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2016年05月04日(Wed) 共存

バンコクからの航空機を降りた瞬間からたった15分、オイラはすでにオーチャードに向うタクシーの中にいた。

国際空港として、KLIAやスワンナプーム、もちろんドンムアンなどよりはるかに利用客が多いにも関わらず、チャンギ空港のイミグレやタクシー乗場のスムーズさは見事と言うしかない。

オペレーションの差でここまで違うのかと思うと、30年間なんの進歩もないマレーシアやタイが哀れである。

これもリークァンユーの凄さだろうか。

オーチャード通りには、斬新なデザインのショッピングモールやオフィスビルが立ち並び、

未来都市のようにも見える。

一方で同じオーチャード通りには、100年以上の建物が今でも残され、

プラナカン文化の情緒漂う路地もある。

これは都市づくりの問題としてとても難しいことだと思うのだが、

それを「共存」させることに成功している。

会社というものも、年寄りと若者が共存しながら成長させるのはとても難しいことだ。

100年以上経つ建物を利用したカフェで飯を食いながら、老いたタコは90年生まれのナミと話し合う。

明日のプレゼンのこと、会社のスタッフのこと、業界のこと、これからの会社のこと。

起業した頃はみな同世代だったオイラの会社も、今では一番上のタイ人スタッフと一番下のタイ人スタッフでは20年の年の開きが出るようになった。

人種の違いと世代の違い。

オイラの会社もこれから共存の難しさと向き合っていくのだ。