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★ 今回宿泊したルアンパバーンのホテルは、アゴダのレビューや評点を参考にして決めたVictoria Xiengthong Palaceという宿だったんだけど、評点以上に素晴らしかったね。
特にスタッフのフレンドリーさとサービスのレベル。
まあ、最初に部屋を案内された時にミニバーの中は全てコンプリメンタリーです、と言われて、おー、いーじゃん!と思ったんだけどね(笑)。
この世知辛い何でも金の世の中で、ミニバーのビールもコーラも全部タダはエラいでしょ。
それから午前中の部屋掃除と夕方のベッドセッティング。ベッドの上に毎回違う小さな民芸品が置かれているのが小癪だよ。
他にもね、町のワイン屋で買ってきたワインを部屋置いておいたら、ベッドセッティングの時にそっとワイングラスが2脚置かれてあったんだよね。
この気配り、パーフェクトだよ。
★ 昨日は某日系大手システム会社の日本人責任者がオイラのところにご挨拶にみえた。この会社とは昨年一緒にセミナーを開催するなど協業関係にある。
「人材がなかなか採用できない」
こんな世界的なブランド企業でもタイでは採用に苦しんでいると聞いて、ウチみたいな零細ベンチャーが苦しむのも当たり前かと嘆息した。
「でも今、タイははっきり不景気です」
彼はこうも言った。
そう、タイの景気はけして良くない。
なのにどうして営業もデザイナーもエンジニアも楽々とジョブホッピングをして給料をアップさせていけるのだろう。
昨日、日経の記事にサイバーエージェントの藤田さんのインタビューが載っていた。
藤田さんとは10年ほど前マレーシアで一緒に合弁しようと日マを通い合ったがITバブルがはじけて成就しなかった。
それでもオイラの「今日のひと言」は読んでくれているみたいで時々ツッコミ入れてくれたりするよ。
さて、その記事にはある若い社員が会社を辞めて有休消化に入ったと聞いた藤田社長が激怒した理由が書かれてあった。
「それは、その若い社員に新事業の立ち上げという責任あるポジションを任せていたにもかかわらず、突然アルバイトを辞めるかのように放り出されてしまったからです。転職の話が舞い込み、そのオファーが「自分にとって最後のチャンスだと思った」という理由でしたが、とても自己中心的な考えです。「チャンスをつかむ」という個人的な理由を優先し、今の仕事や関係している社員、取引先に対しての責任を途中で放り出すことを、私は簡単に許すわけにはいきませんでした。」
日本の名だたる経営者でもタイで経営したら確実に脳溢血で逝くね。
★ いよいよ明日の朝、初めてロードバイクに乗ってサイクリングロードを疾走する。
昨日ゲストルームに置いてある自分のロードバイクを見たら埃たまってたし(笑)。
ただ、このロードバイクのサドルってのが極限まで軽さを追求するが余りちっちゃくてコチンコチンにできている。
普通のスポーツウェアなんかではとても痛くて座ることができないので、これには又の部分にパットの入った専用のパンツを着用しなくてはならないのだ。
ということで、今日はランチタイムにサイクルショップに行き、サイクルパンツをゲット。これでとりあえず走ることができる。
さて、ロードバイク初乗りの乗り心地はいかに?
