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★ 昨日の午後便でバンコクに戻ってきた。
KLIAのマレーシア航空搭乗待合室のセキュリティチェックを通ろうとして止められた。
「カバンを開けてください」
ベルトコンベアーで出てきた小さいスーツケースを指差して係官を言った。
あれ、なんか誤解されるようなもの入っていたかな?
と思いながら開けたが思い当たらない。
カメラのレンズ?
「では、そのレンズを出してもう一回カバンを通して」
出てきたスーツケースを見ながら、
「いや、違う。もっと形状が武器、火器のようなもんだ」
そんな物騒なもの入ってないし。。
係官と一緒に、これか?いや、違う、これか?いや、違う、を繰り返し、最後にカメラケースの中から出てきた物を見て係官が叫んだ。
「なんだ、これは!」
オイラがゴムのブロワーを力強く握ると、先端から勢いよく空気が係官の顔に吹き出した。
「うわっ、何をする!」
周りの係官たちはすでに事情を解したのか笑っている。
「こ、これは何に使うものだ!」
担当係官はまだ納得できないらしい。
「これはレンズの汚れを空気で吹き飛ばす道具だよ」
「うーん、そうか、手榴弾かと思った。。」
この間は一脚(カメラの三脚の足が1本しかないやつ)をライフルと誤認されて
「こ、これはなんだ!」
と取り囲まれたし、写真撮る人のセキュリティチェックは面倒くさい。
★ 今週はバンコクで2018年計画のプレゼンが一件あって、それが終わったら来週月曜日からまた月末までバンコク不在になる。
それもあって昨日は留守中に頑張ってくれている日本人スタッフとの近況報告会を兼ねた飲み会。
彼女たちの好みのタイプはタレントでいうと誰かという話になって、
藤木直人、妻夫木聡と面食い好みが出て、野村萬斎という変わり種も出て、人妻1人と独身2人の話はなかなか面白かった。
「Junさんの時代のアイドルって誰?」
って聞かれて、
「そりゃあ、松田聖子、中森明菜、小泉今日子だろう」
「あ〜、その世代なんだ〜」
って言っていたけど、本当のところは
山口百恵、桜田淳子、天地真理だったかも知れない。
ちょっとサバ読んだ。
てか、天地真理って誰?って言われたかも知れないと思うと、軽く血の気引く。
★ 昨日はこれも久しぶりにケージとアソーク界隈で飲み。
オイラの元会社で今彼の務める広告会社が米国の巨大ファンドに買収を仕掛けられていることで連日日経などでも記事になっていてSNS上も喧しい。
まあ、社員の生活には特段の影響はない話だろう。
それより彼から聞いたあるキャンペーンの話。
彼の会社のあるクライアントがタイ市場でビジネスをスタートするにあたって顧客集めのための年間広告キャンペーン計画を作り、大きな予算をもらった。
先月からそのキャンペーン広告を始めたところ、これが大成功で反響が大きく、顧客が集まり過ぎて対応が追いつかなくなってしまい、急遽全ての広告計画をキャンセルされてしまった。
向こう1年間の広告予算も全て白紙。
クライアントからすると、予算よりはるかに小さいコストで想定より大きな目標達成をできてしまったので、こんなありがたいことはない。
「なんか、申し訳ないね。。でもゴルフやプライベートの付き合いは続けましょうね」
とクライアント担当者から言われたらしい。
クライアントの成功が我々の成功、とは言え、これはちょっと哀しい顛末だな。
★ 某日系クライアントの社長が交代するということで、昨晩は歓送迎会を催した。
帰国する旧社長は39歳。着任した新社長は33歳。
若い。
この新社長が若すぎるのではないか、という懸念もあり57歳のお目付役が1年間の期限付きで本社から同行赴任することになった。
オイラがマレーシアに赴任したのが31歳で前任者もいない「ひとり旅」だったことを考えるとちょっと過保護のカホコのような気がするが、それもまた会社の文化だから仕方がない。
このお目付役が短く刈ったごま塩頭、灼けた顔にシワの刻まれたの頑固オヤジ風情で、今にもてやんでい!べらぼうめい!と言いそうなとっつぁんだ。
今まで旧社長と進めてきたデジタルマーケティングの概要やこれからの計画を説明すると
「あっしは、そういうのに疎いんで・・」
と案の定、席を外してしまう。
これはなかなか手強い展開になりそうだぞ、とタイ禁酒日でも酒を出す居酒屋で生ビールをグビリと飲みながら唸った。
★ 脂肪が本気で燃焼した。
昨日は朝からユキとユキの友達レオくんと一緒に自転車部の活動でノンタブリー県にある動物カフェまで走った。
この動物カフェでは犬や猫の他、キツネやアライグマやミーアキャットなど面白い動物たちと遊ぶことができる。
ずっとエネルギー源の炭水化物、糖質を制限していたので、25kmほどの往路ですでにけっこういい距離に思えた。
