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★ 「W杯◯◯連勝中」っていうオリンピック前の強さの形容にはトラウマがある。
W杯で50勝もしながらオリンピックだけ勝てなかった高梨沙羅を見て、
「W杯ってなんだよ」
と思ったり、何十連勝と聞いて
「そんなに頻繁にやってるのかよ」
と思った人も多いはずだ。
確かにジャンプのW杯は1シーズンに20試合くらいあるらしく、サッカーのように4年に1度が「ワールドカップ」の定義だと思っていたオイラには驚きだった。
だから小平奈緒の「24連勝中」も言わんで欲しかった。
「オリンピック前の試合では勝ち続けています」
っていう情報でいったい誰が得をするのかわからない。
選手はプレッシャーばかりが膨らんだ挙句、勝っても
「そりゃそうだ」「順当に」
と評されるだけだし、応援している方も
「ホッとした」
という感情が感動を上回ってしまう。
報道各社はもっとネガティブにレポートして欲しい。
「小平奈緒? あー、なんか最近勝ってるみたいですけど、オリンピックじゃそう簡単に勝てないでしょう。まあメダルが取れたら御の字ですよね」
「女子のチームパシュート? 今季は3戦全勝? 世界記録更新中?ってそんなん草レースの話ですわ。オリンピックで勝てる思いまスゥ?」
と、ちょっと最後は関西弁入っちゃいますが、島田紳助あたりにボロクソ言われた後に観たいですわ。