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2019年10月03日(Thu) 特別資格

カミさんが来月ラオスに行って「象使いの資格」を取得してくると言い出した。

オイラに何があっても自活していけるように手に職をつけると言っても

「象使い」

にそんな需要があるのだろうか?

象の飼育ならまだ動物園とかサファリパークとか動物関連の仕事に就けるかも知れないが、

「象使い」

だからね。

とても老後が安定するとは思えない。

これが終わったら次は

「蛇使いの資格」

とか言い出して

「レッドスネークカモン」

とかやり出すんじゃないだろうか。


2019年10月04日(Fri) 週末

今朝のフライトでカミさんは1人でKL行った。

日本から来る友人とKLで合流してブリッジをやるらしい。

オイラはバンコク1人週末なのであれもしたい、これもしたい、が湧き出てくるのだけど、とりあえず今晩は息子と2人で酒を飲みに行くことにした。

明日は久しぶりにバンコク撮影トリップでもしようかな。

それともロードバイクで遠出してみようかな。

もしくはのんびり温泉&マッサージかな?

水泳もやらないと。

映画も観たいの溜まってるから三昧するか?

たまにはハンモックに揺られて日がな読書も悪くない。

明後日のソフト試合に備えてバッティングセンターも欠かせないぞ。

綱川くんを日本から呼んでカラオケラウンジもありだな、ボトル残ってるし。

.

