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★ 今日は東京で一人暮らしをしている息子の誕生日だす。
おめでとう、25歳。
オイラの方はメーデー休日だけど午前中にちょっと買物をしてから仕事。
最近ねー、日系クライアントと仕事をしていると思うんですよ。
オイラも歳取ったなと(笑)。
まあ、ほとんどのクライアントの日本人社長がオイラより年下という驚くべき時代になってきたわけだから当然そうなるんだけど、
「山森さんにまでお越しいただかなくても・・・」
とか
「山森さんには安心感がある」
とか、なんかこう「重鎮扱い」が目立つんだわ。
そもそも安心感とか安定感といった概念と対極にポジショニングしていたわけで、そういうのは大変居心地が悪い。
ケツに毛虫が這うようにゾワゾワする。
「何を考えているんだかわからない。何をしでかすかわからない」
そう言われて生きてきたわけだけど、
「何を考えているんだかわからない。何をしでかすかわからない」
ジジイってのもちょっと怖いかもな。
でも安心感のあるジジイにだけはならないように努力したい。
★ 今日は朝一で某日系クライアントの元社長がオイラのオフィスにいらした。
今年定年退職されたが日本に帰ってもつまらないのでタイに残って起業するという。
先日日本人若者のタイでの起業が増えていると書いたが、定年退職者もまだまだ負けていないというわけだ。
彼はまだ起業の柱を何にするか模索している最中であったが、その中で1件興味を持っている商材があってこれがタイ人に受け入れられるかどうかと、今後どのように売っていったらいいか、といった相談を受けた。
同じ海外起業でも若者と老人ではだいぶ違う。
若者の話はスケールが大きく激しい。
「アジアの人々の役に立ち日本を元気にする!」
「100億円集めたい!」
「時価総額1兆円の会社を目指す!」
「どんなに苦しくても障害があっても乗り切る!」
希望に満ち、目が輝いている。
一方、定年退職者の起業は枯れている。
「反対した家族を見返したい」
「お金がないので予算内でできることを」
「なんとか生きていければいい」
「大変ならまた考えるけど残りの人生楽しめればいい」
と欲が無く、穏やかさ満載である。
孫正義が「志(こころざし)」と唱えてから、どの起業ノウハウでも右に習えで
「起業に最も大切なのは『志』である。『志』が高くなければ成功しない」
とノッケに必ず出てくる。
そんなことはない。
確かに「志」が起業後の苦難を乗り切り、成長を持続させる上で大切な原動力になることもあるが、「志」なきもの起業するべからず、ではないと思っている。
「面白そうだから」
で起業したって全然いいのである。
★ 昨晩は嫁入り前の娘と食べる最後のディナーだった。
26年間私の娘でいたことを想い出として残せるように、
心に残る素敵なディナーになるように、
知り合いのフレンチシェフ奥田さんにこのディナーをお任せした。
「想い出に残るディナーにしたい」
「お任せ下さい」
奥田シェフは本当は昨日オフ日だったけど、我々のために出てきて腕を振るってくれた。
「こんなちゃんとしたフレンチのフルコース、私初めて」
と娘が笑った。
マレーシアで高校まで暮らし、大学からブリスベンで貧乏生活していたんだからそうだよね。
奥田シェフ渾身の一品一品はどれもため息が出るほど美味しく、本当に素晴らしかった。
デザートが終わると、東京にいる息子に電話を入れて弟から姉ちゃんにお祝いのメッセージ。
オイラとかみさんからは記念に真珠のピアスをプレゼントした。
明後日の5月5日、娘は、入籍する。
★ 今日はオイラの会社のスタッフNidちゃんの結婚式だった。
彼女の実家はコラートというバンコクから北に3時間ほど車で走ったところ。
Nidちゃんのお父様が軍人ということで、会場はアーミー基地の中。会場には小さなステージが設置されてコラート地元の歌手がやる気のないバックダンサーを従えて歌っている。
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Nidちゃんの家に入ってみると、2階の小さな寝室で儀式が行われていた。ベッドの上にお金を撒いて、その上に2人で寝る。いつまでも愛とお金に満たされますようにということだろう。
