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★ 昨晩はソイ31の焼肉あづまでマレーシア起業先輩と合流し、焼肉を食べた。
オイラはあまりロースとかカルビは食わず、鶏肉せせりと野菜だけを食べていた。
起業先輩が注文したポテトフライに手が伸びそうになったけど、右手を左手で制して我慢した。
その話を朝ウォーキングの時にカミさんにしたら「すごいね」と驚かれた。
オイラがポテトを1本も食わなかったことにその本気度を知ったようだ。
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起業先輩は半年ほど前に、自分の会社を日系大手家電会社に売り、子会社となったその会社の社長に就任した。
大企業グループの子会社社長というポジションは想像以上にがんじがらめの制約があるらしく、
「後悔の時期を抜けて今、諦めの域に入ろうとしている」
と起業先輩は少し悄然とした声で言った。
20年の年月をかけて育ててきた、自分が興した会社を売るのは悩んだ挙句の選択だったろうが、オイラにもその悩みは理解できる。
起業して20年生き残れる会社は1%と言われている。
100社に1社だ。
そして20年会社を経営していても、会社が安定するなんて時代はもはや来ない。
たとえ100倍の競争を勝ち抜いたとしても、決してファンファーレと共に上から花吹雪が落ちてくることはなく、「来年は会社がないかも知れない」という不安を抱き続けながら生きていくのだ。
先輩は、大企業から差し伸べられた「安泰」という手を握った。
「来年は会社がないかも知れない」なんていうヒリヒリした感覚を楽しめるのはさらに一握りの変態でしかない。
企業経営の成功はこの変態達が成し遂げた。
松下幸之助も本田宗一郎も孫正義も前人未到の変態なのだ。
しかし、こういう成功会社もゆくゆくは「優秀な普通人」が継いでいく。
それでは世界や時代の流れに絶対ついていけない。
衰退は必至なのである。
オイラも目指している「変態道」は極めて険しく深い。
★ クロントイ市場で珍しくぶどう、メロン、チェリー、マンゴをたっぷり買って週末に食べた。
あまり期待せずに買ったんだけど、どれも甘くて素晴らしい。
オイラの好きなフルーツランキングは、
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1位 桃
2位 ぶどう
3位 メロン
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だが、そのうち2つは近所のクロントイ市場で安くて美味しいものが入手できることがわかった。
明日から1ヶ月の長期KL出張でもあり、この週末はちょっと糖質を摂取してしまったが、明日からしばらく一人暮らし。
自分に負けないように節制してまずは目標体重まで落とすことにする。
KL滞在中に目標体重まで落ちたら、大好物の海老そばを食べることにする。
それまで待っていておくれ、愛しの人よ。
★ 昨日のフライトは2時間ほど遅れ、結局KLオフィスに到着したのは夕方。
たかだかBKK~KLで1日中移動に時間を割かれるなんて疲れてしまう。
仕事の打ち合わせはタマンデサの日本食屋で夕食をとりながら。
最初から「糖質制限中で」と宣言したので、オイラだけサラダと焼き鳥と焼酎で。
今日のランチはプロジェクトのメンバーで
「Japanese Curry House」
というカレー専門店に行ったのだけど、美味しそうなカレーうどんやカツカレーライスを横目にグッと我慢して豆腐サラダと牛肉焼きを食べた。
明日はシンガポール日帰り出張。
まあ、シンガポールは美味いものないから我慢しなくていいよな。
リバウンドしないように筋トレや水泳など体づくりも並行して頑張る。
★ 早朝ホテルを出発したシンガポール出張だけど、クライアントでの会議は1時間ちょっとのこと。
余裕を持ったフライトを選ぶしかなく、アポまでの空き時間はスタバで時間調整し、
ちょっと周辺の景色を見て時間調整し、
会議が終わったら、出発までまだ4時間もあるけど、空港に向かうしかない。
空港のラウンジで仕事しながら時間調整する。
クライアントは日本から東南アジアを攻める「やよい軒」のシンガポール法人。
