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★ 2年ほど前に家業の手伝いをするという理由で退社したタイ人営業部長のTee(38歳)が、昨日から再採用で再び社員となった。
他にも結婚して地方に移転するという理由で退社した営業スタッフのNidちゃんが、離婚したのでもう一度オイラの会社で働かせて欲しいと連絡があったが、それは保留している。
基本、転職して給与を上げていく文化のタイで、2年前の給与額でいいからと戻ってくる連中が多いのは、ウチの会社がよほど居心地がいいんだろうな、と思うわけで。
それは実際のところ、会社として良いことなんだろうか?とタコ社長は少し悩むわけで。
タイのベンチャー会社なのになんだか10年選手がゴロゴロいて、そろそろ40代に手の届く社員も出てくる。
昔は40代と言えば働き盛り、会社の命運を背負う中心世代だったが、今のこのテクノロジー変化の激しい時代を乗り切るにはせいぜい30代まで、メインは20代が引っ張っていく会社でないと太刀打ちできないと痛感する。
そんな時代の中で、58歳のオイラ個人の心境はどんなものかというと、マラソンの集団の最後尾をゼイゼイ言いながら走っている感じ。
このマラソン集団はIT業界で働く人々だ。
集団のスピードはどんどん早くなっている。
オイラはどこかで集団からちぎれて1人で走るのか、走るのをやめて棄権するのか、息も絶え絶えにそんなことを考えている。
社会の高齢化が進む日本が「先進国」の集団から落ちるのも時間の問題だ。