で月曜日が振替休日の3連休ってのがせめてもの救いだよ。
明日はね、少し写真を撮りに出かけたい。
★ 三連休だった昨日の月曜日は泳いだ。
ここのところほぼ毎日会社から戻ってから泳いではいるのだけど昨日は午前も午後も泳いだ。
泳ぎ続けているせいで次第に水に乗って泳いでいた水泳部時代の感覚を思い出し、距離が伸びてきた。
まだまだノリさんの「2000m一気」までは戻らないが、それでも100mごとにはぁはぁ言っていた体が、「1000m一気」に泳いでもはぁはぁ言わなくなった。
だんだん体が戻ってくると競泳をしたいなと思えてきてバンコクに「マスターズ水泳大会」がないかどうかググってみたけど見つからなかった。
そもそも水泳人口が少ないんだからマスターズなんてないか。
日本のマスターズでは90代の選手もけっこういて、60代なんてまだまだ若手の様相だ。
長く続けられるスポーツはいいね。
とりあえず当面の目標は「2000m一気」でノリさんに追いつく。
★ 左膝が痛い。
以前医者に診てもらったところでは筋肉の炎症ということで塗り薬をもらったのだが、ちょっと長く歩いたり走ったりすると痛みが出る。
水泳は膝の曲げ伸ばしのある平泳ぎを避け、自由形のバタ足を軽く打っている程度だがこれがいけないのだろうか。
水で冷えて治りにくいのだろうか。
カミさんはカミさんで、バリで買った木彫りのワニの台が転げて足の指を直撃しソロソロとしか歩けない。
それでも一応ちょっとだけ歩こう、と朝のウォーキングに出るのだがきっと二人の姿は90過ぎのジジババだろう。
流れてきたFBの記事によると、世界一の成功者スティーブ・ジョブスが死期迫る病床で人生最後残したのは
「私が成し得た実績も富もなんの役にも立たない。そんなもののために人生はあるんじゃない。健康な生活と愛情だよ」
という言葉だった。
オイラには成し得た実績も富もないから、せめて健康な生活と愛情を大切にしよう。
★ 昨日は午前中マレーシアから来ていたノリさんと日系家電メーカーへのプレゼン。
プレゼンが終わると、ノリさんはそのまま空港に向かい、KLへと戻る。
オイラはタイ人チームと千朝と一緒にタイの某航空会社へ初めてのプレゼン。
これが終わるとオイラは某日系コンビニクライアントと接待夕食会。
金曜日とあって都心からの渋滞がひどいので途中で地下鉄に乗り換える。
車は使わないように電車を乗り換えて待ち合わせ時間の18:30にギリギリ間に合った。
でも、クライアントは1時間遅れてきたけどな(笑)。
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「なんでこんなにセブンイレブンに敵わないんだ?」
確かに店舗あたりの日商でも大きく引き離されているし、いまだに出店ペースも桁違いだ。
タイのセブンイレブンはマレーシアのセブンイレブンとは全くの別物だ。
この写真のようにマレーシアのセブンイレブンは陳列棚全部がミネラルウォーターだったり、全部がポテトチップだったりする。まあ、乾物屋の倉庫みたいなもんだ。
しかし、タイのセブンは強い。
「何がそんなに違うんだ?」
アルコールが入ってくると、だんだんシャツの襟を開いて本音が出てくる。
だからオイラも本音を言ってあげた。
「いまだにタイ人はロー○○のことを知らないんですよ。セブンイレブンはタイの人たちにとってもう切っても切れない生活の一部になっているんですよ。日本のロー○○からきた人たちは何でも日本の成功体験を元にロー○○とセブンを比べるけど、ここタイではまず誰も知らないんだ、から始めないとダメですよ。どんなにオリジナル商品を開発しようと、陳列に工夫をしようと、店の中に入って来ないんだから伝わらないでしょう」
「うーむ、それは説得力があるなぁ、そういうことだったのかー」
比べる前にまず自分を知ること。
オイラも多めにハイボールを飲んでいたので言いたいことを言い放ってしまった(笑)。
★ 昨日の午前中にバンコクソフトボールで汗を流してからその日の夜にKLに入る。
風邪を引いてしまったのか深夜に何度も咳で目を覚まし、それはそれは苦しかった。
今日の午後、元会社マレーシア時代に一番大きな取引のあった日系クライアントに20年ぶりにお邪魔した。
オイラがマレーシアに赴任した1991年から退社起業する1999年の約8年間この会社のブランド戦略や広告の仕事をした。
テレビ広告も何本も制作した。
あれから20年。
あの頃の社長はとっくの昔に帰国、定年退職しているし、現場のマレーシア人たちももう転職、退職をしていて知っている人は誰もいなかった。
そして、その当時に確立したと思っていた戦略作りのためのノウハウは跡形もなく消え去っていた。
日本企業がどんな外国企業にも負けずに右肩上がりで成長していた時代は、多額のマーケティング予算を組む上で、戦略作りにしっかりと手間と時間をかけたのだ。
ところが最近は
「とにかく値引きしてでも押し込んでこい!売ってこい!」
と売上数字至上となって中長期でのブランド戦略などは後回しだ。
そして、今まさにその領域に投資をしてくる中国、韓国企業に
「日本の元超一流企業」たちがどんどん追い抜かれ、遠ざかるばかりだ。
企業というのは、年月とともに知識、経験、ノウハウが積み上がり売上以外の「成長」をするものだと思い込んでいたので、20年後のクライアントの姿を見てがっかりしてしまった。
★ オリンピックのチケット予約の申し込みはした?