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参列者はずいぶん早くからテントの下で飲んで食べて騒いでいたが、Nidちゃん夫妻が会場に出てきて舞台に上がった頃には食い終わってだいぶ帰ってしまっていた。これってどうなのよ(笑)。
我々もほどなくテーブルを離れ、車に乗って帰途に。途中カオヤイにあるスペイン村に寄り、お茶を飲んでバンコクに戻る。
マレーシアでもタイでもこっちの結婚式ってほんとよくわかんねー(笑)。
★ 昨日夕方娘とヒデがやってきて
「さきほど大阪の両親から無事に婚姻届を提出し受理されました、と連絡がありました。今日から『お父さん』と呼ばせて下さい」
と挨拶をされた。
ということで、正式に娘は嫁に行き、先方の姓「荒東」(あらとう)を名のり、
荒東千朝
となった。
かみさんと2人でビールでも飲みに行くか・・と隣のソイにあるパブに。
そこはなんだか白人のじいさんの溜まり場だったようで、中には90歳を過ぎているんではないかと思えるおじいさんもいるのだが、みなめちゃお洒落で、かっこ良くて、女の子とお酒を飲んだりビリヤードしたりして遅くまで楽しんでいた。
「ああいうじーさん、カッコよくね? どーよ」
とかみさんに聞くと
「いいよ。家に引きこもってモゴモゴ言ってるジジイよりよっぽどいいよ」
よし、オイラはもう遊び人ジジイになることに決めた。
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★ 「遊び人は自分のこと遊び人とは言わない」という指摘をもらい、これからは静かに遊ぶぞと決めたオイラです。
なのに昨日、一昨日と強烈な睡魔に勝てずに10時過ぎには眠りに落ちていたヘタレです。
まだ少し痛むときがあるけれど、あばら骨に入ったヒビもだいぶ良くなってきたので再来週辺りからムエタイを再開する。
6、7年やっていなかったゴルフも必要に迫られて再開する。
やっぱりタイやマレーシアの日系クライアント社長はほぼ全員ゴルフやるからねぇ、関係が深まってくればくるほどここを避けて通れなくなる。
ほんとにこの灼熱地獄の中で皆さんよく18ホールも回りますよねぇ。
絶対体に悪いと思いますよ。
★ 昨日は元会社のデジタルビジネス本部長が日本からオイラの会社にいらして
「うちのソリューションを山森さんの会社で売れないか」
と相談された。
日本のIT企業などでは日本市場用に開発したツールやサービスが日本国内だけではなかなかビジネスを拡大できないので
「アジアに輸出したらどうか」
と思い当たり、オイラの会社などに
「タイで売れませんか?」
と持ち込んでくるわけだ。
提案されたものが東南アジア市場で役に立つか、ビジネスになるか、オイラの会社にメリットはあるか、などいろいろな市場性を鑑定し、
「これ、あり!」
と判断したものは商談を進めるし、
「あかん」
と判断したものはお引き取り願うという感じ。
もしオイラの会社がそれを販売するとなれば、営業をするだけでもスタッフの時間を割いたりコストがかかったりするわけだから、余程面白いものじゃない限りやらない。
そう簡単にお宝には巡り会えないんだよね。
★ タバコ工場で一番仲良くしている犬グループの連中は最近裏のどぶ川で遊んでいるらしく、とにかく汚い、臭い、濡れている。
もう、カラダが上下ツートンカラーになっているからね。
これで飛びつかれて我々もドロドロになって哀しくなる。
★ 本当は週末に少し運動、節制をしてなかなか落ちない体重を退治しようと思っていた。
なのに、一昨日はあんまり暑いのでビールを飲みに夕方からパブをハシゴ。
昨日は早朝スイミングの後、トンロー方面をぐるりと回る約3時間のウォーキングでカロリーを消費したと思ったのに、夕食はパスタやシーフードバスケットなどで満腹にしてしまい、体重計の上で叫ぶ月曜日の朝でした。
相当本気で頑張らないとだんだん肉が落ちにくくなってきているんだよ。
逆に何日か不摂生をするとすぐに膨らむようになるんだよ。
ブラピが50歳、ブルースウィリスが59歳、ハリソンフォードが71歳、トムクルーズが51歳、ジョニーデップが50歳、トムハンクスが57歳、ジョージクルーニーが53歳、ケビンコスナーが59歳、ケビンベーコンが55歳、ニコラスケージが50歳、ラッセルクロウが50歳、リチャードギアが64歳、スタローンが67歳、トラボルタが60歳・・・・