ランチに炭水化物や普段なら絶対手を出さない
チョコバナナも飲んだ。
それでも復路はさらにバテた。
たかだか50km程度の距離でずいぶん疲れた。
シャワーを浴びて体重計に乗る。
この1ヶ月で2kg落とした体重が今日1日でさらに2kg減っていきなり65kg台になっていた。
体脂肪や内臓脂肪も落ち、だいぶ体から不要物が溶け出た気がする。
明日からまた1ヶ月の出稼ぎ。
できるだけ運動も続けながら健康維持して乗り切りたい。
★ 昨日の早朝便でKLに入った。
打ち合わせと準備作業をして今日と明日連続でプレゼン。まあ、今年から来年に向けての山場なんだよ。
だから朝3時起きで移動して頑張っているだよ、タコ社長は。
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先週土曜日のNHKで働き方改革の討論をしていたけれど、今日本は本人が望めば65歳までは雇用しないといけない義務があるんだね。
それで視聴者からは
「ほんとは働きたくなんかない。だけど年金だけじゃ生活していけないから仕方なく働くんだ」
というアラ還世代からの多くの声が寄せられていた。
え〜、そんなに働きたくないんだ〜と驚いた。
「給与は半分から3分の1になる」
「〇〇部長という呼称が今日からいきなり〇〇さん、になる」
「今まで自分の部下だった社員の下で働くことになる」
など、私のプライドが・・という恨み節もたくさんある。
一方で現役社員たちからは
「働かないのに威張るばかりで邪魔」
「IT時代についてこれないし、業務でも大して教わることがない」
「とにかくやりづらい」
と大変な悪評だ。
歳をとった社員が若い社員に教えられないのは、日本の会社の人事制度が
「広く浅く社内を回す」
を是としているからで、その分野に特化したスペシャリストが育たないからと解説していた。
そこで最近広がってきているのが
「キャリア権」
という法概念だ。
「人は誰でも自ら望む職業キャリアを主体的に開発・形成する権利をもち、企業や社会は個々人のキャリア形成を保障・支援すべきである」
という労働者と会社それぞれの権利のことだ。
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オイラは就活時代に就職セミナーで人事や就活の専門家から
「もし、採用面接で『もしあなたの配属先があなたが望む部署でなかったらどうしますか?』という質問を受けたら『戦時中は足を軍足に合わせたものだと聞きました。私もその気概でどこでもなんでもやります!』と答えなさい」
と教わった。
実際に大手出版社の面接でその通りのやりとりがあって面接官から
「君、すごいこと知ってるね」
とのけぞられた。
今思えばキャリア権とは真逆の回答で笑えてくるが、その時代はそれが当たり前だったのだ。
最近ではウチのスタッフのナミが
「私はこちらの方向の仕事をしたいです。無理ならば辞めます!」
なんてことを訴えてきて、「なんて時代だ!」と叫びたくなるけど、
会社は会社の業績だけではなくて、社員一人一人のキャリアを本人の望む方向に伸ばしながら業績向上を図らなければならないのだから、それはもうタコ社長だって大変なのだ。
★ ウチのマレーシアオフィスの下にとうとうファミマがオープンした。
しかもローカルコンビニの隣に。
マレーシアのコンビニといえば、長年セブンイレブン独占状態。
品揃えは貧弱で、並んでいる商品も質が悪く魅力のないものだけなので、とても日本人には耐えられるものではなかったが、やはりそこをしっかり戦略として突いてきている。
おにぎりやスイーツ、サンドウィッチ。そして日本からそのまま持ってきたコンビニ弁当たち。飲み物も日本ブランドが並んでいる。
スナックもファミマブランドでピーセンや揚げ餅などオイラの大好物がぶら下がっている。アイスクリームもたい焼き、モナカ、PINO、雪見だいふく・・と勢揃いだ。
カウンターには各種コーヒーやおでん、ホットスナックが競い合っている。
バンコクのローソンでもここまでは揃えられなかった。
もう心が踊る。
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だけど。
糖質制限を始める前に開けて欲しかった。
スイーツ棚からチョコレートムースを手には取ったが、飛び跳ねる心を落ち着かせて、そのまま手ぶらでオフィスに戻った。
チキショォォオオ(小梅太夫風に)
★ 今日は朝からアスタカグラウンドでJalan Jalan、J Brothers、SOEM、ミツイ4チームによる合同練習試合。
合計30人くらい集まったので、混成チームで練習試合を2試合もできた。
青空の下、緑の芝生の上で白球を追いかける時間は本当に楽しい。
オイラにとっては貴重なひと時だ。