こうしてみると還暦にもなってまるで成長がないな。


2019年10月05日(Sat) 二人酒

前に今度酒飲みに行こうと息子に誘われていて、カミさん不在の昨晩、居酒屋ばんやに出かけた。

カウンターに並んで座る。

「何飲む?」

と息子に訊くと

「日本酒飲んだことないから日本酒飲んでみようかな、熱燗で」

ということで常夏のバンコクで息子と居酒屋で熱燗。

しかも息子が注文するのは、羽根付き餃子、鶏の唐揚げ、自家製コロッケ・・・と母親の作る、しかも揚げ物ばかり。

油っこい料理に熱燗というチグハグな組み合わせながらそれでも大いに息子と2人の宴を楽しんだ。

息子にはまだ回復の見通しの立たない病気療養中の彼女がいる。

その彼女を日本に残して1年。

自由に電話やLINEを交わすこともできない遠距離交際が心の負担になっている。

早く良くなってバンコクで一緒に暮らせるようになって欲しい。

そんな時が来るといいなぁ、とお猪口を合わせて乾杯した。


2019年10月07日(Mon) ナナプラザ

昨日はマレーシアからやってきたJalanJalanソフトボールの主力4人が、来週の開幕戦前の調整のためバンコクソフトボールチームおぼんこぼんにジョイン。

通常の3試合に加え、1時間の居残り試合でみっちり体を動かした。

土曜日の午後バンコク入りした彼らと晩飯を食ってから久しぶりにナナプラザのGOGOバーに行った。

コの字型建物の中庭スペースもずいぶんきれいにリノベーションされて相変わらずの活気だった。

4人ともGOGOバーの経験はなかったので、歩きながら客引きの女の子に抱きつかれるその雰囲気に圧倒されていた。

ニューハーフのお店の前で年下の星太が先輩から「入ってこいよ」と押されて

「こわい、こわい!」

とつい声を出してしまい、店の前にいたニューハーフたちから

「こわくねーよ!オラ、も一度言ってみろ!」

と野太い声で凄まれて泣きそうになっていた。

店内に入ってもしばらく膝の上に手を置いて黙って見ている彼ら。

「女の子指名しないとこのまま終わるよ?」

とけしかけると、お前から誰か指名しろよ、いやお前だろ、と押し付け合う。

結局4人でじゃんけんを始める。

小学生か。

2軒ハシゴしたところで

「今度はあの店入る?」

とだんだんエンジンのかかってきた彼らを残しオイラは抜けて帰った。

10年前ならとことん付き合ってやれる体力あったんだけどなー。


2019年10月09日(Wed) 病み上がりで

昨日は午後からどうも熱っぽくて具合が悪いなぁ、と思っていたけれど、夜にはクライアントの社長とサシ飲みが入っていたので帰るに帰れず。

スクムビット23の奥の方にある六角というおしゃれな串焼きダイニングへ。

すでにボワンとしているところにシャンペンやビールが入り、手を首筋に当てると結構熱くなっていた。

多少正気じゃなかったこともあってクライアントの社長に

「せっかくポテンシャルのあるプロジェクトなんだからもっとちゃんとやってくださいよ」

と散々説教じみたことをしてしまった。

これは普通、クライアントがベンダーに言うセリフだ。

帰宅すると相当具合が悪くなっていたのでまだ早かったけれどベッドに。

いきなり悪寒が襲ってきて掛け布団を首までかけてもガクガクブルブル震えた。

明日は少し様子を見て、と思いたいがKL行きのフライトが朝一で、夜中の3時に起床。

就寝時に服用した日本の風邪薬が効いたのか、なんとか熱を抑え込み荷物をまとめてGrabに乗り込んだ。

健康体でもBKK-KL往復は堪えるようになってしまったのに体調不良のときにはキツい。


2019年10月12日(Sat) 友の帰国

KL生活では仕事もプライベートもコンビを組んでいたNTTDATAのノリさんが昨日とうとう「後任者」を紹介しに来た。

年内を目処に彼は日本に帰ってしまう。

別れは辛いけど、辛い別れがあるということはその人とのそれだけ多くの幸せな時間があったということだから感謝をしよう。

たぶんまたかなり高い確率で彼とは一緒に仕事をすることになるだろう。

根拠はないけど。

明日はKLソフトボール新シーズンの開幕戦。

ノリさんをセンターに背負って投げるのもあと3回くらいか。

初戦の相手は未だ勝ったことのない最強アンカーだが、今度こそぜってぇ勝ってやる!


2019年10月14日(Mon) ワールドカップラグビー

昨日はラグビーWC日本対スコットランドを観なかった。

オイラが観ていると応援しているチームや選手は負けるのであえて心を鬼にして観なかった。

ときどき観る野球中継も観ていると負ける。

CS巨人ー阪神もオイラが観始めた時は3−1で勝っていたのにそのまま観ていたら逆転負けした。

勝ち知らずだ。

だからKLのアパートでひとり、LINEでカミさんからメッセージ中継をしてもらい、Twitterで戦況を追った。

試合開始後しばらく観ていたらすぐに7−0になったのでいかんいかんと思ってテレビを消した。

そして案の定、日本がスコットランドに勝った。

試合後の特番でトライシーンを観ていくのは少し寂しいけれど、これも日本国民のためだと思えば仕方がない。

日本のために自己犠牲を強いる。

決勝リーグはさらにエキサイトするだろうけど、やはり観ない。


2019年10月16日(Wed) オンライン予約

9月15日からちょうど1ヶ月間、ホテル予約サービスアゴダとメール応酬での死闘を繰り広げていた。

年末旅行のホテル予約をしたところ、一つの宿で同時に二つの決済が行われたからだ。

すぐにメールで1回しか予約していないからもう一つは取り消して欲しいとメールをしたが、

「この予約は取り消しのできない条件で、当社のシステムでは2回予約されている」

と突っぱねられた。

カード決済銀行であるCITIBANKのカードセンターに相談したら

「確かに同時に2つのホテル予約が決済されていてお客様側の落ち度とは考えにくい」

とオイラの主張を受け入れてくれた。

ただ、CITIBANKにはマーチャント側の合意なく決済を取り消すことができないのでアゴダに対して説明のリクエストを送るにとどまるらしい。

その後もオイラは決済画面やCITIBANKからの決済通知画面のスクショを証拠に同時に同じ予約を2回入れるのは不可能と主張したがアゴダ側は

「こちらのシステムに不具合はない」

「あなたがホテルと交渉し、キャンセルできたら対応する」

といった対応に終始した。

なぜオイラがオイラの落ち度ではないのにホテルにキャンセル交渉をしなければならないのだ?

CITIBANKに再度相談すると、

「それはお客様の責任ではなく、アゴダ側がホテルと交渉すべき」

と真っ当な判断をしてくれたが、CITIBANKがアゴダと交渉してくれるわけではない。

ようやくアゴダ側が

「ではアゴダの方でホテルにキャンセル交渉します」

ということになったが、結局10日ほど待たされた挙句

「ホテルはキャンセルを認めませんでした。よってこの予約のキャンセルは認められません」

とまた振り出しに戻る。

「システム上のエラーは報告されていない」

「しかし、私は予約をしていないし、同時に2つの予約決済を行うことは不可能だとCITIBANKも言っている」

と応酬が続いた。

そして、今朝、アゴダから

「こちらのシステム上はエラーが発生していないため、あくまでお客様の操作ミスで予約が2回発生したことになりますが、社内で事情を検討したところ、今回に限りましてアゴダコインとしてご返金対応することに致しました」

