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★ 海外療養費支給制度ってのがあって、海外で受けた医療費を全額ではないけれど日本の自治体で返してくれる。
一般医療費は民間の保険で賄えるけれど、歯科は適用外なのでこの国の制度が役に立つ。
先週スクムビットの歯科医で治療をして
「申請用の治療説明書と領収書金額などきちんと合うように書いてね」
って頼んだら、
「帰国前にインターネットで申請書類を送って不備があるかどうか役所に確認したほうがいいですよ。こちらの日本人、皆さんそうしてますから」
と言われ、オイラの自治体杉並区でもそんなことできたっけかなー、と半信半疑だった。
でも、窓口に行ってから書類の記載内容に不備があってもどうにもならないから、それも当然のサービスだよなー、と思いながら杉並区のウェブサイトをチェック。
しかし、申請書類のダウンロードはできるけど、
「申請は帰国後窓口で」
としか書いていない。
念のため、国際電話で杉並区役所に訊いてみたけど、やっぱり窓口以外での対応はしていないとのことだ。
周りの日本人たちからも
「今どきはネットでできますよー」
と言われていたのに、ずいぶん遅れているじゃないかよ、杉並区。
そこで、もう30年近くも海外にいるくせに、急に江戸っ子訛りで
「こちとらは、親子代々、杉並区民なんでぃ。それがなんでぇ、情けねぇじゃねぇかい! モチっと頑張ってくれヨォ」
と電話口の職員に言ってやる。
「はい、そうですよね、頑張るように所内でも話しておきます」
ほんとかよ、と思ったけど。
「おぅ、頼んだゼィ!」
と言って電話を切った。