★ ケツが死んだ。
ネットで調べると、最初、ハンドルを持つ手のひらが痛くなったり、お尻が痛くなったりするのは、自転車とカラダの接点ー手のひら、お尻、ペダルを踏む足ーの加重バランスがとれないからだと書いてあった。
確かに手のひらとケツが異様に痛いのはしっかりとペダルを回していないから、体重をハンドルとサドルだけで支えようとしているからだと思われる。
そこで今朝は、それを意識して足に力を入れてペダルをしっかりと回してみる。
おお、何となく少しカラダが浮くようで、手のひらとケツの痛みが和らいだ。
しかし、あっという間に太ももが悲鳴を上げた。
体幹をしっかり作らないといけないと聞いた。背筋や腹筋などもっと筋力もつけないと速く遠くまで走れないんだ。
★ 少子化問題をどうするか、ずいぶん長く様々な議論が行なわれている。
週末NHKでも有識者たちが激論を交わしていた。
議論はいつも、子供を産みたくても産める環境にない、からスタートする。
共働きでなければやっていけない。しかも女性の社会的責任や役割が増える中で家事や育児はいまだに女性のものという意識は根強い。
そんなにあれもこれも全部女性に押し付けられても無理。
では、夫と家事や育児分担をすればいい、そういう男性の意識を定着させるべきとなる。
しかし、夫は会社で生き残って収入を確保していくために残業や休出もしなければならない。
夫婦で家事や育児を分担しようとするのであれば、家事を優先すると出世や昇給に影響する今の会社自体を変えなければいけない、と「責任は会社」へと議論は進む。
まず経営者は家事や出産、育児休暇などの制度整備をするだけでなく、制度利用を奨励し、例え就業時間が少なくても出産や育児のために制度を活用する社員をどんどん出世させる、そんな度量を持つべき、と大詰めを迎える。
少子化問題の責任を一身に背負わされそうな経営陣は、この生き残りを掛けた競争時代にそんなことをしたら会社が潰れてしまうと反論する。
競合他社より少しでも多く働くことで何とか勝たないといけないのだ。
会社の業績が下がれば、収入は減少するし、倒産すれば路頭に迷う、それでもいいの?という本音を隠しながら、こういう経済状況なのは政治政策が悪いからだ、と政治家の国運営に物申す。
そして、政治家は再び「では少子化問題をどうするか?」という議論を始めるのだ。
この無限ループから脱出するためにはどうしたらよいか。
こうしたらどうだろうか。
企業は労働生産力が減ることで他社との競争に不利になり、自分たちの生産物やサービスが市場で負けることを恐れている。
であれば、市場に出回る商品やサービスに「社員の平均就業時間や残業時間」「出産・育児制度の利用率」の表示義務を負わせる。
一般消費者は、本気で少子化問題に取り組んでいる会社の製品やサービスをその数字できちんと判断して選択する。
自分たちではどうしようもないと思われていた弱い立場の1人1人が、消費行動を通して少子化問題を解決する仕組みを作るのだ。
あと30〜40年もすると日本の人口は今の半分以下になるらしい。そしてその半分以上が高齢者。
これから産まれてくる若い世代にこの恐ろしい負担を全部押し付けるわけにはいかないでしょう。
★ ちょっと開いてしまった。
7日火曜日からKLに入り、8日〜9日の一泊でシンガポール、またKLに戻るというスケジュールで毎日遅くまで忙しくプライベートな時間が全然取れなかった。
今回のシンガポール往復はいろんな人のお勧めで高速バスを利用してみたら本当にゆったり快適でエア往復より疲れなかったなーと満足。
シンガポールでは日本のパートナー会社の現地法人開設パーティーに参加。
パーティーにはシンガポールで起業して頑張るスタートアップの若者たちもたくさんいて、あ〜アジアはこういう時代になったんだな〜とタコ社長は感慨深かったよ。
パーティーでMCから無茶振りスピーチさせられて、オイラは15年も前にデジタルマーケティングを東南アジアで始めたんだけど、あまりに時代に先駆け過ぎていて生き残るのが至難だったみたいな昔話を少ししたら、スピーチ後に若い起業家たちが話聞かせてくれって寄ってきたよ。
なんか戦争の生き証人語り部みたいだったぜ。
その後KLに戻って某日系健康飲料会社の日本人社長を訪問。
この方ももう12年もこのマレーシア現地法人にいて、昔一緒にテレビCM作ったねーなんていう化石話に花が咲く。
東南アジアの日本人、とっつぁんも若者も頑張ってるのー。
★ やった! JalanJalanソフトボール開幕戦勝利!