と譲歩案が送られてきた。

アゴダコインとはアゴダの予約サイト上でしか使えないコインだが、金額は全額返金なのでこの譲歩案を受け入れることにした。

長くイライラするやり取りだったし、「お客様のミス」の捨て台詞は余計だと思うけど最終的に「勝訴」を勝ち得てうれしい。


2019年10月17日(Thu) 今週の山場

今日は日本の新規化粧品クライアントにオンラインでプレゼン。

これが今週の山場だったので無事に終わってホッとしている。

そうだな、最初のコンタクトから受注確定までがすごろくだとすると、今日は中間地点で二つのサイコロの目が合わせて12を出した感じ。

だいぶ前に進んだ。

まあまだこの先には「一回休み」だとか「振り出しに戻る」なんて枠がたくさんあるから慎重に駒を進めていこうと思う。

明日は午前中またオンライン会議があって、午後のフライトでバンコクに戻る。

なんだかんだ言ってこのバンコクとKLの大きな環境の入れ替えが気持ちの新陳代謝を促して正気を保って仕事ができているのかも知れない。

問題は体力的な問題ね。

出社前か帰宅後に1,000〜1,500m泳ぐ習慣はちゃんと続いていて、ちゃんと続けば体力維持に寄与できるんじゃないかと思っている。

ただこれからバンコクは涼しくなるからね、もう朝夕の水泳は難しいかな。


2019年10月21日(Mon) 温泉ビジネス

金曜日の夜にバンコクに戻り、土曜日は1日中湯の森温泉に入ってた。

湯の森温泉はさぞ日本人が多かろうと思いきや、意外に多いのは欧米人だ。そしてもちろんタイ人富裕層。日本人比率はそれほどでもない。

「カラオケ」と同様、「オンセン」という独特の文化が日本観光経験者が増えるに連れて世界に広まっている。

マレーシアでも日本の温泉体験者が増え、温泉に入りたいというマレーシア人が増えてきた。

で、とうとうKL市内にも温泉施設ができるらしいが、きっと流行るだろう。

これから海外で日本人が成功できるビジネスモデルは甘味喫茶チェーンと温泉施設だ。

湯の森でも施設内レストランでかき氷やクリームあんみつを食べてるタイ人たくさんいたしね。

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YUKIKO  [甘味喫茶チェーンは私も考えてました。ほうじ茶とか玄米茶もスタバ風にスタイリッシュに提供できれば当たるんじゃないかと。..]

まさ@マレーシア [抹茶ブームに乗っかりましょう!]

Jun [>YUKIKO だよね。スタバ以上の展開パワーがあると思うよ。スタバの食い物まずいし。 >まさ これだけ世界が和食..]


2019年10月22日(Tue) 社長交代

今日は社長がタイ人から日本人に交代した某日系クライアントへお祝いのご挨拶を兼ねて打ち合わせに出かけた。

新社長から

「今までタイのベンダーにお願いしていたけど、できたら日系の御社に切り替えたい」

と打診され、ありがたいお話だと思う。

社長が日本人からタイ人やマレーシア人に代わると切られ、日本人が就任すると戻される海外日系企業ビジネスあるあるだ。

「現在のタイのベンダーにご不満をお持ちですか?」

と胸の内を探ってみる。

「大きな声では言えないんですが、前のタイ人社長はオカマでしてね、現在のベンダーのタイ人社長がそのボーイフレンドだったんですわ。それで取引してたという経緯があって、私に社長交代したらまるでやる気がないんです」

日本ではこんなことは考えられないが、タイではありがちな話だ。

前任社長の写真を見ると、軽いゴリラ。

ベンダー社長の写真を見ると、弱めのヤギ。

あとで聞けばなるほどとは思うけど、タイ人同士の関係は20年経った今でもほんとわからない。

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ヒラノ [今の山森くんは立派です。]

Jun [>ヒラノくん 軽ーく過去は問題児だったと告発している?]


2019年10月24日(Thu) 親父と弟

親父がまた転倒して弟の支援が必要となり急遽一時帰国。

弟が外出しているときに歩行器を使わずに杖で買い物に出かけ、途中の商店街で転倒して動けなくなった。

お袋も亡くなり、諌め役も失ったので

「わしゃ大丈夫だ!」

と無理をして騒ぎを起こす繰り返し。

弟もストレスでSOSが出た。

ということで今回は仕事関係や友人関係の予定もなく弟の指示に従う。

昨日の成田から吉祥寺への空港リムジンは、即位の礼の警戒規制で首都高が使えず、一般道もその影響で渋滞。

通常より1時間ほど余計にかかっていつもの吉祥寺の駅に降りた。

親父は弟と二人切りの生活に息苦しいのか、オイラの顔を見ると

「うれしいねぇ、うれしいねぇ」

と連発して握手を求めてきた。

弟からは

「マシュマロが欲しいと言っても買わないでね」

と注意事項があり、早速攻防の渦中に巻き込まれていく。


2019年10月25日(Fri) 趣味を持ってますか?