今ハリウッド映画の主役を張る大スターたちはみんな50以上、オイラと同世代ですよ、同世代。
体形変えずに頑張ってるよ。
(写真は昨日迷いながらも食ってしまったデザート)
★ 昨日は平野未来さんという若き女性起業家とナミと3人で夕食。
彼女は日本でモバイルアプリ事業を始め、それをmixiに事業売却。
その資金やVCからの出資を受け、2年前にシンガポール、ベトナムに会社を設立、シンガポール人やベトナム人をマネージメントしながら独自のモバイルアプリを開発している。
アジア全域を攻める中で、来月からタイをマーケティング拠点にして市場を獲ろうとやってきた。
起業というと日本市場しか目に入らないベンチャー社長が多い中で、最初からアジアに出てくる決断力と行動力はすごいなと思う。
実はナミも今オイラの会社で新規事業立ち上げの任を背負っている。
アジアで活躍する同世代の女性起業家との時間は彼女に刺激や学びをくれるのでは、と同席させたんだけど、きっといろいろ勇気づけられたと思う。
東南アジアでは女性の方が優秀だね、とか仕事をするね、とかよく日本人は話題にするけれど、日本人だって同じなんだよ。
日本の経営者はいまだにそれがわかっていない。
「女性をもっと有効活用できる職場」
「女性目線を使って女性に受ける製品やサービス」
とか言ってる次元ではまだまだ男性発想であることに変わりはない。
平野さんは言っていた。
「もう、これから日本はないかなと・・・」
優秀な女性にこう思わせる、もったいない話だ。
(写真は彼女の立ち上げたモバイルアプリ「PicChat」)
★ 昨日は仏教の祝日でお休みだったけど壊滅的に暑かったのでどこかに遊びに行こうという気も萎え、結局近所にあるターミナル21内の映画館でスパイダーマン3D映画を観ただけ。
観終えて帰宅中に周辺のビルに向けて蜘蛛の糸を発射しようとしたが出なかった。
そう言えば、「ゴジラ3D」がComing Soonで15日からの上映になっていた。
ポスターのキャストにKen Watanabeと入っていた。
また渡辺謙出るんだね。
「日本じゃ大した役者でもないのにハリウッドスター気取りがやだね」
とかみさんが言っていた。
まあ英語が上手かったんでしょ。
★ オイラの会社の入っているビルには某日系大手広告代理店も入っている。
今日ちょっとそこの日本人スタッフに用事があって、初めてオフィスを訪ねた。
実はその日本人とは昨日初めてエレベーターホールで名刺交換をしただけの面識。
受付で受付嬢に
「◯◯さんいっらっしゃいますか?」
と尋ねると、
「そちらに掛けてお待ち下さい」
と丁寧に対応してくれたんだけど、所属部署に確認した後でオイラのところにやってきて
「すみません、◯◯は今日は休んでおりまして。実は奥さんが出産間近なんですって。それで今日辺りが出産日らしいんですよぉ〜。それで◯◯は今日は朝から病院に行ってまして(走るジェスチャー付き)。というわけなのでいつ会社に来るかわかりませんねぇ〜」
とほとんど面識ないオイラに家庭の内情を全て開示してくれた。
オイラも昔、リゾート休暇から戻ってきたらクライアントが全部知ってたことあったし、タイ人正直過ぎてこえーなー(笑)。
★ 昨日は25歳の若き起業家神谷和輝くんとナミと3人で夕食。
最近アジアに進出してくる日本人の若い起業家たちから
「先輩、教えて下さい!」
的な面会申し入れ多いくてタコ社長は戸惑っているよ。
神谷くんは大好きなタイと大好きな日本を語学でつなぐことでお互いをもっと理解し合えるようにしたいとスカイプを使ったタイ語学校を設立。
オープンしたのはほんの3日前だが、夕食を食べている最中にも成約があったようで順調なスタートを切った。
今後はタイ人に日本語を教える講座も開講してコミュニケーションを広げて行きたいと夢は膨らむ。
こうして20代の若い人たちが恐れず海外に出て起業奮闘する姿を見ると、おいちゃんたちも頑張んなきゃあかんよと思うよ。
日本の若者は魂が抜けているようだとよく聞くが、アジアの日本人は夢と希望に溢れているよ。
(写真は神谷くんの設立したタイ語学校。クリックするとウェブサイトへ)
