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★ フォトジェニックな風景であれば誰が撮っても「いいねー!」って写真になるんだけど、日常のなんでもない風景の中から面白い写真って撮れないものだろうか、そういう写真が撮れたらいいなぁ、と考えていた時にオイラの写真の師匠でもある「火星のブタ社長」こと武井さんがアンリ・カルティエ・ブレッソンを教えてくれた。
武井さん曰く、
「秩序とリズムって理解をブレッソンの解釈で得てから『決定的瞬間』ではない空間を構図(秩序)とリズム(少しだけ崩す)で表現できたらいいなってずっと思ってる」
そのブレッソンは20世紀最高の写真家として評され、多くの写真家にとって神のような存在なのだ。
もともと絵描きでもあるブレッソンの写真は、
このように幾何学的で、構図やリズムによって心地よい画面構成を作り上げる。
武井さんの写真も、構図やリズムから写真のサイズ以上の大きく深い空気感や想像力を掻き立てる力がある。
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すげーなー、いいなー、と心を鷲掴みにされたオイラは、すぐにアパートの部屋を出てスクムビットのナナ駅周辺を歩いて撮ってみる。
ブレッソンの写真みたいに歩道で寝ている被写体はバンコクではすぐに見つかるのでとてもうれしいんだけど、全然武井&ブレッソンみたいな写真にならないねー。
もっとたくさん撮って撮って勉強しよう。