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2018年03月27日(Tue) コンペの不条理

3週間に亘って制作してきたコンペの提案書が完成し、提出締め切りの昨日、担当のしーちゃんがクライアント窓口へ無事提出し、受理された。

ナミが統括管理者となってユキ、しーちゃん他タイ人スタッフとまとめ上げた大作はA4で134ページ。

それ自体が大変高価な「成果物」であるのに、コンペとなると

「企画書の作成、応募等にかかる経費は、応募者の負担とします。」

の一文で全てタダになる。

コンペに勝っても負けてもこのコストは支払われることがない。

常々、これは理不尽だと思ってきた。

我々のようにアイディアやデザインや企画という無形品を商品にしている会社は、その商品をコンペの名の下に全てタダで差し出さねばならない。

じゃあ、コンペに出なければいい。

そう、その通り。

今回は諸事情から参加したが、最近はできるだけコンペには出ないようにしている。

なのに最近はクライアント側がコンペであることを隠して提案を求め、実際にはこっそりいろいろなベンダーから企画を集めていいとこ取りするケースも増えている。

こういうのはコンペをするよりもっと姑息だ。

コンプライアンス、コンプライアンスと声高に叫びながら、会食が割り勘になったくらいで根っこのところはちっとも変わっていないのである。