前シーズンはJalanJalanにも勝って総合3位だった強豪ミツイ。
初戦からJalanJalanにとって厳しい対戦相手だったけど9−6で見事にリベンジだ!
そして一昨年、JalanJalanをリーグ優勝に導いた豪腕吉利投手が帰ってきた。
一昨年本帰国した彼が、ほんの2日前にマレーシア再赴任。
この勢いを駆って今年こそは悲願の総合優勝をチーム一丸で勝ち取るぞ!
という試合の後、いつもの中華食堂で乾杯をし、そこからそのままKLIA、バンコクへ帰還。
明日からバンコクで日本からの出張者との商談など3日間の業務をこなし、すぐにまたKLに。
今更な表現だけどカラダがもうひとつ欲しいー。
(帰ってきた吉利は打っても第1号ホームランで攻守の活躍)
★ 近年東南アジアから日本への旅行者が急増して、日本の観光施設や交通機関、外食店などでタイ語やマレー語表記に乗り出すところが増えてきた。
オイラの会社でも某箱根まで行く電鉄会社の「表示タイ語化」などをしたりしてる。
しかしこういった作業はけっこう細かく難しい。
例えば「箱根の森美術館」はどこまでタイ語に訳すべきなのか。
全部が固有名詞で「Hakoneno-mori Bijutsukan」なのか「美術館」はタイ語にするのか、「箱根の森」はそのままなのか「森」はタイ語にすべきなのか・・・など施設名、駅名などの表示は判断が難しいのだ。
ところが最近は日本でも安易に「タイ語化」ビジネスを売りにする会社がどんどん増えてきて、タイ人が目を覆いたくなるようなヘンなタイ語がたくさんあるらしい。
よく日本人が海外で「ヘンな日本語」を笑うが、自分たちも同じことをしているわけだ。
今日JNTOタイの知り合いとそんな話をしたが、ひどいのになると
「会社のウェブサイトをタイ語化したので」
と見せられたページが全部ラオス語フォントで記述されていたらしい。
さすがに見かねて
「これは日本人向けページを韓国語のフォントで表示してあるのと同じですよ」
と説明したらしいが、日本の翻訳事業者は本当にひどいのもいるので気をつけないといけない。
とにかく恥ずかしいタイ語が日本には氾濫している。
★ 今、日本からYAHOOの担当者が来タイしていて、打合せをしたりタイの企業を一緒に回ったりしてる。
新しいプロジェクトを一緒にやりませんか?と誘われ、その可能性や方向性について検討しているわけだ。
YAHOOも元々はITベンチャーだが、今やYAHOOジャパンだけで社員が5,000人もいるというからもう大変な大企業なのである。
最近急成長した日本のベンチャーではLINEがあるわけだけど、YAHOOの彼によると膨張するユーザーに円滑なコミュニケーションを担保するため、サーバーやネットワークへの投資も膨張し、いまだに赤字なんだそうだ。
LINEは外注先のサーバーやネットワーク会社のためにここ何年も働いているようなもので、ビジネスというのは難しいものである。
さて、オイラは全然急成長しないけれど、マレーシアのプロジェクトを地道に進めるために明日からまたKLに行ってくる。
★ さて、あと15分ほどしたら帰宅してスーツケース持って空港に向かう。
また10日間ほどKLに。
もう少し経つとKL−シンガポール間を90分で結ぶ高速鉄道ができてとても楽になるがBKK−KL間も高速鉄道で移動したい。
空の移動は疲れるから嫌だよ。
KLIA2のターミナルって設計した人も承認した人も脳みそないんじゃないかと思えるほど不便だもの。
KLでは住まいの中に生活用品が揃ってきたり、洋服や靴が増えてくると、また2重生活が始まるんだなぁと実感する。
どちらも充実させようと思うえば思うほど、分裂症になる気がする。
★ 深夜着の移動で翌朝重たい会議。
今日はそんな1日だったので大したことはしていないんだけど本当に疲れた。
これは年だからかと思ったが、同行したナミが同じようなことを言っていたから年齢のせいじゃないんだとホッとした。
55歳と言えばその昔は定年、隠居の年齢だからなぁ、
「オレもそろそろ没るぜ」
とナミに言ったら
「いやいや、あと50年は働くでしょ」
と軽く跳ね返された。
50年後って105歳だもんなぁ。ちょっとキビしだよ。
一方ナミはまだ弱冠24歳。ウチに入ってまだ1年半くらいなんだけど最近は普通に経営戦略まで話し合えるからね。
自分の仕事だけじゃなくて、会社全体の業務やスタッフのこと、クライアントや市場、競合や他国のトレンドなど、経営にまつわる様々な要素を俯瞰して分析できる。
これはもう持って生まれた才能だろな。
でも今日はクライアントとの打合せもうまく進んだし、疲れたけど風呂上がりの冷えたビールが美味しいいい1日だった!
