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2011年03月04日(Fri) その受験者は教習所の伝説となった。

マレーシアで車の運転免許を取得した息子は車にも運転にも興味がなく、日本に帰国しても免許の切替をせずに何年もほったらかしていた。

このたびようやく日本の免許取得を思い立ったらしく、筆記と実地の試験を受けた。

筆記はどうやらクリアしたようだが、実地は苦しんだらしい。

マレーシアではオートマだったこともあり、マニュアルは不慣れだが、それでもなんとかなるだろうと運転席に。

助手席には試験官。後部座席には他の受験者たちが座る。

「それでは発車して下さい」

試験官の合図と共にクラッチを緩めるが、アクセルとのつなぎがうまくいかずにガックンガックンを繰り返す。焦る息子。

それでもガックンガックン。何度もガックンガックン。

試験官も同乗者も頭が前後にガックンガックン。

試験官は一切何も言わない。

苦しみに耐えかねた後部座席の受験者が

「あの、そこ・・」

と助言を入れようとすると

「何も言わないでください!」

全ての車がいなくなった後で1台だけガックンガックン残っている車。

仮免も済ませて最後の実地試験という同乗受験者たちは、

「どうして車の発進をできない人が最後の試験を受けているのだろう?」

と車内に「?」を放射しまくっていたようだ。

.

「はい、ご苦労さま」

結局1メートルも進めないまま、試験官は何事もなかったかのように試験の終了を告げた。

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tomo (2011年03月04日(Fri) 12:03)

今はオートマ限定ってのがあるからそっちを受けたら?

Jun (2011年03月05日(Sat) 17:03)

>tomo<br>そうだね。その前にマレーシアの教習所で習った内容で日本の試験をパスできるのかという疑問は残るが。