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★ タマンデサの社宅から車を出そうと玄関を出ると、ゲートの外に知らない車が駐車していた。
ゲートすれすれに停めてあるので、人間1人が出入りすることもできない。
やだぞ、こんなところで餓死するのは、と思い、自分の車のクラクションを鳴らす。
しばらくすると、隣の家のインド人のおばちゃんが出てきて
「なんだ、いるのかいな」
と歩いてくる。
「この家はいつもいないけどどーなってんのさ!」
なんでオイラが怒られてる?
「いや、バンコクとここで仕事しているからいつもここに住んでいるわけじゃないんで」
「ポストに郵便物が溢れているし、あかんよ、こーゆーのは!」
はい、すいません。。。って自分で家賃払ってんだから好きに使ってあかんのかい!
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と、まぁ、こういうこともあるし、月に1週間オイラが使うだけのために4ベッドルーム3階建のリンクハウスはいらねーよな、ということで今週末に引っ越すことにしたよ。
★ 昨日はLOT10 COOL JAPAN館の改装工事の進捗具合を視察。
オイラはヘルメットをかぶってもかぶらなくても風貌が変わらなかったけど、念のためかぶることにした。
グランドフロアにはいろいろなお店が出店するが、どこもまだ完成した様子を想像するのは難しかった。
ここはいったいどんなフロアになるんだろう。
ウチのお店は完成するのだろうか。
生まれて初めてのことなので、お客さんが来るイメージが全然わかない。
さて、今朝は引越し準備の前に近所の青空食堂で朝飯を食う。
ここは老若男女、タマンデサの人々の憩いの社交場なんだ。
ちょっと離れたコーヒーショップに行列ができていたので、歩み寄ってみる。
近所の人たちが並んで待っていたのはこのお店のナシレマだった。
★ 今日は引っ越し。
食品を整理していたら「ゆであずき」っていう缶詰が出てきた。
甘いんだろうなー、日本のあんこは美味しいんだろうなー、これはどうやって食べたらいいんだろうなー、といろいろ妄想を膨らませ、スーパーに行って日本のバニラアイスを買ってきた。
濃厚なバニラアイスにたっぷりあずきを乗せた食べ物がオイラが行き着いた「幸福」だった。
でも、それはきっとカロリーも多いし、糖質もハンパないだろう。
そこでオイラは思った。
この「幸福の食べ物」を完食するために、その分のカロリー消費をしておこう!
オイラは水着を持ってオフィスのプールへ行き、自由形と平泳ぎでいつもの倍の距離を泳いだ。
トレーニングの後に和食屋に入って、サラダと秋刀魚の塩焼きを食べた。
ご飯ものなど糖質は摂らない。
万全だ。
帰宅して冷凍庫からバニラアイスを出し、ゆであずきの缶を開けた。
スプーンの上にバニラアイスとゆであずきを半々に乗せて、ゆっくりと口に運んだ。
し・あ・わ・せ
57年間生きてきてよかった。。。
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家の中を見回すと、まだたくさんの荷物が残っていた。
結局今日は引っ越しを終わらせることができなかった。
引っ越しがゆであずきに負けた。
★ そか、珍しく3日も「ひと言」が空いちゃったんだな。
銀メダルでごめんさない。
昨日はクアラルンプール5時起きでウチのKLスタッフ、ベロニカとジョンと一緒にシンガポールへ飛び、クライアントのアジアリージョナル本社で初めてお目にかかる日本人やシンガポール人の面々へのプレゼン。
プレゼン後の質疑応答を入れると4時間半にも及ぶ会議だった。
クライアントオフィスからそのままチャンギ空港まで電車2回乗り換えで移動し、空港のフードコートでインドカレーを食べるとようやくお腹も気持ちもホッとした。
ベロニカとジョンはKL行きに乗り、オイラは1人バンコクへ戻る。
深夜にスクムビットのアパートに辿り着くと、もう何をする気力も残っていなかったよ。
今日はバンコクオフィスで久々に会う営業チームの報告を聞いて、あまりにも進捗がないことに疲れがドッと出た。
「ジジイが仕事取ってこようと飛び回っている間にサボってて何も動いていないってどういうこと?」
と静かに話し出したら、みんな顔を強張らせてシーンとなった(笑)。
そろそろオイラがいない間も社内を仕切れるGMを指名しようと決めた。
★ kaobal [組織をいくらいじってもモチベーションが上がらなかったらうまくいかないでしょう。 会社の会計を公開、利益の三分の一は社..]