★ 今週はとてもいい一週間だった。
長い時間がかかっても、苦しくても、絶望的になっても、こんな日があるからこの仕事がやめられない。
まあでも、それは山に例えればせいぜい「5合目で美しい夕日を身に浴びて感動した」といった程度の話で、まだまだ頂上はもっともっと先にあるんだけれど。
んで昨日は珍しくワインをたくさん飲んで、朝ちょっと頭が重かった。
こ・れ・が? あ・の? ふ・つ・か・よ・い・〜?
二日酔いにはエビワンタンスープと板麺(パンミー)で朝食!
最高です。
そして、午後には近所にある人気のケーキ屋でクリームたっぷりのモンブランを。
やりたい放題の土曜日です。
★ 時代に即応しようと自分たちで作ってきたルールが結局自分たちの首を絞める形になっている、そんな局面によく出会う。
例えば企業のコンプライアンス。
うちの会社はクライアントのほとんどが大手企業なんだけど、とにかくこのコンプライアンスのルールに縛られて何も進まず、みんななかなか競争優位に立てない。
確かにコンプライアンスは大切だけど、企業存続を脅かすようでは本末転倒だ。
グーグルの創業者もこんなことを言っている。
「現在の企業の多くはリスクを回避することに力を注ぎ、自由さとスピードをあげることに目を向けていない。情報はシェアされずに隠され、デザインは無難で、考えに考えを重ねることが美徳とされた時代の遺産を引きずったものになる」
新しい事業やプロジェクトを立ち上げようにも数字で埋め尽くされた「事業計画」の作成にとんでもない時間と労力を費やさねばならず、出来上がって承認手続きが完了する頃にはもう他の会社が始めてしまっていたりするのだ。
経済活性化のために民間企業を支援するプロジェクトを推進している某役所では
「規則ですので一民間企業を支援することはできません」
というお前らアホかというような話がまかり通っていて呆れるが、せめて日本経済を引っ張ってきた自動車、家電、精密、光学・・・といった産業の民間企業はもっと自由な精神で欧米や新興国との競争に立ち向かって欲しいものだ。
★ 今日マレーシアはインドの祝日ディパバリでお休み。
だけど企画書作りが溜まっていて今日は引きこもり予定。
昨日の午前中はカンパニーセクレタリーのオフィスで法務や会計上の打合せ。
その後取引銀行へ向かおうと思っていたけど、終わったのが昼過ぎだったのですぐ裏にあったラーメン屋で腹ごしらえしようと入ってみた。
これ、日本人がやっているのかなー、それにしてはずいぶん辺鄙な場所に店出したもんだなー、味はどうかなー、といろんな「?」を漂わせながら食ってみたが、まあまあ美味かった。
食いながら壁面に掲げてあるメニューを見て、あぁ、日本人絡んでないんだー、と納得した。
★ tomo [タコの唐揚げの話かと思った。]
★ Jun [>tomo この人にタコ神さまの罰が下りますように。]
★ 東武線 [一昨日、この店の前で同じ事を思っていました。同じ並びの、Nippy Noodleのワンタンミーもなかなか美味しかった..]