★ ヒデの両親が伊丹から来タイし、昨晩はスクムビットの和食屋で「略式結納」を行なった。
結納品を受け取って
「幾久しくお受け致します」
とかなんとかウェブに書いてあったセリフを言ってみる。
食事歓談をしながら先方のお父さんが
「跡取りに男の子を産んでやー」
と娘に声をかけるのを聞いて、(ああ・・・、そうなのかぁ・・・)と思い、
「産まれたら日本に来てもらってあそことこことあそこにもお披露目せんとなー」
と目を細めるのを見て、娘がもう山森家の人間ではないことを思い知らされる。
騒がしくも楽しい時間を一緒に過ごし、苦労しながら何とかここまで育てた子供があっけなく他の家の家族になってしまった。
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結納の食事会から帰宅すると、
「やるせなくて切なくて理不尽で納得できない気持ち」
にケリをつけたいと、かみさんと2人で近所のワインバーに「乾杯」しに行った。
ビールを飲みながら下唇を噛んでいるオイラに
「Junも私と結婚した時にうちの親に同じことをしてきたんだよ。女の子っていうのはそういうものなのよ」
とかみさんは言った。
今日はちょっと飲ませてよ。
★ 昨日は6人でタイ料理ランチを食べてからウェディングスタジオで記念撮影をした。
タイやマレーシアのウェディングフォトは大変気持ち悪いポーズを取ったものが主流。
もう普通に立ったショットだけでいいよねと打合せをしていたらしいのだが、いざ撮影が始まるとカメラマンやアシスタントが
「男がひざまずいて女の手にキスをしろ」とか
「男が女のあごを持って見つめ合え」とか
どんどんどんどん注文がエグくなって、その度に大笑いをしたり
「そんなんやるのー?」
と2人が拒否ったりして、なかなか撮影が進まなかった。
ショッピングセンターとか駅のホームなどの公共の場で若いタイ人カップルが日本人にはとても恥ずかしいポーズで写真を撮り合ったりしているのは当たり前の光景だけど、やはりこちらの人はそういう写真が本当に大好きなんだね。
(写真は撮影中にオイラが横から撮ったスナップと朝の散歩で犬に噛まれるかみさん)
★ 昨日はマレーシア起業先輩とペパマスがとんかつまい泉でお祝いをしてくれた。
まあだいたい月に1回は3人でまい泉でとんかつやカツカレーを食べながら情報交換をしているのだが、今回は「お祝い」ということで
「じーじになる山森は何が食べたい? 今回は山森の食べたいものでお祝いしよう」
というお誘いがあった。
じーじではないけれど、せっかくのお申し出なので本当に好きなものを食べさせてもらっちゃおうといろいろ考えて
「まい泉でとんかつに」
となった。
「同じかい....。脂ぎったじーじですね」
じーじじゃないけど脂はやめられません。
★ 某日系クライアントの新店がオイラの会社の隣のビルに今日開店した。
同時に某日系氷菓メーカーがバンコクでテスト販売を開始。
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フラッシュモブ(雑踏の中の一般人を装っていたダンサーたちが音楽とともにいきなり踊り出す)やプロモーターガールたちによるパレードなどお祭り感を創出したのでお店にはお客が殺到。とうとう「行列ができるコンビニ」が出来上がった。
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オイラの会社でした「タイ人はいろいろ選べるゲーム性のあるものが好きですよ」というアドバイスをもとに、店内にはキッチンを設置、具やトッピングを選べる出来立てお弁当を販売する実験店にした。
オーダーの仕方も新しいアイディアとしてカード式を提案した。
ご飯や麺類のベース+具+トッピングをカードで選んでキャッシャーに持って行くとバーコードでピッピッと会計。
注文したお弁当が受け取り口から出てくるというコンビニ初の試みだ。
デザインはみんなうちのデザイナー、ユキの仕事。めっちゃ才能ある。上手い。
オイラも初めて自分のオリジナル弁当を作ってみた。
チキンカレーと唐揚げ丼のハーフ&ハーフにソーセージとチャーシューのトッピング。
一緒にいたユキに
「めっちゃ肉やん・・・」
と苦い顔をされた。
でも、めちゃ美味かった!これで69バーツ!