★ Jun [>kaobal そう、それ、マレーシア人には効くんだと思うんだけど、難敵タイ人は金への執着がないんだな。ウチは三分の..]
★ kaobal [お金よりサバイって? サバイって何ですか。 興味あるなあ。]
★ Jun [>kaobal 「心地よい」「気持ち良い」プレッシャーのないお気楽な状態。ビール飲みながらハンモックに揺られて昼寝す..]
★ kaobal [それもお金がないとだめだと思うけど、まあ違うんでしょうね。]
★ Jun [>kaobal タイでは奥さんに屋台で花売らせている貧しい旦那たちがそういう「サバイサバイ」な生活をしているんですよ..]
★ kaobal [日本人の好きなフレーズ 「清く、貧しく、美しく」とは根本的に違うんでしょうね。]
★ ブキッビンタンのLOT10伊勢丹を大改装するCOOL JAPAN館に出店するお店では日本の「商品」だけでなく「サービス」も日本に近づけようと
「お・も・て・な・し」
のトレーニングがある。
ウチのお店で採用するスタッフ用に日本式接客マニュアルなるものが日本から届いたので読んでみた。
身だしなみから言葉遣い、お客様への近寄り方、対応の仕方まで分厚いマニュアルに細かく記載されている。
頭がクラクラするほど細かい。
日本の接客が世界一と言われるわけだ。
これを要約してウチのベロニカやジョンに説明したが2人はただ大笑いするばかり。
「これ、マレーシア人にやってもらうの無理?」
「無理、絶対辞める(笑)」
「じゃあ、給料を市場の倍出すとしたら」
「自分なら倍出されても嫌だ」
海外店舗での「おもてなし」は予想以上に難題となりそうだぞ。
★ バンコクにも「シンゴジラ」がやってきたので観に行った。
まずは、「国王礼賛」の動画で全員起立。
ポップコーンやドリンクの配置を整え、観る体勢を作った後で
「あ、そうだ、そうだ、これがあったんだ」
と、全てリセットになるのやめて欲しい。
「シンゴジラ」の方は日本の政治体制やアメリカや世界との関係の中で描いているので、タイの観客には多分意味不明で全然面白くなかったと思う。
ゴジラが動かないので途中で出て行く人いたしね(笑)。
あれだけの俳優たちがワンカット、ワン台詞で登場しては消えていく映画も面白かったけど、これもタイ人にはわかんねーよな。
★ 先日ベロニカとジョンと昼飯に讃岐うどんを食べに行く車中、ジョンが
「あー、早く納豆うどん食べたい〜」
と言った。
「納豆好きなの?」
と聞くと大好物だと言う。
運転しているベロニカは隣でウェ〜という苦い顔をしている。
まあ外国人ならこれが普通の反応だな。
さらにジョンは、ご飯にたっぷり納豆を乗せて、生卵をかけて、かき混ぜて食べるのが本当に美味いんだよ、とベロニカに力説する。
いやー、無理ー、とベロニカは顔をしかめる。
オイラが後部座席から
「いや、でも卵かけ御飯に納豆は美味いんだよ。人生の最後の食事は卵かけ御飯を選ぶかも知れん」
と言うとベロニカは大笑いするが、ジョンは、
「僕もそれ選ぶ」
と真剣だ。するとベロニカが
「Junさんは年寄りだからそういうの好きでもいいけど、ジョン、あなたはまだ若いんだから早いでしょう、そいうのは」
と言い出した。
なんだ、納豆とか卵かけ御飯てのは年寄りの食物なのか、世間では。
それにしてもこの納豆卵かけ御飯にさらにオクラを入れても美味いんだと話し続けているジョンはちょっと珍しいチャイニーズだな。
到着してみると店内は満員で店先に入れぬ客が溢れていた。
マレーシアでも人気だな、讃岐うどん。
で、オイラは納豆はやめて、サラダうどんにしたった。
★ ウチのエンジニアが仕事上で粗相をして、昨日はクライアントに出向いてお詫び&原因説明&今後の対策説明。
謝るのもタコ社長の大事な仕事とはいえ、気の重い1日だった。
クライアントから戻ってきてスタッフ全員に今後の作業の進め方や心構えのお話。