オイラは海外在住で日本で登録した電話番号を持っていないから日本の予約サイトからの申し込みはできない。
だから海外販売用のチケットを購入するしかない。
タイで東京五輪のチケットを販売する窓口は「JTBタイランド」のみ。
問い合わせページを見てみたら、タイ国内で販売するチケットの購入方法などの情報は今年の7月以降に初めて発表されるらしい。
で、実際海外在住日本人が帰国を兼ねて購入できるのかというと
「尚、当サイトでの販売は7月以降を予定しておりますが、東京都内の宿泊と観戦チケットを組み合わせたパッケージ商品の扱いとなり、観戦チケットのみの販売は行われません」
となっていてそれはできない。
JTBと国がしっかり癒着していてJTBのサービスを使わないと買えないようになっているのだ。
で、海外邦人が日本のサイトでチケット購入ができるのは
「2020年春以降の予定」
となっている。
要するに「余ったら買えるかんね」という扱いなのだ。
国営放送NHKも海外在住者には「放送権の都合」を乱発したり、5年も前の番組を再放送したり、日本国は海外で頑張っている多くの海外邦人のことをなめとんのか?
★ 在馬長子 [なので、今やアストロ契約している在馬邦人は激減してますよね。 昔は、たとえ静止画だろうがNHKが見れるだけでも超有難..]
★ チケット [私もチケットほしいと思ってマレーシアのチケットAGENT確認したらキングダムスポーツというところでした。 シンガポー..]
★ Jun [>在馬長子 そうだねぇ、日本の受信料より高い金額を払っても静止画や再放送ばかりじゃ嫌だもんねぇ。まあオイラは今でも広..]
★ tomo [うちは旅行会社でJTBと契約もあるのに、チケットのみは勿論買えないし、宿泊とかとセットになってる商品も「JTBの支店..]
★ Jun [>tomo なんだなんだどうしたんだJTBと日本オリンピック委員会は。東京五輪で訪日する旅行客は全部JTBで宿手配マ..]
★ 昨日NHKの話題を出したら今日
「NHKのテレビ番組を放送と同時にインターネットに流す常時同時配信を可能にする改正放送法」
ってのが可決された。
もう今年中にはPC、スマホやタブレットでNHKの番組がリアルタイムで視聴できるようになる。
もちろん「放送権の都合」もあるので海外からのアクセスはできないようになっているはずだがいろんな方法でアクセスする人は出てくるんでしょう。
そんなスマホなどのデジタル機器だけど、最近欧米先進国の間ではデジカメやスマホの使用を禁止する「デバイスフリー」と呼ばれる結婚式が流行っているらしい。
日本でも結婚披露宴の司会の台詞に
「それではカメラをお持ちの方はどうぞ前の方へ」
というのが定着しているが、最近はスマホがあるからほとんどの参列者がケーキ入刀以外の時間も写真を撮りまくる。
撮影した写真はどうなるのか、ということには無関係にとにかく撮りまくるので披露宴で新郎新婦や友人たちと楽しむことを忘れてしまう。
そこで、プロのカメラマンとビデオカメラマンを雇い、その代わり参列者はみんなで一緒にこの時間を楽しむ、という趣向が広がっているわけだ。
デジタル機器の発達の揺り戻しが先進国で広がっているのがおもしろい。
この辺のバランスがこれからのAI時代にも求められてくるんだろう。
★ 今日ノリさんに連れられて新規の日系飲料メーカーにプレゼンに行った。
オフィスに入ったらローカルスタッフたちがオイラの顔を見てなにやら驚いたり、ニヤニヤしたり、ヒソヒソしたりしている。
な、なんだ。
ちょっと居心地わりーな。
会議室に通されてノリさんと二人で待っていると、入ってきた日本人社長は、
スキンヘッドで泥棒ヒゲで目がギョロっとした方だった。
ドッペルゲンガーかよ。
それでスタッフたちの反応の意味がわかった。
プレゼンの最中、オイラはもう一人のオイラにプレゼンをしているような、なんか
「涼宮ハルヒの憂鬱」
の世界にいるような不思議な感覚に襲われた。
何か、通じるものがあったのか、プレゼンが終わると、ドッペルゲンガー社長は、
「そのソリューション買いましょう。すぐに使いたい」
とプレゼン即決。
40年近い営業生活の中で、プレゼン即決は記憶にない。
「今後ともよろしくお願い致します。」
と玄関で別れを告げたが、これからこのオフィスにちょくちょく訪問してはスタッフのニヤニヤを受けながらこの社長と対峙するのかと思うと、なんかちょっとくすぐったい気持ちになった。
★ 友人のLINEアカウントから
「今忙しい?」
と届いた。
あー、また詐欺グループにアカウントを乗っ取られたか。
それにしても今やLINEを使っている人にはもう通じないと思うんだけどな。
なくならないね。
舎弟キャラで返したんだけど、やっぱり金ないと相手にされないか。
さて、今日はこれからバンコクに戻ります。
タイはまた明日から3連休だけど、マレーシアは来週水曜日からハリラヤ休みなので来週はバンコクにいることにするよ。
★ 駐在君 [数ヶ月前ですがKLIA2にもForeigner e-Gateありましたよ、もう閉鎖されたのかな??? ただ見落としや..]
★ 駐在君 [あ、これ出国の話ですね、私が見たのは入国でした...]
★ Jun [>駐在君 そうそう、出国審査。そこにいた一番偉そうなイミグレ係官に「出国のe-Gateはできないの?」って尋ねたら「..]