いよいよKLにもやよい軒がやってくることになった。
KLの日本食業界が活況を呈するのは嬉しいことだよ。
★ ひとりランチの今日はビルの隣にある人気のチキンライス専門店で。
今晩は取引先との会食だし、明日も焼肉飲み会なのでできるだけ節制をしようとチキンライスのライス抜きを頼んだ。
「ライスいらねのけ?」
と店のおばさんは驚いたけど、オイラは怯まず
「うん、いらね」
と力強く首を縦に振った。
そして、別にもやし炒めを一品注文。飲み物は中国茶。
美味しいなぁ。。
美味しいけど、鶏がらスープで炊き上げたチキンライスと一緒に食べたらどんだけ美味いべなぁ、と思う。
ふと調理場を見ると、炊き上がったチキンライスがまあるく皿に盛られて出陣を待っていた。
なんて凛々しいお姿。
でも、今日は我慢した。
午後は会食の前に筋トレと水泳をこなしておこう。
こんなオイラのダイエット記録みたいなの書いてすまないね。
こうして「やってるぞ」というのを公開しないと意志薄弱故にすぐに折れてしまうので(笑)。
そう言えば、Facebookを始めた頃、日常の出来事を専らFBにアップするようになってこの「ひと言」を更新する頻度が極端に減ったんだよね。
でも、FBの方はオイラのことをよく知らない人や仕事上の知り合いなんかも友達リストに増えてきて、だんだん描き辛くなってきた。
その点、ここはもう20年近く書いているし、誰が読みにきてくれているのかは知らないんだけど、少なくともわざわざここにアクセスしてくれているということは、オイラのことをよく知っている人なわけで。
だから何でもさらけ出してもいいよね、っていう甘えもあるわけで。
そうだなぁ、FBがテレビだとすると、「ひと言」は身内が集まる小さな箱の単独ライブって感じ。
これからもよろしゅうお願いしますだ。
★ 取引先とスリハタマスの和食屋で晩飯を食った。
そこの担当者がオイラの糖質制限を知っていて、豆腐サラダや焼き魚を注文してくれたので、それで焼酎お湯割りを飲んだ。
彼らが頼んだ鳥唐揚げやひき肉コロッケは我慢した。
このJalanJalanを始めた当時は、日本食と言えば数少ないホテル内にある店に行くしかなかった。
それが最近の変容はどうだ。
デサスリやスリハタマス、タマンデサなど日本人の多いエリアには日本人板さんのいる和食屋がどんどん増え、それそれが味やサービスを競い合っている。
タイやマレーシアはほんとに住みやすい国になったとつくづく思う。
一次会を終えると、最後の記憶がないくらいぶりにカラオケに行った。
ここでも焼酎お湯割りを飲みながら、深夜2時まで3人で歌いまくった。
昔のカラオケシーンと違うのはヒップホップだよね。
30代の日本人はカラオケでラップを刻む。
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時代を邁進 常に前進
迫り来るぜ 長針と短針
世代の知性 未だ未完成の感性
握りしめて挑戦
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なんて歌詞を聞くと
「だっせー」と思って笑えてしまうのはオイラがジジイだからか(笑)
だってこのご時世に未だにスタイルも歌詞も歌い方もアメリカを丸々パクってんだもん。
★ 昨日はソフトボールJalanJalan2軍「J Bro.」の幹部会でタマンデサの焼肉屋。
二次会で近所のスターカフェに行くと、大学の後輩でマレーシアで仕事をしている篠塚君がプロのバンドでキーボードを弾いていた。
彼がステージの合間にやってきたので、
「練習とかどうやってるの?」
と訊いたら、
「ないんですよ、1回もリハーサルもなく曲目だけ言われるんで必死ですよ」
と言っていたが、オヤジバンド「パレット」をやっていたオイラからするとこれは驚愕の事実だ。
「ここは僕仕切りのステージじゃないんで無理ですが、別のステージがあるんで、Junさん、そこで美空ひばり演ってくださいよ。あれは客入りますよ」
と出演依頼があったので、丁重にお断りした。
★ 昨日の日曜日は運動も兼ね、カメラを肩から下げて3時間ほど歩いた。
観光客が最初に行くセントラルマーケットからインド人街、マレーシア最古のモスク、マスジットジャメや旧連邦庁舎ビル、チャイナタウンなどをゆっくり回った。
