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★ 今朝はウォーキングを後回しにしてバイクでカミさんとクロントイ市場に行った。
食材はだいたい週一でここで仕入れる。
オイラはカミさんが食材を買っている間、市場の外の路地で待っている。
しばらく待っているとおじさんが近寄ってきて
「お腹空いているか? 美味しいスープがあるから」
と言う。
ちょっと横を見ると炊き出しをやっている。
コロナ禍以来街角では食うにも困るようになった人たちのために有志が食料や水を配給しているのだ。
オイラは
「いえいえ、私は大丈夫です」
と断ったのだが
「いいから。遠慮しくていいよ。美味しいよ、NO.1だ!」
と親指を立てた。
オイラはそれでも断ったのだが、おじさんはオイラにお粥スープを持ってきた。
仕方なくオイラはそれを受け取って礼を言った。
起き抜けに出てきたTシャツ、短パン、ビーサン姿が、さぞかし見すぼらしく、侘しい佇まいだったのだろう。
施しを受けてしまった。
味は少し濃いめで具沢山のお粥スープは、人の情けの味がして美味しかった。