ウチの親父には趣味がない。

本は好きでよく読んでいたが、高齢になってからは文字を追うのも辛くなってきたようで最近はほとんど読書もしない。

考えてみればお袋と話をしているのが唯一の趣味だったような。

だから仕事も引退し、一人での外出は制限され、ずっと自宅にいるようになると、することがない。

日がな一日テレビを見ている。

退屈で死にそうだと言う。

このままでは死因が「退屈」になってしまう。

我孫子の義母も同じような状況で1日テレビを観ている事が多い。

これが今の日本の高齢者の日常なのか。

生き甲斐を持続させる「趣味」というものがこんなに大切だと思わなかった。

オイラは水泳、ソフトボール、写真など自分なりに趣味の時間はあるが、だいたいアウトドア。

インドアの趣味を持っていないと厳しい老後になってしまう。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

ヒラノ [山森くんは昔から多趣味でした。]

YUKIKO [私も読書と研究以外に趣味らしい趣味がないのが長年の悩みです。娘にも指摘されてて、ママは仕事と勉強以外に何か好きなこと..]

Jun [>ヒラノくん それは女子についてですね。はい、ストライクゾーンは広かったです。 >YUKIKO 勉強は一生できるか..]


2019年10月28日(Mon) 親父との小旅行

もうなかなか一緒に訪れる機会もなくなるだろうという事で、親父、弟と3人でおふくろの故郷、小田原へ来た。

オイラももう何十年も会っていない親戚や知人宅へ挨拶に出かけた。

正直、こういうの苦手。

母親の実家は徳川家康の重臣大久保家で直系ではないが大久保忠世は小田原城主であった。

市内には大久保家系が眠る大久寺という菩提寺があり、こちらも何十年ぶりかに先祖の墓参りをしてきた。

親戚の家(全部大久保)を訪問するとやはり豊臣秀吉や徳川家康、そしてその後大久保が侍従だった伊藤博文の話になる。

オイラは日本史がたいそう苦手なのでただひたすら

「はぁ、はぁ」

「そうそう」

「なるほどね」

とわかったふりをした相槌を打つばかりである。

日本の歴史を勉強した後は、オフクロが大好きだったきんめの煮付け定食、こじま食堂へ。

 

 

美味しい海の幸を食べてから箱根の温泉に入る。

親父のうれしそうな顔を今、頭に焼き付けている。


2019年10月30日(Wed) 滞在を終えて

小田原から西荻窪に戻り、今日はこれからバンコクへ戻ります。

親父は久しぶりの小旅行で非日常を味わい、また美味い海の幸をたっぷり食べてとても喜んだ。

甘いもの制限も緩めてわらび餅やあんころ餅も食べさせてあげたし、ファンタグレープをねだる親父に買ってあげることもした。

海鮮丼を食べながらファンタグレープはむしろ気持ち悪いけどな。

オイラはまたバンコクとKLで仕事を頑張る。

高齢になっても足腰が弱らないよう運動も続けていく。

70〜90代の30年間を健やかで楽しく生きるためには50〜60代をどう生きるかにかかっている。

今回よくわかった。

今日は朝起きると寒さに体が震えた。

そろそろ日本も本格的な冬の到来だ。

常夏のタイ、マレーシアに帰ろう。


2019年10月31日(Thu) 嫌なことは後回し

はぇ〜!明日から11月。昨日クリスマスソング聴こえた。

オイラの会社で請け負っている仕事もクリスマスから年末年始、チャイニーズニューイヤー商戦に向けたものばかりになってきた。

JACTIMからは年末忘年会用寄付の依頼メールがやたら届くし。

それで今日はハロウィンだって?

あんまり浮かれてんじゃねぇぞ、と押し迫ってきたのになかなか成果の上がらない焦った気持ちで毒づく。

箱根で温泉入ったり、金目鯛の煮付け定食食ってる場合じゃねーだろと思うんだけど、期末試験の前に友達と遊び回ってしまって頭を抱えた記憶をすぐに忘れる頭だから全く情けない。

来週はセミナーの講演があるのに原稿の準備ができてない。

吐きそうだ。

とりあえず、今日はもう帰って酒飲んで忘れよう。