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2013年03月29日(Fri) デフレの功罪

昨日日本の某ITベンチャーの社長がオイラの会社を訪問。晩飯を食いながらいろんな話をした。

最近は「東南アジア進出しない会社は会社にあらず」といった勢いで、頻繁に日本からやってくる。

バンコクにもいつの間にか30代の若手日本人が経営するIT会社がたくさんできた。

ほんの少し前までは猫も杓子も中国だったが、いろいろリスクも高く、実際に進出した会社がほとんど成功してないという惨状も目の当たりにし、ベトナム、タイ、インドネシアが次のブームなのだ。

尖閣等の問題は別にしてなぜそんなに急に中国離れが進んでいるのか、実際に中国に支社を持つこの社長に聞いてみると、最大の要因は人件費の高騰だ。

今までは中国の安いプログラマー労働力で日本のシステム開発を請け負ったりしていたが、最早中国でやってもコストと品質が折り合わず、仕事にならないという。

驚いたのは、最近では逆に中国の会社が日本の会社にプログラム開発仕事を発注するケースさえ出始めたというのである。

ここしばらく(相当しばらく)デフレで苦しんだ日本人も、意外に

「安くて優秀な日本人労働力」

なんて評判が海外に広がり始めているんじゃないんだろうか?