みんなが本気で頑張ってくれないとオイラなんてただのタコだからね。
来週から年末までほぼ隔週以上でバンコクを不在にすることもあり、バンコクオフィスのマネージメントは喫緊の重要課題だ。
そこで。
Pop(エンジニア系プロジェクトマネージャー)をGMとして指名することにした。
GMとは特定のプロジェクトではなく会社全体をマネージメントする社長代行のような存在に当たる。
すべての仕事の流れ、スタッフ一人一人の管理など社内的な総合指揮を執るわけで、今日からすぐこなせるというポジションではないが、半年くらいを目処に彼自身や社内の環境を整えていく。
「Junさんが、僕に期待してくれるのであれば、僕はやります!」
と珍しく熱い言葉を返してきたPop。
彼は穏やかな性格からタイ人からも日本人からも一定の信頼感を持たれている。きっとやれるだろう。
★ 少し前の一時帰国で中学校時代の同窓会に出席した。
学年全体の同窓会だったけど、途中同じクラスだった連中が集まって
「ウチのクラスだけのクラス会もやろうよ」
という話になり、中学時代やんちゃだった田中君が幹事やれよ、という流れになった。
「えー、俺やんのー?」
と渋る田中君にオイラは、
「お前さー、一生に一度くらい人のためになることしろよ」
とブチ込む。周りもそこでドカンと笑ってその場は終わったんだが、その後10分くらいしたら田中君だけ会の途中で帰ってしまった。
あれ、もしかしてオイラの「一生に一度」発言に怒ってしまったのだろうか。
毎日会ってる中学時代ならともかく、40年ぶりに会った人間に言うようなセリフじゃなかったな、とちょっと反省した。40秒くらい。
それからしばらく経って、地元で小さな同窓会が開かれた。
オイラはバンコクにいたので出席できなかったのだけど、そこに田中君が現れた。
みんなと会うやいなや、開口一番に田中君が言った言葉が、
「俺、この前の同窓会で山森に『一生に一度くらい』って言われちゃってさー。本当に刺さっちゃったんだよねー」
そこにいたクラスメートたちは田中君を気遣って
「ああ、それ山森もすごく後悔してたよ、申し訳ないこと言ったって」
と伝えてくれて田中君は元気になったらしい。
同窓の皆さん、ご迷惑をおかけしました(笑)。
そこで改めて自分でも考えてみたんだけどさ、
「一生に一度くらい人のためになることしろ」
と言われたら、多分オイラも自分の半生を振り返って
「そういや、なんにも人のためになることしてきてねーな、オイラの人生」
って崩れ落ちるな、と思った。
自分勝手に生きている奴にはギャグにならねーんだな、と反省した。
★ 週末は自転車、水泳、テニス、筋トレといった体力作り。
明日からまた1週間KLで出張者の対応などで時間が取れないのでまとめて運動した感じ。
なんでそんなに詰め込むかというと、11月に再び自転車レースに出ようと計画しているからだ。
今回は「モンスター」とか「キング」とか恐ろしいタイトルのついた山登りレースではなく、KL市内を走る競争だ。
KL市内の車の乗り入れを一定時間ストップし、名所巡りをしながら走れるというコースなので、それだけでも参加の価値あり。
距離は50km程度だけど、きちんと時間内に完走するには、もっと脂肪を落として筋力、体力をアップしないといけないのだ。
10月28日とCOOL JAPAN館オープンまで1ヶ月ちょっとと近づきながらいろいろな工事が遅れていて、こちらの作業が進まない焦りも膨らんでいる。
来週のKL、ストレスで麺と炒飯を摂りすぎないよう自制する。
★ 昨日はKLIAのイミグレがえらく混んでて、ようやく抜け出してオフィスに到着したのが夕方5時。
日本からの出張者はオフィスでベロニカたちが対応してくれていたけど、もう一人日系通信会社の日本人担当者も5時にオフィスにやってきて、すぐに打ち合わせ。終わったのが8時。
通信会社の人とはそこでお別れし、日本からの出張者と遅い夕食に出かける。