最初は小雨がパラついていたけれど、途中から青空が出て、久しぶりに美しい旧連邦庁舎ビルが撮れた。
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駐在員時代に毎週お金の出し入れに出かけていた旧東京銀行。
その帰りに必ず寄っていたジャージャー麺の老舗がまだ残っていた。
日曜日は休業だったが、壁が黄色くモダンな感じになっていた。
少し近付いてみると、店のガラスドアになにやら貼り紙が見える。
まさか、そんなことはなかろう、と思ってドアの前に立ってみると果たして、これはこのJalanJalanの「ローカルダイニング」というグルメ情報ページでこの店を紹介した記事だった。
この記事では、ここに住み始めた1991年からこの店に通っているオイラの様子が伺える。
そして10年後の2001年にようやくこの店をJalanJalanで初公開したわけだ。その記事をマレーシア観光客か駐在員かがきっとプリントアウトして来店し、店の人にあげたのだろう。
それ以来16年、紙は色褪せ、周辺は油で黄色く変色しながらもずっとここに貼られてきたのだ、と思うとちょっとジンときた。
喉が渇いたのでコンビニで水を買い、少しニヤニヤしながら車を停めてあるセントラルマーケットの駐車場へ歩いた。
★ 昨晩は、新しくできるJalanJalanの弟チーム「J Brothers」の初顔合わせ会をタマンデサの韓日館で。
とにかく下手。とにかく年寄り。
というのが集まったチーム、まずはKLソフトボールリーグ、Bリーグの一番下っ端から参戦する。
どのくらい下手かというと、
「ソフトボールはグローブが必要ですか? 素手でもできますか?」
なんて質問が飛ぶくらい下手だ。
それでも焼酎を3本も空ける頃には
「初年度Bリーグ優勝だ! 開幕戦はコールド勝ちだ!」
と気勢だけは上がった。
今週末にはJalanJalanチームのメンバーに2軍発足の発表をし、オイラは史上初、リーグ2チームの総監督となる。
開幕は10月22日(日)。
みんな応援をよろしく!
★ 昨日は午後空腹のあまり手を出した冷蔵庫のキットカットを、思いとどまって元に戻したタコ社長です、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
話は飛ぶけどさ、
「証拠でもあるのか!」
という刑事モノ、推理モノに必ず出てくる真犯人にセリフ。
あれ、現実には絶対言わんだろう。
不倫疑惑で揺れた山尾志桜里が記者からいきなり詰問された時のあの狼狽えよう。
「犯人は・・・あなたですね?」
と言われた時の、あれが正しい反応の仕方だ。
「証拠でもあるの!」
なんてセリフはツワモノ山尾志桜里でも到底吐けるものではないのだ。
刑事モノではそのセリフを受けて
「はい、証拠ならあるんですよ」
と謎解きシーンに繋げるための重要なフリなんだろうけど、
「え・・あの・・そういうことは事務所に・・」
と狼狽える、追い込まれた人間の大事な心理をリアルに描写した上で謎解きに繋げられる力量のある脚本家の登場を望む。
★ 昨日は朝インドネシアからの出張者たちやマレーシアの事業パートナーのノリさんがオイラの会社のオフィスに集結して最終確認作業を行い、午後から日系家電メーカーへ5カ年事業プランのプレゼンを実施した。
ナミが先頭を切ってプレゼンを開始、継いでノリさん、そしてオイラがあとを引き受けた。
質疑応答ではインドネシアのパートナーたちも参加してくれて、きちんと時間内に終了、いいプレゼンだったと思う。
インドネシアからの出張者たちは夕方空港に向かったが、ベロニカ、ナミ、ノリさん、オイラでタマンデサのタイ飯屋で乾杯。
その席でベロニカから出た話が衝撃的だった。
同じくウチのスタッフのジョンの70歳になるお父さんが数日前から奥さんに締め出されて、また自分の所持品も全て家の外に投げ出されてホームレス状態だという。
ジョンのお父さんはほんの1ヶ月前に身体中の内臓疾患で危篤状態に陥り死にかけてる人だ。
そんな人を外に放り出して野垂死にさせようとする出来事とは一体なんだろうか。
オイラが
「浮気じゃねーの?」
と問うが、お父さんの健康状態では考えられないとベロニカが一蹴する。
しかし、老人夫婦同士の揉め事でそこまで激昂する理由があるだろうか?
