|
★ 昨日はマレーシアの事業パートナーの営業くんと2人で日系クライアントへのプレゼンに。
この営業くんとは最近つるんで客先への打ち合わせに出かけるが、毎回きちんとネクタイとジャケットを着用している。
東南アジアのビジネスシーンでは、最近は大手日系企業でもカジュアルな服装が許されるようになったので、会議でも先方はポロシャツだったりするが、彼は頑なに「武装」して来る。
訊いてみると、
「いや、若いんで逆にそう自分に課してます」
と言う。
.
ここ数年来、タイやマレーシアに来るいわゆるITベンチャーの若い人たちは服装がとてもラフだ。
スティーブ・ジョブスがいつも黒のタートルネックにジーンズだったり、ホリエモンがTシャツにジーンズだったり、ITベンチャーはそういうものだというイメージができた。
何年か前に日本から来たITベンチャーの社長をタイの日系金融会社クライアントに引き合わせた時、この社長はプリントTシャツにビンテージジーンズで登場し、クライアントが引き攣っていた。
大手日系会社にはトラディショナルな考え方の人も多いので、売りに来たサービスや製品のクオリティに関わらず
「こんな社会性のない奴は信用できない」
と、聞く耳を持ってもらえない。
.
で、Tシャツの彼は
「そういうことにこだわる古い人たちは相手にしない」
と、こちらもホリエモン思想的拘りを持っている。
.
オイラは正直「どーでもいー」。
仕事をさせてくれるんだったらネクタイどころか着ぐるみだって着るというつもりでやって来たから(笑)。
だから、自分の服装が受注よりも優先する人たちは
「余裕があるんだなー」
としか思えない。
毎月、社員や社員の家族を食わせていくことに死に物狂いになって来たからな。