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★ 某日系食品専門商社の日本人と打合せをした。
現在はタイやマレーシアでコーヒーを扱っている。
タイの北部ではその昔麻薬の原料となるケシの栽培が盛んだったが、タイ政府がケシ農園を一掃し、コーヒー農園に変えていった。
コーヒー農業を定着させるために政府では生産物の買取政策を続けているらしい。
保護政策は輸入コーヒーに90%という高関税を課することでさらに拡大していったため、現在タイでは海外の美味しいコーヒーを安く楽しむことができないのだと言う。
作ったものはどんなものでも政府が買い取ってくれるから、品種改良も品質改善も競争も起こらず、完熟や未熟などクソもミソも一緒になったような品質のコーヒーがタイの市場には流通しているらしい。
とは言え、タイ人はコーヒーにたっぷりミルクを入れ、どっぷり砂糖を入れ、仕上げにコンデンスミルクをどろどろ加えて飲むのが主流なのでコーヒーそのものの品質には拘りようがないわけだ。
彼がタイのスターバックスのカウンターで調査をしたところ、やはりいろいろなものをたくさん混入させる商品を購入する客がほとんどで、アメリカーノなどコーヒーそのものを味わう商品を注文する客は10人に1人に留まったらしい。
オイラなんか通常スタバではアイスチョコレートクリーム乗せを買うのでまあ論外なんだけどな。
この日本人社長は、
「タイでブラックで飲めるコーヒーを作って売りたい」
と北部のコーヒー農園で栽培や豆の選別などを直に指導し、新しいコーヒー市場を作ろうと燃えていた。
あらゆる分野でね、日本人の「モノ作り」にかける情熱って凄いよ。
スターバックスのコーヒーは正直まずい。だから私もスタバでは普通のコーヒーは飲まない事にしてますよ。<br>良いなぁ,その社長さんに雇って貰おうかしら(笑)一応、コーヒーコーディネーターの資格取ったので(^^)