ベロニカがナミに尋ねた。
「ナミさんだったら、旦那さんに浮気されたらどうする?」
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「刺し殺す」
しばらくみんな黙った。
★ 昨日は午前中に日本人学校グラウンドでハリマオウとの軟式野球試合、午後はシンガポールリーグの強豪チームJBベアーズとのソフトボール試合のダブルヘッダー。
試合が終わってからJalanJalan1軍メンバーに正式に2軍創設についての発表をした。
50年近いKLソフトボールリーグの歴史でも一つのチームが2軍を作ってリーグに参戦するのは初めてのこと。
だからこれはオイラの挑戦だ。
常に優勝を狙うチームとソフトを楽しむチーム。
うまくいかないかも知れないけど、とにかくやってみる。
JalanJalanだから。
一旦帰宅してシャワーを浴びたらデサスリの焼肉屋でJalanJalanとJBベアーズとの合同飲み会。
途中から日本酒一気飲み大会が始まってしまい、オイラもマグカップで2杯飲まされて、久しぶりにぐでんぐでんになってしまった。
若い連中の飲み会に一人だけアラ還のタコ監督が混ざっていて申し訳ないのだが、大騒ぎをして楽しかった。
★ 昨日は午前中部屋で読書をしていたけれど、午後に日が差して暑くなってきたのでプールで泳ぎ、近所を散歩した。
住宅街の奥の方まで入っていくと、けっこう古いアジアンの気配もあって面白かった。
食生活の方は、糖質ゼロではないけれどできる限り制限しているので少しお腹が締まったような気がする。気のせいかも知れないが。
何よりも大好物のクレイポットイーミーを今月5日にKL入りしてからもう2週間も食べていないことに自分でも驚いている。
イーミーと一緒に食べていたアンマン(これが美味い!)も口にしていない。
それがなんか不思議なことに、あのイーミーをそんなに食べたくならないんだよね。
オイラもとうとうイーミー離れの時期が来たのだろうか?
★ 今月一杯で伊勢丹ジャパンストア内でウチが運営していたカメラ店が閉店になるので、今日の午後は伊勢丹本社、伊勢丹マレーシア、業務発注元の凸版印刷本社とオイラの4社でビデオ会議を行なった。
ちょうど1年間カメラを売ってみたが、売れないこと甚だしいったらありゃしない。
CANONやNIKONが苦しんでいるはずだ。
スマホのカメラは優秀だし、ミラーレスがあればプロ並みの写真は十分撮れる、というかプロが仕事でミラーレス使ってるしね。
レンズと合わせて1kgを超えるような重戦車並みの一眼レフカメラを首から下げているのは「カメラ好きのアマチュア」みたいな空気になってきちゃったものな。
会議の内容は閉店後のアフターサービスだが、こちらもけっこう1年くらいはいろいろあるんだね。
購入後のお客さんが店頭に戻って来た時の返品、返金、交換、修理など様々なケースは、伊勢丹店頭ではケースバイケースで対応して行く。
ここが「ご利用規約」で全てがドライに捌かれるオンラインショップとは違う点なんだな。
利益が上がらず閉店が相次ぐ百貨店業界の苦しい事情を見た気がしたよ。
ところで、生後5ヶ月になった未熟児玄貴が、今日生まれて初めて声を出して笑った動画がバンコクから送られて来た。
初めて笑った。
とうとう笑った。
★ 今日はオフィスビルの電源メンテナンスで1日中停電というお知らせが何日か前にあったので、オイラは自室で、ベロニカたちはクライアントのオフィスで打ち合わせやプロジェクト作業を行った。
昼には近所の屋台でチャーシューライスのライス抜きを食い、腹ごなしにオフィスのプールで少し泳いだ。
でもエネルギー源が足りないのかいつもより疲れるような気がした。
午後からまた自室でずーっと企画書づくり。