彼をホテルまで送った帰り道はちょっと目がしょぼしょぼして辛かった。
なんかバンコクもKLも空港に日本人家族連れがやけに多いなと思っていたら、今日本はシルバーウィークなんだってね。
晩飯に向かう車の中でそんな話を聞き、
「バンコクとKL、休みのない方で仕事をしちゃうとなかなか休めないからね、もう年末年始は休むよ、オイラは」
と運転席のベロニカに言うと、
「Junさん、それ、コンプレインなの?」
「え、いや、そーじゃないけど(笑)」
そうだ、ベロニカとジョンは先週の週末も休みなく毎晩3時、4時まで提案書づくりでほとんど寝ていないんだった。
マレーシアのスタッフ、本当に仕事への熱の入れようがハンパないんだよ。
★ 今日の夕方バンコクに戻る。
今月頭から企画、提案作業を進めていた日本政府観光局の下半期のコンペに勝った、と晩飯を食いに一人で出かけた矢先にナミから電話があった。
うれしい。
ナミはこれから半年間の地獄の作業量を思い浮かべてすでにあまり嬉しそうではなかったが、オイラはうれしい。
あんまりうれしいので晩飯はお祝いを兼ねて揚げ物にした。
今日は夕方プールでしっかり泳いだけど、捨てたカロリーをもう一度背負う所存でございます。
今回の企画立案と企画書制作はほとんどウチのナミが中心になってユキやタイ人スタッフとで進めた。
オイラはほとんどKLにいてほんの少し手伝っただけだからね。
こうしてスタッフが力をつけて頼もしくなっていくのがタコ社長はうれしい。
★ 一昨日KLで記者発表があった。
「【マレーシア】来月27日開業、日本を発信へ KLのクールジャパン店舗」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160923-00000004-nna_kyodo-asia
ここのグランドフロアに日本の凸版印刷という会社とオイラの会社が
「PHOTO SELECT」
という写真関連商品のお店を運営する。
この出店プロジェクトは「実証実験」で、販売による売上自体よりも小売、商品仕入、輸出入、店舗運営、デジタルマーケティングといった将来に向けてのノウハウ作りが目的だ。
左の写真がグランドフロアの様子。だいぶ様子が見えてきた。
右の写真がオイラが運営するお店。
来週中には完成して、再来週から商品陳列などが始められるらしい。
テナントである我々にもほとんど情報が回ってこないので、いったいどんな館になるのか、楽しみだ。
★ 今日は午前中に20kmほど自転車トレーニングをしたけど、もう暑くてたまらない。
冷凍庫からカチンカチンになった大きめの保冷剤を取り出し、バンダナで包んで首の後ろに巻いて出かけたが、1時間ほどでデロンデロンに温ったまった。
午後は柳家三之助さんの独演会「三之助をみたかい in BKK」。
KL、ペナンと2か所独演会をこなしてからバンコクに入ってきた。
何度聴いても名人芸だねぇ。
キレがあって清潔感のある芸だ。
2席とも美味しそうに酒を飲んだり、食べ物を食べたりする噺だったので、高座が終わると、すっかりお腹が空いてしまった。
近所にあった定食屋さん「キッチン新潟」で特製ハンバーグステーキとカニクリームコロッケのセット。
ハンバーグもカニクリームコロッケも130バーツ(約380円)と安いのに美味しくてここはコスパ最高だね。
通りで5時過ぎに入店したのにすでに満席だったよ。
★ むかーし、マレーシアの富士フィルムでやったアイドルコンテストをJalanJalanで紹介したの覚えてる?
今度はタイの三菱鉛筆でキャンペーンガールコンテストをやった。
そして、クライアントが選抜したファイナリスト10名。
これからいよいよ面接ステージで1名の優勝者が決まる。
オイラはちょっと候補者に差があるような気がするんだけど(笑)、まあ好みは多様ということなのかな。
誰が優勝するでしょう!
