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★ 今日ノリさんに連れられて新規の日系飲料メーカーにプレゼンに行った。
オフィスに入ったらローカルスタッフたちがオイラの顔を見てなにやら驚いたり、ニヤニヤしたり、ヒソヒソしたりしている。
な、なんだ。
ちょっと居心地わりーな。
会議室に通されてノリさんと二人で待っていると、入ってきた日本人社長は、
スキンヘッドで泥棒ヒゲで目がギョロっとした方だった。
ドッペルゲンガーかよ。
それでスタッフたちの反応の意味がわかった。
プレゼンの最中、オイラはもう一人のオイラにプレゼンをしているような、なんか
「涼宮ハルヒの憂鬱」
の世界にいるような不思議な感覚に襲われた。
何か、通じるものがあったのか、プレゼンが終わると、ドッペルゲンガー社長は、
「そのソリューション買いましょう。すぐに使いたい」
とプレゼン即決。
40年近い営業生活の中で、プレゼン即決は記憶にない。
「今後ともよろしくお願い致します。」
と玄関で別れを告げたが、これからこのオフィスにちょくちょく訪問してはスタッフのニヤニヤを受けながらこの社長と対峙するのかと思うと、なんかちょっとくすぐったい気持ちになった。
何かがシンクロしたのでしょうか。いずれにしろ目出度い。
>もとママ<br>ありがとう。髪の毛が薄くなり始めてからの幾歳月の苦労が彼の脳裏に走馬灯のように去来したんではないか。