★ 今日これからバンコクに戻ります。

ツアーパッケージなので何も考えなくていい反面、行くとこ多くてツラいです。

九份も大変な人出でした。

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観光客のほとんどが中国人で少し日本人と韓国人。

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日中の観光地巡りよりもやはり楽しみはナイトマー

ケットでの屋台料理食べ歩き。

魯肉飯は一口食べたら虜になります。

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日本で人気のタピオカミルクティー発祥の地だけあって街中にとんでもない数のお店があります。

他にも名物なのがかき氷。

ふわふわの氷はミルクの甘さ。

毎晩遅くまで賑わう屋台街で食い倒れ。

宿に戻る途中で足裏マッサージで悶絶。

こりゃあ病みつきになるところです。

★ それほど多くの観光資源があるわけではない台湾ではやはり美味しい台湾料理がお目当てだと思っていた。

ところがウチのタイ人たちは皆台湾、中華料理は口に合わないとほとんど食べないスタッフもいたくらいだ。

パンチがないんだと。

結局彼らは昼飯はタイから持ってきた辛いふりかけを白飯と共に食べた。

ナイトマーケットでの食べ歩きはせず、ラーメンやなんちゃって寿司を食べて過ごしていた。

タイには多くの華僑がいたはずだが世代が進むにつれ、味覚が変わってしまったのだろうか。

タイ人は中華料理が苦手。

気が付かなかったが、どうりでタイには中華料理店が少ない。

★ 台湾ツアーグループの中に素敵な女性を見つけ、2日目海岸からバスに戻る途中で思い切って彼女と手を繋いでみた。

彼女はちょっと驚いた様子だったが、ニコッと笑ってすぐに手を握り返してくれた。

彼女の名前はパーミーといった。

お互いに顔を見合わせながら、手を繋いだまま駐車場のバスに戻った。

もともとオラの席はママの隣だったけど、ここからは彼女の隣がオラの席だ。

それからの2日間、オラとパーミーは本当に幸せな時間を過ごした。

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バスではいつも隣同士。

オラは幼稚園で習った歌をたくさんパーミーに歌ってあげた。

パーミーはとても喜んで手を叩いて褒めてくれた。

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タイに戻る台湾の飛行場でパーミーに

「パーミーはどこに帰るの？」

と訊くと

「タイよ」

と答えた。

やった！パーミーもタイに戻るんだって！

ママに大声で伝えるとママやママの会社の人たちも

「よかったね」

と笑っていた。

オラたち飛行機も一緒に乗るんだ。

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オラはタイに戻っても一緒なんだと思っていた。

だけど、荷物がぐるぐる回っているところでみんながパーミーとお別れよ、と言った。

オラはパーミーのところへ駆け寄って

「お別れなの？」

と訊くとパーミーも寂しそうな顔でオラを抱きしめてくれた。

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パーミーとバイバイすると、オラはママのところへ走って戻った。

ママもオラを抱きしめてくれた。

オラはそのままずっと泣いたよ。

★ お兄ちゃんには負けないよ。

ボクも甘える相手をハードボイルドにナンパ。

彼女の名前はブアって言うんだ。

とても楽しい３日間だった。

ママはすごく楽そうだった。

ブアは別れ際にボクのおでこにキスしてくれた。

ずっと赤ちゃんのままでいられたらいいのに。。

★ 日本の某化粧品会社の海外事業部から仕事の問い合わせがあった。

どうしてウチみたいなタイの無名の会社に？と思ったら

「ウェブサイトを見て」

と言うことだった。

最近、ウェブサイトの内容を見てのお問い合わせで受注する仕事が増えている。

時代はこちらから出ていく「アウトバウンド」営業から先方からコンタクトをいただく「インバウンド」営業にどんどんシフトしてきている。

昔と違って新規開拓のアポなんて滅多に取れなくなってきているからね。

顧客側はわざわざ来てくれなくても自分でネットで情報検索して自社の求めるサービスを提供できる会社を探せるんだもの。

だから、ウチでも多くのクライアントに、ウェブサイトのコンテンツやSEO(Googleなどの検索エンジンで上位表示させる施策)の重要性を説明して回っている。

で、実際にこの「インバウンドマーケティング」、「コンテンツマーケティング」に力を入れ始めたクライアントは成果を上げ始めている。

営業マンに「外回りして客探して来い！」と言っているだけの会社はもう先が長くない。

だってそういう時代なんだもの。

★ 脈略のないネタ３つ。

中国語の「〜的」は日本語の「〜の」に当たることが多いんだけど、最近中国語圏ではこれを日本語の「の」に置き換えるのが流行っている。

かわいい、という理由らしい。

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エカマイにできたドンキで通常199バーツ(約700円)のサッポロ一番ごまラーメンが９バーツ(約30円)で特売してるよ、とユキからメッセージが入った。

