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★ 今日は午前中2人面接してから午後に某日系食品会社で打ち合わせ。
この会社はカップ麺を発明した会社だけれど、それは「ワンタッチ」への挑戦の歴史だった。
「ふたを開けてお湯を注いで3分待つだけ」
これを実現するために麺と具材を研究し続けてきたわけだ。
タイにもタイ企業のよるカップ麺はあるが、たいていふたを開けると中に粉末ソース、ペースト、具材などが何袋にも分かれて入っている。
これでは「ワンタッチ」とはいかないのだ。
ところがこの会社がタイでは小袋を入れた製品を販売している。
「タイ人は袋がいろいろ入っていると得した気分になるが、何も入ってないと損した気分になり同じ価格では買ってもらえない」
国によって事情は変わるのである。
お陰でオイラもここではカップ麺を食べるたびに手が汚れる。
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夕方、オフィスに戻ってから社内営業会議。
クライアントごとの営業担当割り振りを再調整する。
クライアントとの関係、仕事の内容、ボリューム、ポテンシャルなどをつぶさに洗い出し、9人の営業スタッフのポジションや力量に合わせてみんなで検討する。
一通り調整した後、オイラが
「これでいいのか? 全員割り振りにハッピーか?」
と投げかけると、Bowちゃんが声を上げた。
「私はハッピーではありません。できるかできないか、と訊かれればできますと答えますが、ハッピーかと訊かれればハッピーではありません」
会議室はしーんとなった。
新人だけど、優秀な上にスタッフからもクライアントからも好かれる性格ゆえに、多くのクライアントが割り当てられ、責任の度合いやボリュームが先輩営業と比べて明らかに公平感を欠いていた。
改めて再調整を行うと、先輩営業たちが彼女を見る。
「ハッピーです! 頑張ります!」
なかなかやるぜ。
なかなかみんなハッピーになるのは難しいですよね。<br>上手く調整できてGood Jobでしたね。
>つきうさぎ<br>成果が出てくれることを祈る(笑)。