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★ 昨日の晩飯は、辛さで人気の四川料理屋「香辣園」に出かけてみた。
ここは辛さのレベルを選べるんだけど、上級者クラスの辛さになると、マレーシアンチャイニーズでもほとんど無理で、本場中国四川の観光客が食べていくくらいらしい。
「ノーマルで。そんなに辛くしないで」
と店員に念を押して注文したのが、
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豚肉とネギの炒め
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麻婆豆腐
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じゃがいも千切りの唐辛子と酢の炒め
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もうこれが辛いんだけど、美味い。
こんなにご飯に合う料理はここしばらく記憶がない。
ご飯をバクバク掻き込みたくなる。
本当に美味しい中華料理は、中国ではなくマレーシアにあると中国人は言う。
とにかく辛くて美味しいものが好きな人、マレーシアに来た時にお連れします。
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さてそれで今日は、昼飯に久しぶりに「カド」まで出かけ、「孤独のグルメ」の撮影やってみた。
このフードコートは何年も通ったので屋台のおじちゃんおばちゃんにカメラを向けてもニコニコ返してくれるし、何より美味しいからね。
だけど、熱々のプロンミー、五郎さんみたいにバフバフと大量に口に運ぶのは無理w
五郎さんの食べるシーンとか、どのチャンネルでもやってる食レポとか、めちゃくちゃ大変。
年取ると気管が細くなるのか、熱い麺とか思いっきり啜ると絶対むせるしね。
さて、今晩仕事が終わったら編集してみるか。
★ 「カド」で撮った「孤独のグルメ」ごっこ。編集してみた。
これは試作品なので、いろんな人からダメ出しもらいながら次の「収録」に生かしていこうと思います。
隠れたアジアングルメのシリーズできたらいいよね。
★ どうやってモチベーションを持って仕事にあたってもらうかは、日本でも東南アジアでも経営者にとって最大で最難関のテーマであるのは同じだが、
「どうやって」
の部分はだいぶ違ってくる。
タイ人に至っては、お金や賞品などのインセンティブも、減給などのペナルティも、全然効かない。
もう親子代々、筋金入りの遊び人なのである。
とは言え、江戸っ子の遊び人と違ってとりわけ情にもろいわけでもない。
そこで今オイラが挑戦しているのが、
「ささやき戦術」
毎朝、毎夕、タイ人のハングアウト(業務で使用しているチャットアプリ)に
「あの仕事どう? 頑張ってね!」
「今週はなんか成果だそうね、頑張れ!」
とPCディスプレイの片隅にオイラのメッセージを表示させる。
小学校低学年じゃなるまいし、アラ還のオヤジがアラフォーのスタッフたちに囁く事ではないが、
このタコの囁きがそのうち
「不気味」「怖い」
になり、
「ここから脱出するために成果をあげなきゃ」
と必死になるのではないかと考えている。
ご褒美も罰も効かないのであれば、最後は恐怖である。
★ 地上波テレビが絶望的につまらなくなってきているこのご時世、アマゾンプライムなどのネットテレビが攻撃的で面白い。
「観たい人だけ観る」
という非公共性が、視聴率や少数の「非寛容けしからん!視聴者」の制約から解き放たれ、自由なコンテンツ作りができる強みを生かしている。
そもそもコンテンツ作りは最初からジレンマを抱えている。
少数しか視聴しないのであれば、収益性が低く、制作費が小さい。
多数が視聴する場合は、制作費は上がるがその多数に配慮する必要があるので制約が大きい。
ネットテレビは今その境界線の上をほどよいバランスで渡っている状態なのかも知れない。
さて、昨晩はYOUさんと晩飯を食った。
彼女は、JalanJalanが1996年にオープンした時のコンテンツメニューのひとつ、
「スチュワーデス物語」
の初期メンバーでマレーシア航空CA。
彼女たちが紡ぎあげるスチュワーデストークは、ざっくばらんなキャビン裏トークでもありとても冒険的で人気を博し、サイバーエージェントの藤田晋社長もファンの一人だった。
そんな裏トークはこのコンプライアンスの時代にはとてもできないが、当時でも冒険的過ぎてしばらくするとマレーシア航空日本支社からストップがかかってしまったほどだった。
そのYOUさんも初搭乗から27年半。
CAをやりきった満足感とともに今月初めに自主退職し、1990年から暮らしたマレーシアを離れて日本へ帰国することになったのだ。
ほんとうにお疲れ様でした。
今度は地上で会いましょう。
★ 昨日はクライアントの日本人4人と和食屋で会食。
そこでいろいろな今昔を味わった。
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昔:日本食レストランは五つ星ホテルの中にしかなかった。
今:モントキアラ界隈、KL中心地、タマンデサ周辺など日本人経営の美味しい和食屋がいくらでもある。
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昔:接待と称して飲食代は我々ベンダーが全額負担。クライアントが出すことはない。
今:大企業であればあるほどベンダー負担はご法度。きっちり割り勘。