オイラが一番好きなインスタントラーメンなのでバイクを飛ばして買いに行った。

８パック買った。5,600円が240円で買えた。しばらく三昧だ。

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バンコクの地下鉄MRTの乗車賃が60歳を超えると半額になることを知った。

スクムビット駅のチケットカウンターで今までの一般カードを「elder」カードに切り替えてもらった。

とうとう優遇される老人になったんだなぁと感慨深い。

★ 日本は猛烈な台風に見舞われて生活に支障が出て大変だったでしょう。

さっき実家で親父の介護をしながら暮らしている弟から

「庭の桜の木が倒れて来たら家が潰れるから風の音と家の揺れで昨夜は寝られなかった」

とメッセージがあった。

「今はもう無風。でも３６度の蒸し暑さで庭の掃除は明日以降になりそう」

と。

台風と猛暑、日本の夏はそろそろ乗り切るのが一大事な季節になって来た。

こちらは昨日は午前中ソフトボールで汗を流した後、ペパマスがゴルフセット３つ持ってオイラの自宅にやって来た。

いよいよ本帰国の日程も決まり、断捨離のためゴルフセットをもらってくれと運び込んだのだ。

オイラももうほとんどゴルフはやらないし、全くありがたくはないのだけど(笑)、困ってる友達の頼みだからな。

もし、バンコク在住でゴルフセット欲しい！という人はあげるので取りに来て。

この週末はプールで1,000m泳ぎ、バッティングセンターで球を打ち、ソフトボールで２試合投げたのでたっぷり体を動かした。

ペパマスとも「体だけは気をつけよう」と林家三平のような挨拶をして別れたからオイラも頑張るよ。

★ 今朝のNHKニュースでやってたけど外国人観光客の宿泊ランキングのトップはバンコクで年間

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2,278万人

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東京も頑張って9位に入ってて、

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1,293万人

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改めてバンコクはすごいなと思う一方で、あの空港のイミグレはあのまま放置でいいのかとも思う。

煩雑で手間のかかる入国審査。

おしゃべりしながら早く裁こうという気のない審査官たち。

ときどき不具合が起きて落ちる管理システム。

もう30年以上頑なに変わらないけど、なんとか頑張って欲しい。

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それにしても海外起業組の戦友だったペパマスがタイでの事業を断念して日本に帰るのはとても残念だ。

マレーシア起業先輩も会社を手放して帰国したし。

海外での事業は本当に大変だから励まし合う仲間がいないとキツイ。。。

「軽く一杯行く？」

と声かけながらバービアをハシゴすることもなくなってしまった。

そうしたら

「ねぇ、近々飲みに行かない？」

と誘われた。

息子だった。

そういうことになるか(笑)。

★ マレーシアオフィスのジョンが１週間ほど前からデング熱にかかり、退院はしたもののまだ体調不良で苦しんでいる。

あー、マレーシア人もかかるんだと思ったけどそりゃそうだよね。

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山森家では、娘の次男玄貴2歳が「うんてい」で軽々と逆上がりをしたことに盛り上がり、

「今からスポーツクラブ内村に入れたらどうか」

「誰が日本で面倒を見る？」

「３つ先のオリンピックはどこだろう？」

「旅行を兼ねてイタリアかスペインがいいね」

「内村航平が『僕が2歳だった時より凄い』って言うんじゃないか」

とバカの花が満開である。

16年後は76歳か。

まだまだ何処へでも行けるだろう。

頑張れ、ゲンキ！　頑張れニッポン！

★ 現在AIを活用したシステムの開発を日本の会社から請け負っている。

マレーシアのプログラマと日本のプログラマの間で毎週オンライン進捗会議があるのだが、残念なことに日本の会社には英語を解するプログラマがいないので、この会議にオイラが毎回通訳として参加しなければならない。

