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★ もう25年の付き合いになるマレー人の親友でありビジネスパートナーでもあるカイルディンと会った。
マレー人と日本人の違いはあるけれど、風貌が同じなので
二人で話し込んでいると周りからちょっと注目される。
待ち合わせ場所で落ち合って
「軽く飲むか?」
と歩き出しても飲むのはテータレ(マレーシアのミルクティー)なんだけどな。
英国がEU離脱して激震だが、アメリカがトランプになったらもっと激震だと頷いたところで、彼はクリントン元大統領(旦那の方)がマレーシアでやった演説に大変感動したんだと話し出した。
「アメリカはトランプが言うように『強い国』、力で世界をねじ伏せるような国にはなりたくない。『寛容な国』、困っている国や人がいたら手を差し伸べて助けてあげられるようなそんな国になるべきなんだ」
その言葉を聞いた時に僕は感動したし、マレー人たちは快哉をあげたんだよ。
そりゃあれだけ「ムスリム排斥」を叫んでいるトランプは嫌だろう。
世界ではイスラム教の名を騙るISたちが非道なテロを続けているけれど、オイラはムスリムが慈悲深く愛情溢れる人たちだということを知っている。
これまでのオイラの人生でも苦しい時にどれほど彼らに助けられたことか。
カイルディンも約束の時間に1時間は遅れるけれど、本当にいいヤツなんだよ。