★ Jun [>東武線 えーーーー!この店知ってるの?しかも一昨日って(笑)(笑) 奇遇だなー。今度そのNippy Noodleの..]
★ 東武線 [お茶を飲みに通りかかったのですが、近場なので、家族でもたまに行きます。タマンデサでいつかバッタリお逢いできるかなと期..]
★ 東武線 [トッピングの肉は、色々選べます!]
★ Jun [>東武線 追加情報、ありがとう。タマンデサで逢えるのを楽しみにしてまーす!]
★ 明日の午後のフライトで一旦BKKに戻る。
KLでの案件の進み具合を見ながらBKKでまた皿回しをしてこなくてはならない。
皿が勢いよく回るには1週間やそこらでは無理なのだが、その皿を見ながら後ろ向きに歩き、来週末はまたKLに戻る。
なんだか最近そういう「後ろ向き歩き」ばかりで大変疲れる。
さらに先日シンガポールでプレゼンした案件が今日正式受注となり、タイ、マレーシア、シンガポールの3カ国で同時にプロジェクトが動くようになってしまった。
実際のところその全てに関わっているのがナミなのだが、例え3カ国を巧みにカニ歩きしたとしても、どれかひとつの案件でもその出来映えが中途半端になってしまったら悔しい思いをするに違いない。
だから全力で突っ走るしか道はないのだ。
最近はタイにもマレーシアにもシンガポールにも驚くほどたくさんの若い日本人起業家たちが「◯◯の会」のようなものを立ち上げては寄り集まっている。
ナミもしょっちゅう声をかけられるのだが、本気で仕事に打ち込んでいたら「情報交換会」などに頻繁に出かけていく暇は到底ないというのが現実だ。
「年末年始は彼氏と旅行に行く!」
せめてもの思いを込めて宣言している。
★ タマンデサの社宅でオイラが気に入っているのが、日の出を拝みながらの朝風呂(笑)。
ここの日本人オーナーはよほど風呂にこだわりがあるのだろう、家の中で一番いい場所が風呂場になっている。
BKK戻りのパッキングを終え、クライアントオフィスへ出勤。
クライアント側がプロジェクトマネージャーに採用した男性スタッフとウチのプロジェクトチームは同じ階の同じ部屋に同居しているので、声をかければすぐにお互いの進捗アップデートができて大変楽だ。
セキュリティカードを首から下げて社内を移動したり、だいぶ顔見知りになったクライアントのいろんな部署のスタッフたちと挨拶していると、なんだかこの会社の従業員になったような錯覚を覚える。
サラリーマン道を踏み外してからずいぶんになるが、こうして大きな会社にそのまま勤めていたら毎日こんな風に勤務していたのだろうか。
もしそうであったらどんな気持ちで日々を過ごしていたんだろうか。
★ 昨日は日本からタイ進出を企てる某食品メーカーのマーケティングチームと朝から晩までバンコク市場視察。
(写真の一番右のスキンヘッドはオイラじゃないよ(笑))
バンコク市内を回ると言っても特色のある街がそれほどたくさんあるわけではないので朝一から夜までとなるとスケジュールを組むのに骨が折れる。
(スケジュールを組んだのはオイラじゃなくナミだけど)
バンコクが大都市だと言っても、銀座、原宿、新宿、青山、浅草、渋谷、代官山、吉祥寺・・・・やっぱり東京ってすごい。
結局いろいろ回って彼らが言った言葉は、
「ショッピングモール文化なんですね・・・」
人が集まるのは街ではなく、ショッピングモールに、だということ。
夕方からアジアンティークに向かい、毎晩タイ人の若者で満杯になると話題のお店でディナー。
夕暮れ時の川風に吹かれながら大型の観覧車に乗る。
「やっぱり屋外はいいねー」
メンバーたちの顔に一気に和んだ表情が浮かんだ。
★ 今日、明日とまた営業スタッフの面接。
今朝しょっぱなの候補者は朝10時の約束の時間にきちんと登場した。
おお、今回の面接ウィークはさい先がいいかも!