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昔:接待相手のクライアント社長はみんな20歳ほど年上。おじさんの水割りを一生懸命作った。
今:接待相手のクライアント社長はみんな年下。「山森社長、お作りします」と気を使われる。
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昔:何軒もハシゴして泥酔酩酊してみんなベロンベロンな運転して帰宅した。
今:UberかGrab。
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昔:3軒ハシゴがデフォルト。ほとんど朝帰り。
今:2軒目行くのもしんどい。「それではこれで失礼しまーす」と1軒で帰る。
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今昔、どっちがいいかと問われても難しいねぇ。。
★ 昨日のソフトボール、JalanJalan対ミツイは、11対7で辛勝。
序盤は相手速球投手を打ちあぐね、ほぼ完全試合の様相だったが、中盤に9得点のビッグイニングがあり、なんとか逆転勝利を掴んだ。
これで4勝1敗、優勝戦線に踏みとどまっている。
一方、J Brothersはアンカーを相手に6対7で惜敗。
オイラにランナーが溜まった好機が回って来たのに凡打してしまい、悔しくて仕方がない。
くそ、ソフトボールってなんでこんなに楽しいんだろう。
バンコクのソフトボールチーム「おぼんこぼん(仮)」もこの週末にようやくバットやボールの調達が完了し、練習機会を待つだけだ。
さて、今日は午後バンコクに戻る。
このところPM2.5による大気汚染が深刻で、環境省もマスク着用を呼びかけている。
バンコク時事によると、
「環境保護団体、グリーンピース東南アジアのタラー・タイ支部長は『風が吹かず、大気汚染物質が分散しないことが主因』と分析。『これほどの事態は過去に例がなく、危機的な状況』と警告した。」
とのことだ。
オイラが若い頃、日本は大気汚染が社会問題で将来の健康への影響が懸念されるほどだったけど、今一時帰国すると遠くの屋根屋根までくっきり見えるほど空気が澄んでいることに感動する。
オイラの人生は空気の悪いところ、悪いところを住み渡っている気がする。
★ 昨日KLからBKKに向かうフライトで、気持ちよく寝ていたら隣のマレー人(推定62歳男性)に揺り起こされた。
なにごとかと思ったら
「一緒に写真を撮ろう」
と言う。
な、何を言っているのだ、チミは?
と寝ぼけた頭で考えていると、斜め前の席からスマホを構えている別のマレー人がいる。
なんだかわからぬうちに、カメラに向かって笑顔を作った。
「No, No, お前もオレと一緒に親指を立てるんだ、こういう風に」
と隣のマレー人推定62歳は満面の笑みで右手の親指を立てた。
仕方なくオイラはいやいや彼と一緒に親指を立てて写真に収まった。
なんなんだ、これは。
ちょっと前にダウンタウンの松本人志がツイッターで
「新幹線で寝ているオレを揺り起こしてまで写真を求めてくる奴。いつか心霊写真としてでてあげるね」
と呟いていて、そんな奴がいるのか!と思ったが、マレーシアにもそんな奴がいた!
いや、なんでオレとのツーショット??
★ 昨夕、日本からの出張者がバンコク入りしたので、久しぶりに会社の連中とスダレストランでタイ飯。
相変わらずこの店は世界中の観光客御用達らしく、店外で席を待つ客が途切れることがなかった。
出張者の1人は、ウチの会社にいた海老崎くん。
彼は昨年東京の提携会社に出向研修をしていたが、そのままその会社に移籍することになり、今回はみんなに挨拶に来たのだ。
スダレストランから2軒ハシゴして深夜帰宅。
今日はもうずーっと眠い。
★ 昨日は出張者の観光アテンドで朝7時半にホテルを出発。
水上マーケットや線路の市場で有名なメークロン市場などを車で回り、夜の会食や二次会を終えて戻ってくると力尽きていた。
この人はオイラの元会社の先輩で、すでに還暦を過ぎているのだが、驚くほど若々しい。
毎月練習で200キロは走り、だいたい月一ペースで日本全国のフルマラソンの大会に出場。さぞ健康ストイックな生活かと思いきや、奥さんの話では平日は深夜に泥酔してタクシーで帰ってくる毎日。
週末は酒を抜いて家族サービスをするが、平日は自宅で一緒にご飯を食べたことがないと言う。
仕事ではなく、とにかく毎日誰かと深夜2時、3時まで飲み続けてくるのだ。
出入りが激しいと言うか、きっと5,000キロカロリー摂取して5,000キロカロリー消費するような生活を送っているのだろう。
今回も数日一緒にいて、二次会くらいまで飲んだ時点で腕時計を見、
「ん、なんだまだ10時半か、もうちょっと行こうよ」
と3軒目を誘ってくる。
10時半や11時というのは、いわゆるまだ宵の口で帰宅する時間じゃないという観念がきっと何十年も体に染み付いているのだろう。
それでいて、朝は6時頃から毎日ランニングを欠かさないのだから、睡眠時間3〜4時間で健康を保てる体を作り上げてしまったことになる。
「それにしても見た目が若い。還暦すぎとは誰も信じないでしょう。50歳前後で通る。何がその若さを生むんだろう」
と二次会で話していると同席していたカミさんが
「髪の毛がフサフサだからだよ、髪の毛がないのは弱いよ」
と今までの長い話を一瞬で終わらせた。
★ 2時間の時差があるからね、朝のウォーキングも早々に切り上げてテレビの前に座る。
そしてハラハラドキドキ、感動の4時間。
羽生の得点発表によっしゃー!