しかし、この会議はプログラマ対プログラマの会話であるため、技術専門用語になってしまう。

残念なことにオイラはプログラミングや技術専門用語がわからないのでこの２チームの間に入って毎回七転八倒しなければならないのだ。

「JPDBにはJason DBとMaria DBのどちらをMigrateすべきでしょうか？」

「ローカル環境ではMaria DBを。本番環境ではCloud DBを採用してください」

君たち、一体何を話しているのか？

オイラはこの定例会議は大嫌いだ。

★ 土曜日はまた1日温泉コースだった。

途中でタイマッサージを入れるんだけど、始まる前にマッサージへの希望を書くアンケートがある。

オイラこのタイマッサージでは背中や肩甲骨のところを肘でグリグリされるのがどうしても嫌なので、

「念入りにやって欲しいところ」

には、ふくらはぎや足の裏に大きく○を付け、

「あまりやって欲しくないところ」

では、背中に大きくXを付けた。

マッサージ師はそれを見てちょっと戸惑っていたがそうなるともはやうつ伏せにする理由もなく、ひたすら足を揉んでいた。

それならばタイマッサージを選ばなくても足マッサージでいいだろうと思うかもしれないが、タイの足マッサージは揉むのではなく、なんかクリーム塗って摩るだけなんだよ。

なんか、タイ生活20年、ようやく正解を見つけたな、と誇らしい。

★ オイラは意外な男女を引き合わせてカップルに仕立て上げるのが趣味なのだが、カミさんはアロンアルファと言う。

「くっつけようとしてくっついた試しがない」

うまいこと言う。

昨日は日本からたかぴょんが来タイして在住日本人13人ほど集まって歓迎飲み会。

彼は7年ほどバンコクに住み、3年前に本帰国した。

48歳でバツなし独身だが、結婚は諦めていないと言う。

ダイビングと写真が趣味のイケメンだし、優しいし、モテると思うのだが彼女はできないらしい。

もうこういう話を聞くとアロンアルファ心がうずうずしてくる。

JalanJalanファミリーにもいるしな、お年頃の女子たちが。

一度でいいからくっつけたい。

★ 昨日は帰宅してから夕食までの間コンドのプールで泳いだ。

ここしばらくよく雨が降ったし、なんか水が汚いなーと思いながらも泳いでいたら、春貴(4歳)が後からプールに入ってきたので少し一緒に遊んだ。

しばらく遊んでからもう一度泳ごうかと思ったけど、どうにも水質に問題ありそうで引き揚げた。

翌朝ウォーキングのために下に降りるとプールが「使用禁止」になっていた。

なんだ、やっぱり水質メンテの前だったのか。。

午後、はげ(春貴と玄貴の家族内の呼び名)の面倒を見ているカミさんから家族LINEに

「春貴がお腹壊してゲボした。病院連れてく」

と入った。

かわいそうに、４歳児が犠牲になった。

★ 先週の飲み会でタイ版ライザップに通って別人に生まれ変わった友人にトレーニング講義を受けた。

お腹だけ凹ませたいなど部分トレーニングは不可能。

お腹の肉は残念ながら最後に減るので全体的なトレーニングをするしかない。

基礎代謝を上げるために胸、背中など大きな筋肉を作るのが効果的。

本当は太もも筋が最も大きいのだが、ある程度年齢が行くと腰に負担のあるトレーニングになるのでここはもう諦めよう。

などなど。

それで今週から思い切って帰宅後ダラっとしたいのを我慢して泳ぐことにした。

まだ慣れないのか、夕食をとりながら少しフラフラする。

夕食後に映画を観ていても9時を過ぎると激しい睡魔が襲ってくる。

「ちょっともうダメだわ」

と言ってベッドに横たわると、あっという間に爆睡でカミさんに羨ましがられる。

その分朝4時半ごろにスカッと目が覚めてしまい朝ドラまでの時間が長い。

そしてウォーキングの後はお腹がペコペコになり朝食が美味い。

そろそろバンコクは涼しくなってきて夜のプールはちょっと冷たいのだけどもうちょっと頑張ってみる。

★ 昨日、綱川くんがホーチミン出張からオイラと飲むためにバンコクに来てくれた。

ちょっと前の「ひと言」に、ケージもペパマスも帰国してしまってもう一緒に飲みにいく友達がいなくなるなー、と嘆いていたのを不憫に思ってわざわざバンコクに寄ってくれたのだ。

「情けないこと書くなよ。オレがいつでもバンコク来て一緒に飲んでやるよ」

と優しいことを言う。

アソークの「ばんや」で少し飲んだあと、２人でカラオケラウンジに行った。

オイラはもうカラオケラウンジとか行かないので店も知らず、ネットで検索して初めての店に入った。

女の子が隣に座ってカラオケを歌う。

綱川くんがタイの歌を歌ってよ、と女の子たちに言った。

「何かリクエストはありますか？」

と訊かれたので昔よく聴いていた

「ブア・チョンプー」

の曲をお願いした。

ざわざわとする女の子たち。

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誰も「ブア・チョンプー」を知らなかった。

タイでの生活もこんなに時が経ってしまったのか・・

★ 昨日バンコクからKLに入り、そのままクライアントオフィスでプレゼンをしてきたが、フライト疲れもあって今ひとつ調子が出なかった。

今朝は少しゆっくり出社したがったが、9時から別のクライアントでプレゼンがあったため、朝飯も食わずに出かけた。

通勤時間帯はKLでも大変な渋滞になるので早く出なければならないからだ。

今、午後4時17分。

だから今日は早退する。(言い訳がナゲーよ)