この候補者は男性24歳。広告会社でほんの少しだけ働いた経験があるだけ。
まだマスターディグリーを取得するために週末は大学に通っている半分学生だ。
面接を進めながら、彼の長所を聞くと
「リーズナブルなところです。きちんと話をしてちゃんと納得できればやることはやります」
な、なんかな・・・
では、短所は?と聞くと、
「やはりリーズナブルなところですね。なぜ今、僕がこの仕事をしないといけないのか、ちゃんと説明してもらってちゃんと納得できなければ絶対にやりません」
すっげー、入社1年目の営業スタッフですでに殿様(笑)。
★ 今日の営業スタッフ面接に来た26歳の女性は自分の短所を訊かれて
「多くの仕事を頼まれるとやることを忘れちゃうことです」
と胸を張った。
いやー、それは面接で言っちゃだめでしょー。
と頭を抱えていると、
「でも、最近それを克服する解決策を見つけました」
お?と顔を上げる。
「それはメモをすることです!」
うーー、大丈夫か、タイ国!
それにしても「長所&短所」質問、やめられねー(笑)。
★ 今日は毎朝歩くベンジャキティ公園の遊歩道ではなく、サイクリングロードを愛車のロードバイクで走った。
デビューの時に感じた尻や手のひらの痛みはさほどではなかったし、2周走ると1回休んでいたのが、楽に3周走れた。(1周2kmくらいなんだけどね)
だからきっと少しずつ自転車に乗ることに慣れてきているんだと思う。
それでも帰宅すると全身から汗が噴き出すので、これは楽なようで実は相当いい運動になっているんだと喜ばしい。
さて会社では珍しく何のアポイントメントも会議もなかったので、朝からひたすら自分の部屋で事務仕事に勤しんだ。
今日からナミはKLに戻ってしまったし、ヒロとユキは緊急仕事で朝からずっと慌ただしいし、ナイはグーグルのセミナーとかで朝からいないし、まあ要するに誰も相手がいなかったのでずっとデスクワークをしてたってことなんだけどな。
でも本当は「片付けなくてはいけないこと」ではなく、「やるべきこと」を社長がやらなければ会社は成長できないんだ。
社長がデスクワークに追われている会社はろくな会社じゃないからね。
★ 今日もスタッフがひとり退社する。
理由は「毎日同じような仕事で退屈になったから」。
20代半ば、勤め始めて1年程度でその仕事に飽きたから次行こーっていう。
全然特殊事例ではなくてタイでは日常茶飯事なんだけど。
我慢のない人生はきっととても楽だろうけど、その分成長もないし心の底から湧き上がってくる達成感みたいなものを味わうことができないじゃないかと思う。
まあでもそんなもの必要ないんだろうね。
ありがたいことに今回は後任の新人スタッフがすぐに入社してくれるのでお客さんへの影響も少なく済みそうだ。
昨日初めて飲んだ某日系 IT会社の現地社長も、
「今日入社して午前中はいたはずのスタッフが昼飯後にはいなくなってるなんてことがよくある」
と苦笑していた。
今日うちに入社するスタッフ、午後にもいてくれるだろうか?
★ 在馬長子 [確かに!! ここで、そんな考えの経営者がいたら、命がいくつあっても足りませんね(笑)。 どんな他社にも負けない魅力的..]
★ Jun [>在馬長子 作りたいよね、そんな会社<どんな他社にも負けない魅力的な会社 ただねー、オイラ、会社のサイズを大きくする..]