宇野の順位発表によっしゃー!
久々にグッとくるドラマだった。
もうこの平昌五輪は十分だ。思い残すことはない。
そして藤井五段が羽生竜王を初めて公式戦で破ったという記録的な出来事も。
今日はすごい日だったな。
★ 今日はナミの所属するバンコクブラスバンドのコンサート。
ファミリーコンサートと題して、アニメソングや童謡など、子供たちを連れて聴きに行くコンセプトだった。
まあ、そういうわけだから、演奏中も客席を動き回ったり、叫び声が聞こえたり、とたいそう賑やかで楽しいコンサートだった。
オイラがクラシックコンサートを観て思うのは、
「なぜ、クラシック奏者は暗譜をしないのか?」
ということだ。
譜面立てがあって、譜面を見ながら演奏する。
演奏途中で慌てて譜面をめくったりしている。
「なぜ、クラシック奏者は暗譜をしないのか?」
でググると
「音符を並び通りに演奏するだけじゃなくて強弱など情報量が多いからだ」
とプロの演奏家が回答していたが、いや、それも含めて覚えちゃう方が譜面めくりで集中が途切れるよりいいんじゃないの、と思える。
また、
「素人とはレベルが違うのだ」
と上からの回答もあったが、
ポップスアーティストも20〜30曲演奏するが、1曲ごと、ライブごとにアレンジを変えながら複雑な情報を体に染み込ませている気がするのだが。
演劇役者が台本を見ながら舞台に立っている姿も見たことがない。
どうしてクラシックだけ「あり」になったんだろう。
★ 「W杯◯◯連勝中」っていうオリンピック前の強さの形容にはトラウマがある。
W杯で50勝もしながらオリンピックだけ勝てなかった高梨沙羅を見て、
「W杯ってなんだよ」
と思ったり、何十連勝と聞いて
「そんなに頻繁にやってるのかよ」
と思った人も多いはずだ。
確かにジャンプのW杯は1シーズンに20試合くらいあるらしく、サッカーのように4年に1度が「ワールドカップ」の定義だと思っていたオイラには驚きだった。
だから小平奈緒の「24連勝中」も言わんで欲しかった。
「オリンピック前の試合では勝ち続けています」
っていう情報でいったい誰が得をするのかわからない。
選手はプレッシャーばかりが膨らんだ挙句、勝っても
「そりゃそうだ」「順当に」
と評されるだけだし、応援している方も
「ホッとした」
という感情が感動を上回ってしまう。
報道各社はもっとネガティブにレポートして欲しい。
「小平奈緒? あー、なんか最近勝ってるみたいですけど、オリンピックじゃそう簡単に勝てないでしょう。まあメダルが取れたら御の字ですよね」
「女子のチームパシュート? 今季は3戦全勝? 世界記録更新中?ってそんなん草レースの話ですわ。オリンピックで勝てる思いまスゥ?」
と、ちょっと最後は関西弁入っちゃいますが、島田紳助あたりにボロクソ言われた後に観たいですわ。
★ 最高に美しかったシーン。
生で観ていて小平奈緒の優しさに感動した。
ネット上の日本人の書き込みに
「キムヨナにはできないだろ」
ってのがあって悲しくなった。
そーゆーこと言うなよ。
自分を極限まで追い詰めた者だけが共有できる何かがあるんだろうな。
自分を30%くらい追い詰めて逃げてくるオイラには到底わからない世界だ。
だから憧れる。
見ているだけで涙が出てくる写真。
★ 「いい勉強になった。もっともっと進化して練習して、4年後の北京オリンピックで絶対メダルを取りたいという気持ちになりました」
現役続行を宣言し北京を目指す葛西のコメントにマジか!と思った。
苦しさを乗り切れる強烈な目標を持っている人は強い、とつくづく思う。
その目標以外全てを捨てる勇気。
オイラなんか自分の周りに言い訳のクッションをたくさん敷き詰めて、どこに転んでも痛くないように生きている。
先日ワイドショーの評論家やコメンテーターらが
「羽生選手を見ていると、自分は何をしているんだと恥ずかしくなる」
と言っていた。