★ KLに来てからこの１週間で少し絞ろうと毎日1,000m泳いでる。

ノリさんが2,000m泳いだので、オイラも今2,000mにトライしているんだけど、飽きちゃうんだよね。

1,000m泳ぎ切ったところではまだ余力があるし、イケる気がするんだけど泳いでいる間が退屈で退屈で。

ノリさんにそれを言ったら

「僕は500m過ぎた辺りから無心になります。いろいろ考え事しちゃうんだけど、少しずつ無になれますよ」

なるほど、瞑想と考えれば確かに体も頭もすっきりリフレッシュするかも知れない。

今、水泳用のmp3プレイヤーが安く出回っているので水泳しながら音楽聴いたり、落語聴いたりもいいなとも思っている。

それなら退屈しないかも知れないね、とノリさんに提案したら

「今、僕はカポエラにハマっているんですよ。週2回カポエラ道場に通っていて」

と言う。

カポエラとはブラジル発祥の格闘技でユネスコの無形文化遺産にも登録されている。

「もう面白くて面白くてJunさんも絶対ハマりますよ」

と勧める。

カポエラぁぁあ？

YouTubeで見てみたけど、アクロバットだな、これ。

★ JalanJalanのサーバーの問題でママスクエアや売ります買いますなど一部の投稿ログがぶっ飛んでしまった。

企業のウェブサイトじゃなくて鼻くそほじりながら22年続けてきただけの趣味のページだからバックアップシステムとかガチガチに組んでるわけじゃないし、まあ今まで特に問題もなく運用できたことの方が驚きなんだけど。

それでもサーバーエンジニアのレックになんとか復旧できないか相談していたら

「１週間前までのウェブサイトのデータならバックアップしてあるのでそこまで戻るけどいい？」

と訊かれてその方法でお願いした。

だから、この「ひと言」も各スクエアもみんな１週間前の状態に戻ってしまった。

今朝tomoちゃんから

「今日のひと言、おかしいよ」

と連絡を受けて、自分でバックアップしてあった「ひと言」をアップし直してなんとか復旧したけれど、この１週間のツッコミは救いきれなかった。

というわけで、ツッコんでくれた人、ごめんなさい！

★ 今日は朝食を食ってから開店と同時にミッドバレーへ。

バンコクで使ってる浄水器用のカートリッジと水泳用MP3を購入。

こいつを装着して水に潜ると、あらすごい！

今まで吐き出す泡の音と自分の息遣いしか聞こえなかったのに、水の中が桂枝雀独演会会場に！

音楽に切り替えるとリズムに乗ってどんどん泳げる感じ。

めちゃくちゃ気持ちよく、スイスイと泳いでいつの間にか1,500m。

オリンピック競泳の最長距離種目を完泳することができた。

明日は午前中、久しぶりにJalanJalanの連中とソフトボールの練習をして、午後には志ん生を聴きながら泳ごう。

★ JalanJalanのエースというか、先シーズン勝利数、防御率、奪三振の三冠に輝いたKLソフトボールリーグのエース金崎くんが、６年間のKL駐在を終え年内に本帰国となった。

昨日の練習では彼がバッテイングピッチャーになって打席に入ることができたが、キャッチャーが

「監督、ウィンドミルでいいっすか？」

と訊いてきた。

要するにオイラには打てないので練習になりませんよ、というご忠告だ。

オイラは、

「この６年間の集大成だ。ガチンコ真剣勝負にしてくれ」

と宣言。

それを聞いた金崎くんは

「監督、じゃあ、真剣勝負、本気で投げます」

と振りかぶる。

コントロールのいい彼の球は轟音とともにストライクゾーンへ。

オイラはなんどもなんどもファールを打つ。

「ヤバい、当てられてる」

と金崎くんの呟きが聞こえる。

一打席目はサードゴロ。二打席目は、セカンドゴロ。

当たり損ないばかりだが、前に打ち返されて金崎くんの闘志がさらに燃え上がる。

第三打席はフルカウントの末、ストライク球を思い切り振る。

球はバットをすり抜けてズバーーーンとキャッチャーミットへ。

いい勝負をさせてもらった。

今日のこの三振を君とのいい思い出にするよ。