★ 昨日のオープニングは盛況過ぎて、24時間コンビニにもかかわらず夜8時にはお弁当の材料が全部なくなってしまった。
お客さんや店員のオペレーションにも問題が出ず、世界初の
「自分で選んで作る弁当」+「メニューカード注文システム」
は、これからタイの全ての新規店で採用されることになった。
たくさんの店がユキデザインで埋まるのはうれしい。
とか浮かれていたら、
「クーデター!」
同時に夜10時から翌朝5時までの夜間外出禁止令も発令されたので
スタッフを早めに帰し、自宅にいるように伝えた。
オイラも自宅に戻って夕食を食べていると、
NHKニュースがいきなりこの画像に切り替わり、軍服を着た司令官が改めて国民に状況を説明する画面に。
タイは何年経っても行ったり来たり。
ただただ世界から取り残されるのを心配するのだ。
★ 昨日はクーデターにより軍がタイ国の全権を掌握し、夜間外出禁止令も出たので残業せずに帰宅。
ヒロ、ユキ、ナミという我が社の日本人精鋭もそれぞれ自宅ですることないのでLINEのグループトークでいろいろ情報交換する。
今日から週末だというのに「門限午後10時」は若い彼らにはツラいだろう。
今朝は通常通り朝のウォーキングに。
アソークの交差点はいつもと変わらない渋滞の始まり。
ネオンも屋台もいつもと全く変わらない。
早速さっき日本の毎日放送「ちちんぷいぷい」という番組のスタッフから
「日本ではクーデターという恐ろしい状況になっていると報道されていますが現地の状況はどうですか?」
と電話があったが
「深夜に外出できない以外は平常通りです」
と説明するしかなかったよ。
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長く続くタクシン派と反タクシン派との政争。
話し合いで決着がつかないのでそれぞれが実力行使、武力に訴えようとしてにらみ合い、緊張が高まる。
一触即発の事態になって軍が出てきてクーデター。
今までのあれやこれやいろいろ全てをリセットする。
タイはずーっともうこの繰り返し。
マレーシアにはマハディール、シンガポールにはリークァンユー。
近隣国には国を大きく成長させた強力なリーダーたちがいる。
タイは王様への崇拝やその庇護が強すぎてリーダーが育たないのだろうか?