この4年に1回のオリンピックは、同じ人間の眩しい生き方を凝縮して見せられて、山のような自己嫌悪を生み出す期間なのかも知れない。
それでも、その期間が終わると人々はまた怠惰で言い訳ばかりの日々を笑いながら送っていく。
現役を引退すると、あの眩しかった選手たちもいつの間にか普通の人になり、バラエティ番組で弄られドッキリの餌食になったりする。
「目標」というのは不思議なモノで、それを持った途端にヒトは輝き始めるんだな。
★ バンコクでもソフトボールチームを作ったんだけど、
顔合わせ会議もやったんだけど、
会費も集めたんだけど、
その会費でバットやボールも購入したんだけど、
練習場所が見つからない。
昨日は昼休みに昼飯抜いてタバコ工場まで行ってみた。
ここには従業員用の大きなフットボールグラウンドがあって使われている気配がない。
グラウンド横のガードハウスでここを使いたいと話してみると、事務所の総務へ行って交渉してみろと言う。
本部棟らしき建物の中に入り、事務員たちに頼んでみる。
一人、めちゃくちゃ世話好きそうなタイ人のおばちゃんが出てきて
「そりゃ難しいねぇ。。どこから来たの? 何をしたいの?」
と質問をして来たのでもしかしたらチャンスがあるかも知れないと思い、人生最高の愛想笑いと手揉みをしながらにこやかに質問に答えていたら、そのうち
「私もね、日本は大好きなんだよ。昔日本に行ったこともあるんだよ。あれはね、」
と彼女の日本思い出話が延々と始まってしまった。
しかし、ここで嫌な顔をしては苦労が水の泡になると思い、
「さすが〜」「知らなかった〜」「すごい〜」・・・
と合コンさしすせそを連発しながら付き合っていたんだけど、たっぷり話して気が済んだのか、
「ま、そう言うことだから他を探してごらん」
と、手を振りながら事務所横の売店に戻って行った。
なんじゃ、売店のおばちゃんかよ!
オイラのさしすせそを返せ!
あ〜、どこかにキャッチボールができる空地がないかな〜。
★ 数日前に叔父が亡くなって、一昨日日本でお通夜が催されていた。
娘はほとんど会ったこともない叔父なので特に伝えてなかった。
通夜に参列していたオイラの弟がその場からビデオ電話をしてきて、親類たちが久しぶりにウチの家族と話したいと言うので
「お通夜だよ」
と、ひと言だけでスマホを娘に渡したので、あとでこっぴどく怒られた。
罪滅ぼしに昨日は娘一押しの焼肉屋に。
最近アソークにできた焼肉屋だけど、肉が美味しくてしかも激安ということで急激に人気店になったらしい。
念のため6時前に入店したのだけど、もうほとんどテーブルは埋まっていて、6時半になると店外は入店待ちの列ができるほど。
ほとんどが日本人客。
確かにこのコスパは圧倒的。他の焼肉屋には行けなくなるな。
ただ、店内は強烈な喧騒。
外で待つ客が見えるので気持も急く。
落ち着いて食べるのは無理だけど、美味しい肉を安く食いたいときはベスト。
★ 一昨日KLに入り、3月7日まで。
明日新規のクライアントへのプレゼンがあるので頑張ってデスクワークしてるだよ。
プレゼンというのは要するに売り込みだよ。
案件が長期に亘り、金額も大きいわけだからそう簡単には買ってもらえないわけよ。
だけど、プレゼンのチャンスを必死に作っては売り込みをするわけよ。
自社商品を持っていないほとんどのサービス系会社はこれを繰り返すんだけど、疲弊するわけよ。
そこでオイラの会社も自社商品を作らなきゃあかん、とバンコクとKLのオフィスでそれぞれ競い合いながら商品開発を始めているわけよ。
んで、まずはマレーシアでのリリース。
まずできるかどうかよりも先に発表しちゃう、イーロンマスク方式。
還暦までには発売開始したい。
★ もとママ [ こういうの、ありおりはべりいまそがり、とか五郎さん風のコメントは無し?]
★ Jun [>もとママ やりたいねー!「合う、合う、アウストラロピテクス」を。]