夜は下のレストランでチキンチョップを注文し、添えてあったフライドポテトも少しだけ食べた。
なんかすぐに満腹になる。
今日は誰とも会って話さなかった日だ。
★ 昨日はマレーシアはイスラムの祝日。
積み残しがあったので午後3時くらいまで仕事をしてから年1回の柳家三之助独演会へ。
今日は2席あり、1席目は滑稽噺で爆笑、休憩を挟んだ2席目は人情噺で涙、という三之助師匠の名人芸、術中に見事にハマった会場だった。
終了後は世話役たちと、吉本住みます芸人のキンジョーと三之助師匠を囲んでスティームボート。
落語や落語界の裏話や吉本興業の裏話など、昨日は2次会も含めて深夜1時近くまで飲んで話した「日本の芸能」の1日だった。
それにしても三之助師匠のあの清潔感のある話芸は素晴らしいなぁ。
生で触れられるあの時間は本当に貴重で贅沢なものだ。
バンコクの高座で知り合って
「マレーシアでもやりましょうか」
とオイラが世話を焼いてからKL、ペナン、今回はコタキナバル公演まで実現した。
日本の噺家の芸がこれからも海外で広がっていくといいね、とみんなで話した。
★ 週末は久しぶりのソフトボール練習で楽しかった。
JalanJalanチームの1軍、2軍の合同練習で、途中から1軍対2軍の対抗試合を実施。
2軍の先発投手はタコ社長。
ウィンドミル剛速球は投げられないが、誰よりも高く山なりのボールをきちんとストライクに入れることができる特技を持っている。
オイラの手から離れたボールは打者が見上げるところからストライクゾーンを通って落ちてくる。
総合優勝を狙う1軍猛打線を相手に、このタコ魔球はたったの3失点。
凡打の山を築き、結局2軍が勝ってしまう。
打っては3打数3安打。
めちゃくちゃ気持ちよかった。
夜は1軍、2軍入り乱れての懇親会。
1軍、2軍、2チーム体制がスタートした。
みんなで仲良く楽しくソフトボールを楽しみたい!
★ 昨日はマレーシアの事業パートナーの営業くんと2人で日系クライアントへのプレゼンに。
この営業くんとは最近つるんで客先への打ち合わせに出かけるが、毎回きちんとネクタイとジャケットを着用している。
東南アジアのビジネスシーンでは、最近は大手日系企業でもカジュアルな服装が許されるようになったので、会議でも先方はポロシャツだったりするが、彼は頑なに「武装」して来る。
訊いてみると、
「いや、若いんで逆にそう自分に課してます」
と言う。
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ここ数年来、タイやマレーシアに来るいわゆるITベンチャーの若い人たちは服装がとてもラフだ。
スティーブ・ジョブスがいつも黒のタートルネックにジーンズだったり、ホリエモンがTシャツにジーンズだったり、ITベンチャーはそういうものだというイメージができた。
何年か前に日本から来たITベンチャーの社長をタイの日系金融会社クライアントに引き合わせた時、この社長はプリントTシャツにビンテージジーンズで登場し、クライアントが引き攣っていた。
大手日系会社にはトラディショナルな考え方の人も多いので、売りに来たサービスや製品のクオリティに関わらず
「こんな社会性のない奴は信用できない」
と、聞く耳を持ってもらえない。
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で、Tシャツの彼は
「そういうことにこだわる古い人たちは相手にしない」
と、こちらもホリエモン思想的拘りを持っている。
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オイラは正直「どーでもいー」。
仕事をさせてくれるんだったらネクタイどころか着ぐるみだって着るというつもりでやって来たから(笑)。
