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★ 地上波テレビが絶望的につまらなくなってきているこのご時世、アマゾンプライムなどのネットテレビが攻撃的で面白い。
「観たい人だけ観る」
という非公共性が、視聴率や少数の「非寛容けしからん!視聴者」の制約から解き放たれ、自由なコンテンツ作りができる強みを生かしている。
そもそもコンテンツ作りは最初からジレンマを抱えている。
少数しか視聴しないのであれば、収益性が低く、制作費が小さい。
多数が視聴する場合は、制作費は上がるがその多数に配慮する必要があるので制約が大きい。
ネットテレビは今その境界線の上をほどよいバランスで渡っている状態なのかも知れない。
さて、昨晩はYOUさんと晩飯を食った。
彼女は、JalanJalanが1996年にオープンした時のコンテンツメニューのひとつ、
「スチュワーデス物語」
の初期メンバーでマレーシア航空CA。
彼女たちが紡ぎあげるスチュワーデストークは、ざっくばらんなキャビン裏トークでもありとても冒険的で人気を博し、サイバーエージェントの藤田晋社長もファンの一人だった。
そんな裏トークはこのコンプライアンスの時代にはとてもできないが、当時でも冒険的過ぎてしばらくするとマレーシア航空日本支社からストップがかかってしまったほどだった。
そのYOUさんも初搭乗から27年半。
CAをやりきった満足感とともに今月初めに自主退職し、1990年から暮らしたマレーシアを離れて日本へ帰国することになったのだ。
ほんとうにお疲れ様でした。
今度は地上で会いましょう。