★ 今日はタイ代表選手を決める全国柔道選手権大会があって、この間息子になったヒデが出場。
なんと準優勝した。
優勝すれば日本人でもタイ代表に選抜されたらしいが、最後に涙をのんだ。
彼は柔道の他、空手、ムエタイ、格闘技でもタイの選手権大会で優勝したりしている。
山森家は代々、口だけで生きてきた家系なので、こういう武闘家の息子ができるのはうれしい。
強くて優しい男ってのが最強なのだ。
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オイラは今朝、ゴルフ好きクライアントとのコミュニケーションのためにゴルフデビューを目指して特訓をしているナミと待ち合わせて、6〜7年ぶりにゴルフ練習場へ。
昨夜納戸の奥の奥に隠れていたゴルフバッグを取り出すと、黒いバッグはもうカビで真っ白になっていた。
さすがにこれでコースに出たらゴルフをバカにしているにもほどがあるので、これはもう破棄してフルセットを買い替えないといけない。
午後はうちのクリエーター、ユキと待ち合わせてストックフォトの会社が主催するセミナーへ。
写真撮影に関していろいろ学ぼうと思って参加したんだけど、
「どういう写真が売れるか」
「どう撮ったら売れるか」
ばかりだし、一緒に参加しているタイ人写真愛好家たちも
「何枚アップしたらいくらになるのか」
という金勘定ばかりでちっとも面白くなかった。
もっと写真の楽しさを共有したかった、そんなこんなの土曜日でした。
★ 今日は自宅で持ち帰り仕事をしていたけれど、昼過ぎにドーナツとポップコーンを買って「ゴジラ」を観に行った。
ゴジラとムートーが街を破壊するシーンや対決シーンはCGも迫力があって見応えがあったが、全体の中ではかなり短い尺数で残念。もっと観たかった。
家に戻って仕事をしていると娘が1人でやってきた。
色々探した結果、オイラと同じコンドの1階下で新婚生活をスタートさせることになり、オーナーとの契約に来たのだ。
嫁に行ったとは言え、1階下の部屋にいるのだからなんだかあまり変わらないような。
我々外国人からすると、クーデターとか夜間外出禁止令というのは、相当緊張感を持って受け止められてしかるべきだと思うけど、聞くところによると、タイ人たちは全然守ってない。
深夜までタクシーは走っているし、飲食店やナイトマーケットも通常営業している。
もうクーデターも外出禁止令も何度も何度も繰り返され過ぎて、慣れてしまったらしい。
クーデターに慣れるってなにっ。
★ 今週の金曜日にオイラの会社主催で2回目のセミナーを開催する。
前回は日系企業の日本人対象の日本語セミナーだったが、今回は欧米企業やタイ企業のタイ人マーケッターを対象にしたタイ語セミナー。
セミナーというのは営業活動のひとつの形式でもある。
企業の経営者や担当者を一カ所にお招きして「最新情報」を提供しながらオイラの会社がこんなことをしてるんだとお見知り置きいただく、そんな場になればうれしい。
ところで昨日はチットロムや戦勝記念塔辺りで軍部クーデターに反対するタクシン派(赤シャツ)のデモ集会が開かれて軍兵士たちと睨み合ったらしいね。
タクシン派(赤シャツ)が準備していた武器が押収されたという話もあるし、なんだかきな臭くなってきて嫌だよ。
軍部はクーデター後も存続させていたタイ上院の機能も停止して、現在は完全に軍事政権の状態。
兵士が標的になる場合もあるから、
「兵隊さんと記念撮影」
なんてのは当面やめた方がいいよ。
★ 昨夜は夜間外出禁止令の始まる午後10時少し前にNANA駅の近辺をバイクで通過したけれど、屋台もパブも酔客も普段と変わらない煌煌とした街の灯りに包まれていた。
あのお店やお客たちがあと5分で引き上げるとは到底思えない盛り上がり方。
朝は朝で禁止令の終わる午前5時少し過ぎにアソーク界隈を歩くと、24時間営業のオープンパブには大勢の白人やタイ人お姉さんが酔った焦点の合わない目でテーブルに座っていた。
夜通しここで飲んでたなとわかる退廃的な空気。
みなさん、夜間外出禁止令、無視っすか?
