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★ 朝オフィスに出社する前にウチのスタッフのベロニカからメッセージが入った。
ベロニカ「Junさん、今ジョン(同じくウチの会社のスタッフ)とベーカリーで朝食を食べているのだけど、朝ごはんにパン買っていきましょうか?」
オイラ「あ、じゃあお願い」
ジョン「Junさん、どんなパン?」
オイラ「甘いの」
ベロニカ&ジョン「OK OK(親指を立てたアイコン)」
と、やり取りして車でオイラもオフィスに向かったんだけど、
(ちょ、ちょっと待てよ、なんであの二人一緒に朝飯食ってんだ? え!もしかして朝まで一緒だった? え!一緒に暮らしてる?)
と頭の中で???がぐるぐるぐるぐる回り始めてしまった。
オフィスで彼らの買ってくれたチョコレートデニッシュを食べながらもなんかちょっと気になっちゃって。
「ねぇ、二人、一緒に暮らしてる?」
なんて、聞けないしなー。
確かお互いに彼氏と彼女がいたはずだしなー。
悶々悶々。
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と、夕方まで悶々しながら仕事していたのだけど、ジョンが出かけたので、オイラは思い切ってベロニカに
「ねぇ、ジョンてベロニカのこと好きなの?」
と遠回しに聞いた。(←いやいや、全然遠回しじゃないから)
そうしたら、ベロニカは噴き出すように笑い出して、
「え?ジョンが?やめてくださいよ、ハハハハハハハハ」
「あ、そ、そうなんだ・・」
「ジョンはもうすぐ彼女と結婚するんですよー」
「そ、そうだよね・・・」
とオイラが1日かけて振り絞った勇気と押し出した問いかけは大笑いとともに一蹴され、オイラは空気が抜けてだらしなく木の枝に引っかかった風船のように萎んでいった。
よかったー、なんかややこしいことにならなくて。