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2018年09月21日(Fri) 海外起業

忘年会のお知らせが届いてから4時間後に席完売のお礼のお知らせが届いた。

みんな何やってんだ?

仕事ないのか?

君たち今年はもう終わりなのか?

.

昨晩はペパマスの高校の後輩で、タイで自分の事業をしたいという39歳の日本人男性から相談を受けた。

39歳と言えばオイラがマレーシアで起業した歳だ。

「日本でやってきた映像制作のスキルを使って、まずは小さく一発10万円程度でセミナー映像を撮影、編集するフリーランスで働けないかと思ってまして」

「海外で外国人がフリーランスでは働けないよ」

「あ"」

「極安コストのタイ人制作チームより君が優れている点は?」

「い"」

「価格勝負して低収入で生活レベルを下げて頑張れる?」

「う"」

「日本人だから日系企業から仕事をもらえる、なんて甘くはないよ」

「え"」

「タイでやるセミナーは5つ星ホテルでやってもせいぜい 総額7〜8万円。セミナー開催費用より高い金払って記録動画作らない。三脚でビデオカメラ回しておけばタダだから」

「お"ー」

彼は手持ちの資金もなく、とにかくタイに上陸してフリーランスで仕事をしたり、自主映画を制作しながら、愉快にタイを満喫して暮らせないかと思っていた。

閉塞して息が詰まりそうな日本の生活から抜け出せば夢溢れる生活がそこにあると思っていた。

タイで仕事をする大変さや苦しみを骨の髄まで知っているペパマスやオイラは、まず徹底的に彼を凹ませた。

「でもな、『本当に生きてる感』は感じられる。こんな素晴らしい人生はないと感じられる時がたくさんある。君の今の仕事では貯金もできないなら掛け持ちでバイトでもしてまずはしっかり軍資金作って本気で出直してくる覚悟がいるよ。それでももう一度来たならできる限りの応援はするぜよ」

とペパマスと一緒に励ました。

「僕、マジで闘志湧いて来ました。絶対また来ます!」

と立ち上がって深々とお辞儀をした。

ボコボコにされた彼をペパマスがバービアに連れて行った。

果たして彼は再びリングに上がってくるだろうか。

幸い、ここにはカウントアウトはない。