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★ タイの観光相が「年内の海外からのツーリスト受け入れは難しい」という見通しを示した。
ある程度覚悟はしていたものの、観光業が国の収入の大事な柱でもあるタイでは極めてクリティカルな事態になってきた。
先日タイから日本に一時帰国した47歳日本人駐在員が羽田空港での唾液サンプル検査で陽性になり、タイ国内に衝撃が走った。
「80日間近く国内感染者ゼロを発表していたタイに、実は感染者はいたのか!」
「日本人ということはタイの日本人コミュニティはクラスターだ!」
とタイ人は怯え、バンコクに残した彼の家族が住むコンドミニアム全体が封鎖された。
住民は全員14日間隔離され、コンド内公共施設も封鎖。
大騒ぎになった。
しかし、その後のPCR検査で陰性と判明し、羽田での唾液検査が偽陽性だったことが明らかになった。
両国とも安堵したものの、
「日本の検査はなんだ!」
「タイの対応は過剰だ!」
といろいろなところで問題は尾を引いている。
一時帰国した男性やその家族はけっこうな被害者である。
感染者ゼロを徹底するよりも、ある程度クラスター化、重症化を防ぎながら共存していく方向に舵を切らないと感染による死者よりも圧倒的に多数の絶望死者が出る破綻が待っている気がする。
永遠に鎖国しない限り感染ゼロは無理ゲーです。当地でコロナがインフル以下の風邪なのは統計データを読める人なら解りますが、独裁政権やタイ軍事政権では反政府デモを抑える口実に「感染でた!」とか言えば、いつでも外出自粛で市民を押さえ込めるので都合がいいんですよね。
>駐在君<br>ほんとそうなんだよね。こないだNHKでタイの反政府デモのニュースが始まった途端、画面が真っ黒になったし、良くないよこういうの。