なにをやってもこのグダグダ感がタイという国なんだな。
★ グダグダ感に気圧されたのか、軍は今日から夜間外出禁止令を
深夜0時〜4時
に短縮した(笑)。
まあ、0時までに帰宅するのであれば普通に飲み食いはできるからもうあんまり外出禁止の影響はないね。
今日はオイラの会社のヒロが珍しく1人でKL出張。
今回が2回目だが、初マレーシアだった前回はマレーシア料理を楽しみに出かけて行ったにもかかわらず、取引先に連れてってもらったのは、
「Subway」のサンドイッチ
だったと嘆いていた。
日本国内でも海外でも出張の大きな楽しみのひとつは「ご当地グルメ」だからね、これはしっかり下調べをしていきたい。
★ 昨日は優ちゃんと金富君の紹介で新たにバンコクに進出してきた日本人お二人と晩飯を食った。
フランスに20年ほど住み、フランスや日本でベーカリーや洋菓子ビジネスをしていたが、この度バンコクで製造工場や店舗展開をしていくとのお話。
バンコクにあるベーカリーや洋菓子屋、フランス料理店などを軒並み試食調査しまくり、
「勝てる!」
と踏んだわけだ。
特に彼らの顔色が変わったのがマカロン。
タイではちょっとしたマカロンブームで大抵のショッピングセンターには何軒かマカロンショップがあるが、それも全部食べて回ったあとで、
「ひどすぎる。タイ人にあれがマカロンだと思われたくない!」
とフランス愛に燃える彼らはテーブルをコブシで叩き、枝豆が10cmほど飛び上がる。
オイラもバンコクでマカロンを食べて
「マカロン美味しい〜」
と思ったが、どうもそれはいけないことだったようだ。
マカロンというのは大変繊細なもので、冷凍輸送したものでも24時間かけてゆっくりゆっくり解凍していかないと生地が均一にならないらしい。
自宅の冷蔵庫から出したものも、食べる前に10分〜15分置くことで本当のマカロンの風味と舌触りを楽しめるのだと言う。
ふ、深いじゃないか、マカロン。
第1号店はスクムビットはトンローの一軒家を改装して10月くらいにオープンするらしい。
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パブでは生ビールにチョコレートブラウニー。
カフェではチョコレートクロワッサンにホットチョコレート。
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というのが定番のオイラの希少なる嗜好に二人は感動され
「本当に美味しいパン、ケーキ、マカロン。山森さん、必ずアナタを唸らせますよ!」
「楽しみです!」
と熱く握手を交わす外出禁止時間直前のバンコクの夜更けだった。
★ 今日はオイラの会社でタイ人を対象にしたデジタルマーケティングセミナー。
前回開催した日本人向けセミナーと同じ要領で集客したが、40人近く参加してくれてこちらも大盛況。
セミナーの途中にコーヒーブレイクとって、ボールルームの外でスナックを食べるようにすると、そこで満足してそのまま帰っちゃうタイ人が多いらしい。
そこで、うちのクライアントの某米系ドーナツ会社のドーナツセットを配り、コーヒーブレイクタイムを設けずにホテル側がコーヒーやスナックを参加者のテーブルまでサーブするという新方式を採用したところ、途中で帰るタイ人はほとんど出なかった。
作戦勝ち(笑)。
さあ、この中から何社くらいがうちのクライアントになってくれるでしょうか。ドキドキ。
★ 朝のウォーキングでは朝焼けの空と雲の調子が美しかった。
池のほとりには三脚を立てて日の出を待つカメラマンが何人かいた。
で、ウォーキングしながらかみさんのスマホを落としてディスプレイを割ってしまったので午前中はMBKに。
ここにはモバイル関連のショップが軒を連ねていて、落として割れても、水没しても安価ですっかり直してくれる。
27,000バーツで買い替えかなと思っていたけど、2,500バーツで直ってしまった。
24,500バーツも浮いたので、そのお金で旅行に行こうと思っている。
写真は臨時収入浮かれ気分で買ってみた「カノムブアン」。
ねっとりしたクリームが甘くて頭が痛くなるほど美味しい。
その後ナミとタニヤプラザでゴルフショップ回り。
ナミが人生初ゴルフフルセットをゲットした。
★ つきうさぎ [junさん お久しぶりです(^^) 今日は息子さんの誕生日なんですね、娘さんのご結婚も合わせて おめでとうございます..]
★ Jun [>つきうさぎ ありがとうございます。内田裕也ってのもありっすかね。]
★ tomo [しょうがないよ、じーじだからね。]
★ Jun [>tomo いや、それはない。]