来週のリーグ開幕戦を前に今晩はJalanJalanとJ Brothersがそれぞれ決起飲み会を開く。
それぞれの会場を徒歩圏内にしてもらって、オイラは両方掛け持ちするよ。
そして、A、B両リーグでの開幕勝利を目指す。
★ そして夜はJalanJalan(1軍)の飲み会とJ Brothers(2軍)の飲み会をハシゴ。
写真左JalanJalanはデサスリのMarta's Kitchenというスペインレストラン。写真右J Brothersはふく田という焼き鳥屋で同じくデサスリ徒歩1分の距離にある。
両方とも料理が美味しくていつも一杯の人気店だ。
奴らのほとばしる若さに触れ、昔のKLではとても食べられなかった美味しい各国料理に舌鼓を打ち、ほんとに時代は流れたんだなぁ、と実感せざるを得ない。
二次会では1軍、2軍が同じくデサスリのカラオケルームで合流したが、みんなが一緒に踊って合唱する曲をもう絶望的なほど知らないしね。
みんなが楽しそうにはしゃいでいる様子を手拍子を打ちながらニコニコと眺めている80歳のジジイでした。
★ 昨日は右膝が痛かったので、散歩に少し出ただけで1日中部屋にいて提案資料を作ったり、本を読んだりして静かに過ごした。
JalanJalanソフトボールチームのOB、OGに22日の開幕戦にあたってJalanJalanとJ Brothersの2チームでリーグに参戦する旨、正式にお知らせメールを発送した。
そうしたらOBの坂本から返信が届いた。
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お久しぶりです。マレーシア以来8年ぶりの海外勤務をしていましたが、8月に帰国しました。
ドイツ・ベルリン1年で支局を畳んで、
トルコ・イスタンブール支局を開設し1年でした…
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(坂本は、フジテレビのクアラルンプール支局長として当地に駐在中にJalanJalanのメンバーだった)
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ソフトボールってすごいですよね。日本人の「タスキ」「絆」みたいなもんですね。
ベルリンでも年に2回、わずか4チームほどではありますが、リーグ戦を1日でやっていて、みんなそのあとワイワイ飲んでました。
坂本もマスコミチームの一員として、参加してました。
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イスタンブールは2000人ほどの日本人がいましたが、ここも3年前に5人ほどでソフトボールチームが発足。坂本も1年間毎週土曜日練習&紅白戦に参加していました。
今や毎週40人ほどが参加するようになり、素人はもちろん、慶応体育会野球部、横浜高校野球部など顔ぶれも派手。女性&子供たちも参加して楽しくやってました。
イスタンブールには1試合しかないので対外試合も難しく、ここは1年に2度ドイツのデュッセルドルフの大会に遠征していました。
この大会は70チームほどが参加します。
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JalanJalanも祝!2チーム。
益々の発展を祈ってます。
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東京へお戻りの際はご一緒したいです。
現在は週末のニュースの編集長的な業務をしています。
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久しぶりに坂本からメールが届き、近況が知れてうれしかった。
意外に知られていないけど、世界中での日本人のソフトボールっていうのはすごいんだね。
デュッセルドルフに70チームって・・・
★ 昨日カミさんがバンコクからKLにやって来た。
いつもは1人で焼き鳥と焼酎を飲みに行く居酒屋に一緒に出かけた。
「ボトルが入っているからさ」
と一緒に座ったカウンターの真ん前に
「JUN & MAGGIE」
というフダのかかった梅酒ボトルが置いてあった。
いや、マギーは知らないし。
★ 昨日打ち合わせがミッドバレーであったので、終了後に少しブラブラしてジーンズを購入。
いつも履いているウェストサイズで試着したのだが、ゆるゆるだ。
糖質制限後に腹回りの脂肪が燃焼したことを実感した瞬間。
そして一番フィットしたサイズ。
30インチ!
22歳、新卒で就職したあの時代のサイズだ。
明日は、ソフトボール開幕戦。
久しぶりの先発ピッチャー。
初めて一緒に戦うメンバーに守りを任せて精一杯投げる!