(上の画像をクリックするとページに飛んで候補者の大きな写真も見られるよ)
★ 昨晩は柳家三之助師匠とタイ飯を食いながらいろいろな話をした。
噺家というと100もの噺をレパートリーに持ち、いつでもどんな噺でも話せるんだからすごいなぁと思っていたんだけど、三之助さんによると全然そんなことはないらしい。
「そんなに覚えてるわけないじゃないですかぁ」
とのけぞって笑った。
夏には夏の噺、冬には冬の噺をするために、季節の前に今でも大変な稽古をするらしい。
「みんな忘れちゃってますからね」
とグリーンカレーをスプーンですくいながら言う。
日曜日の高座では「青菜」という夏の噺を演じた。
「これで日本に帰れば秋ですからね、あの噺はこのバンコク高座で今年は演り納めです」
とLaosビールを美味しそうにあおった。
全国を回りながら美味しいお酒やご馳走を食べながら少し噺をするだけですから気楽な稼業でございます、と謙遜する。
「自分の落語も出来が良く、お客さんの反応もドカンと来る、そんな高座はどのくらいありますか?」
「そうですねー、そういう高座は年に1回ですね」
それはそれでなかなか大変な仕事だなぁ、とプラムーパッポンカリーを食べながら思った。
★ 日本とのオンライン会議が午前11:30からで(日本は午後1時半という昼飯後のちょうどいい時間)、2時間半もの長い会議だったので昼飯を食いそびれちった。
時差ずるい。
「ガッテン」で1日3分間の瞑想を行うと、脳の「海馬」という部分の活動を休ませることができ、認知機能や記憶力が格段に向上するという話をやっていて、オイラが早々とボケるのを恐れるカミさんが
「昼休みに必ずやれ」
「息を吸って吐いてだけに集中して必ずやれ」
「3分だけでいいから必ずやれ」
と何日か前からしつこく耳元で言い続けるので、昼飯は逃したが自分の席で瞑想した。
すると、うるせいな。
キーを叩く音やら、電話で話す声やら、エントランスを鳴らすピンポンとか、こんなにも周りには騒音があったのかと気づく。
「息を吸って〜、息を吐いて〜」
だけに集中して3分間やっているつもりでも
「今のオイラはみんなからどう見られているのだ?」
「ナミがふりむいて『ちょっとJunさん、何寝てんですよ!』と突っ込まれたらなんて答えようか?」
とかそういうことが頭の中で飛び回ってるのがわかる。
「こういうことが飛び回っているってことはオイラの海馬は休んでないんじゃないか?」
なんてどんどん心配になってきて、集中しようと思うほど焦った。
3分ほど経って目を開けると、なんだか疲れている気がする。
「無」になるには煩悩が多すぎるか。
★ 年内の予定が、年末年始も含めてほぼ埋まった。
これはもうカズレーザー並みの売れっ子状態じゃんね。
まあそれでもう年末に思いを馳せ、1年が瞬く間に過ぎていくなぁという話になる。
この早さでこの先のことを考えると、医者から
「余命○年です」
と宣告されたのと変わらないような心持ちになる。
どうして年を重ねると1年がこんなに早く終わってしまうのだろうか、と調べてみると、
19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネの研究による
「ジャネーの法則」
という心理現象だということがわかった。
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「ジャネーの法則」
主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価されるという現象。
簡単に言えば生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)。
例えば、50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ほどであるが、5歳の人間にとっては5分の1に相当する。よって、50歳の人間にとっての10年間は5歳の人間にとっての1年間に当たり、5歳の人間の1日が50歳の人間の10日に当たることになる。
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要するに長く生きれば生きるほど、自分で感じる1年の長さは短くなる。
ウチの両親のように86歳ともなると、1年はちょっと近所のセブンイレブンに買い物に行ったくらいの時間で終わってしまうのだろうか。
これは堪らん!
★ まさ [このお姉さんのナシレマ、何年も前から行列が途絶えません。]
★ Jun [>まさ えー、そうなんやー。並びたくないけど食べてみたいなー。]
★ どいどいを [ヘルメットは「風貌を変える」ためじゃなくて、安全のために被るものでは?(笑)]
★ Jun [>どいどいを あー、そうだったのかー。]