だから、自分の服装が受注よりも優先する人たちは
「余裕があるんだなー」
としか思えない。
毎月、社員や社員の家族を食わせていくことに死に物狂いになって来たからな。
★ 昨日事業パートナーの営業くんと一緒にプロドゥア(マレーシア国産車)本社に営業に行った。
先方の日本人マネージャーへのプレゼンが無事終了したところで、このマネージャーが
「私はマレーシアに着任して約2年ですが、実は私の父がマレーシアにもう20年も住んでいるんですよ」
と言い出して驚いた。
こちらで自分で仕事をしているらしいが、もう77歳になるし、そろそろ日本に帰ろうかな、と言っているらしい。
息子の彼に会うたびに
「マレーシアは車が増えて渋滞がたまらん。お前の会社で車を量産するからだ!」
と怒られるらしい。
元気なお父さん、まだまだ現役なんだな。
帰りの車の中で営業くんが
「Junさんはあと何年くらいやるつもりなんですか?」
と訊いてきた。
「全然考えてない。あと何年くらいできるんだろうね〜」
と本当のことを言った。
今やっていることが楽しいし、充実しているし、これからやりたい戦略もいろいろあるし、この流れを止めて何か全然別の人生を始めるということ自体、今は想像がつかないのだ。
サラリーマンはたとえそう思っていても時が来れば強制的に辞めなければならない。
オイラはそれが嫌だからサラリーマンを辞めたのだ。
★ 約1ヶ月に及ぶKL滞在もバンコク戻りまであと2日となった。
別にストイックな糖質制限を敢行しているわけではないけれど、この3週間ちょっとでベルトの穴が2つ移動した。
でも今日のランチはちょっと辛かった。
パンやケーキが美味しいFICELLEで、ジョンとベロニカはそれぞれ唐揚げカレーとエビフライカレーを食べ、オイラはチキンソテーで我慢した。
今日は金曜日だし、おやつに食べるパンやケーキを選ぶジョンとベロニカ。
小ぶりで美しいケーキがたくさん並んでいる。
「Junさん、どれ食べる〜?」
と尋ねる二人に
「オイラはいらない」
と心を鬼にして答えた。
オフィスに戻る車の中に充満するスイーツの芳香を密かに鼻から吸い込んで我慢した。
★ 明日バンコクに戻って、ほんの1週間家族と過ごすと再来週の頭からまた約1ヶ月の出稼ぎだ。
これじゃあ、葛飾柴又に戻る寅さんとかわらねぇなぁ。
ちなみに伊勢丹LOT10のジャパンストアに出店していたフォトセレクトショップは、1年間の実証実験ということで本日店じまいとなった。
相変わらずジャパンストアへの来客数は芳しくなく、他にも年内撤退のお店がずいぶんあるみたいだ。
COOL JAPANでマレーシアの消費者には手の届かないプレミア商品を置いてみたが外れてしまったコンセプト。
今は高額品を7割引、8割引で販売している。
これらの在庫を一掃して、手の届く商品を販売していくのだろう。
それでなくてもオンラインショップが興隆し、店舗小売りは冬の時代だ。
今日のThe Starには月に最低1回はオンラインショップで物を買うマレーシア人は人口の78%に上ると出ていた。
クレジットカード会社の統計データなので精度は高いだろう。
一方でオンラインショップの会社が実店舗を開店するブームが起き始めている。
どうして、このタイミングで? 時代に逆行じゃないの?
と思うかも知れないが、この実店舗の目的は販売ではなく、消費者に体験してもらうため。要は広告のようなもので、今の小売店の販売目的とは違う。
時代はものすごい速さで動いている。
そして過去の成功体験を引きずる日本は、なかなか変われない。
★ もとママ [ 極めてください。是非。柱の陰から極まったJunさんを見ていたいです。]
★ Jun [>もとママ 明子姉さんだね。飛雄馬は頑張るよ。変態目指して。]