★ 第44回KL日本人ソフトボールリーグ開幕!
JalanJalanチーム(1軍)はセイフティーファーストと対戦し、11対0の5回コールド勝ち!
エース金ちゃんが自己初の完封完投勝利だ!
開幕戦からこれは最高の勝ち方だぜ。
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さて、一方J Brothers(2軍)は、マコタを相手に11対21の6回コールド負け!
悔しいーーーー!
オイラも先発完投だけど、21点も取られてんじゃんね!
それでも
「勝ち負けに関係なく楽しんで乾杯する!」
がコンセプトのJ Bro.チームは、JalanJalanと同じ中華食堂で乾杯だ!
よーし!来月のハリマオウ戦は絶対チーム初勝利をあげて乾杯するぞ!
★ 明日の夜便で一時帰国。
バンコクオフィスのナミ、KLオフィスのベロニカとジョンを連れ、また日本のデータ分析専門家とAI技術者を招き、箱根で2泊3日の研究合宿なのだ。
観光地であえて缶詰ワークショップを開こうというところにタコ社長の決意、気合を感じるではないか。
AIがこれから人間社会にどこまで大きな影響をもたらすのかオイラにはまだハッキリとわからない。
ただ、マーケティングとかコミュニケーションといった領域、業界は間違いなく厳しい変革の津波が来る。
その波に巻き込まれて溺死するのか、うまく乗り越えて海原に出られるのか、は今日の動き方一つなのだ。
ということを、
温泉にゆっくり浸かりながら、
海鮮丼をしみじみと味わいながら、
タコ社長は体験してくるのだ。
★ 昨日早朝に成田に到着し、そのままパートナー本社の幹部会議で少しスピーチをしてからベロニカとジョンを連れて浅草、秋葉原を観光。
その後夕方箱根に到着してまずは温泉。
日本が初めてのベロニカ、温泉が初めてのジョンとも箱根の露天風呂を大変気にいってくれたようだった。
このまま宴会場で浮かれたいところだが、合宿所に戻ると深夜まで研究活動を続ける。
★ 箱根合宿継続中。
こちらにいる人の話によると、昨日は今年一番の快晴だったようで、しかも先日の寒波で冠雪したため、とても美しい富士山を臨むことができてみんな大興奮だった。
ビギナーズラックだな。
そして今日は台風の影響か、朝から雨模様。
集中して勉強せよという天のお告げだろう(笑)。
明日マレーシアの戻るフライトは欠航にならないだろうか・・・
★ 「ちょっと日本人としては扱えませんね」
オイラはうなだれ気味に神妙な面持ちでその言葉の意味を考えていた。
場所は浅草警察署、相手は交通課の女性巡査だ。
日本に一時帰国した日、浅草の路上パーキングメーターに300円を投入し、天麩羅屋で昼飯食っている間に「駐車違反」のステッカーをフロントグラスに貼られたのだ。
20分の超過だった。
その日は時間がなかったのでそのまま箱根に向かい、帰国日成田空港に向かう道すがら反則金を支払うために浅草警察署に立ち寄った。
台風が北上してきた雨の激しい昨日のことだ。
オイラがバンコクで取得した国際運転免許証とパスポートを提出すると、
「日本の免許証は?」
と彼女は訊いた。
「日本の免許証はすでに失効していて国際免許証でレンタカーを借りました」
「パーキングメーターの使い方も知らなかったんですね?」
これはもしかしたら彼女が助け舟を出してくれているんではないだろうか、と思ったオイラは
「そおなんです、もう20年以上も日本を離れていて使い方がわかりませんでした」
「あとで精算すると思ったんですか?」
「そおなんですぅ、超過した分は後で追加精算すればいいのかと。この間乗った電車がそうだったので・・・」
ここで、冒頭のセリフに繋がる。
「ちょっと日本人としては扱えませんね。とは言え外国人用の誓約書は英語なので、こちらの指示通りに誓約書を自分で書いてもらえますか?」
「はい、わかりました」
そして、オイラが書いたのが
この自筆の誓約書だ。
そして、日本人じゃないという扱いで特別に駐車違反を許してもらうことができた。
外国人の場合は、こうして誓約書を警察署長宛に提出することで許してもらうことがあるのだそうだ。
そして、オイラも日本人じゃなくてほんとによかったと思った。
★ もとママ [ すみません。私、晩年の天地真理って言われてます。]
★ Jun [>もとママ ば、晩年て(笑)。いやでも、いいんじゃないの。 http://www.junmas.com/creden..]