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2019年12月10日(Tue) アグンライ美術館

昨日は宿のそばにあるアグンライ美術館を訪れてみた。

ここはアグンライという富豪が持つ、リゾートホテル、レストラン、美術館を含んだ広大な施設だった。

いくつかの建物に分けられたバリ美術を見て、敷地内の静かなコーヒーハウスでアイスコーヒーを飲んで出口に向かうとそこにある離れに一人の日本人木版画家がいた。

名前を小松嘉門という。58歳。

お父さんは油絵画家だったが、その道には進まず高校時代から木版画一筋で40数年間生きてきた。

出身は長野だが厳しい冬を逃れてウブドに来た。

精細なタッチで主にバリの御神木の絵を一色で擦り上げる。

大学が和光大学と聞いて、驚いた。

すけさんのお姉さんあよちゃんが同じく和光大学卒の版画家だ。

年齢から同じ時期にキャンパスにいたことになる。

しかも二人とも木版画一筋。

小松嘉門さんは

「いらしたような気も・・」

と今ひとつ思い出せなかったがあよちゃんは覚えているかも知れない。

ウブドの美術館で繋がった木版画の縁。