|
★ 早くも3月。このペースだとあっという間に忘年会だ。
と、毎年同じようなことをつぶやいた後で、今日はちょっとオイラにとってうれしいことが。
タイの大手流通グループのIT責任者として引き抜かれてしまった、と「今日のひと言」でもぼやいた女性営業部長Tikが帰ってくることになったんだ。
先方のボスに許可を得てこちらの会社の仕事を手伝ったり、スタッフの相談に乗ったりしていたのだが、後任がなかなか決まらないとか、しわ寄せを受けたスタッフたちが四苦八苦しているとか、主軸が抜けててんやわんやの会社を見るに見兼ねたのかも知れない。
「昨日、経理のNidちゃんに食事に誘われていろいろ話をしました。Junさん、やっぱり私は戻った方がいいでしょうか?」
.
今朝、GMのNoom君が笑いながら部屋に入ってきて
「ね、絶対3ヶ月で戻るって言ったでしょう?」
と得意満面だった。
「You won! You won!」
と彼を称えながら
「Welcome back!」
と改めてTikにSMSを打った。
復帰出社は今月16日(水)からになる。
★ マレーシアで車の運転免許を取得した息子は車にも運転にも興味がなく、日本に帰国しても免許の切替をせずに何年もほったらかしていた。
このたびようやく日本の免許取得を思い立ったらしく、筆記と実地の試験を受けた。
筆記はどうやらクリアしたようだが、実地は苦しんだらしい。
マレーシアではオートマだったこともあり、マニュアルは不慣れだが、それでもなんとかなるだろうと運転席に。
助手席には試験官。後部座席には他の受験者たちが座る。
「それでは発車して下さい」
試験官の合図と共にクラッチを緩めるが、アクセルとのつなぎがうまくいかずにガックンガックンを繰り返す。焦る息子。
それでもガックンガックン。何度もガックンガックン。
試験官も同乗者も頭が前後にガックンガックン。
試験官は一切何も言わない。
苦しみに耐えかねた後部座席の受験者が
「あの、そこ・・」
と助言を入れようとすると
「何も言わないでください!」
全ての車がいなくなった後で1台だけガックンガックン残っている車。
仮免も済ませて最後の実地試験という同乗受験者たちは、
「どうして車の発進をできない人が最後の試験を受けているのだろう?」
と車内に「?」を放射しまくっていたようだ。
.
「はい、ご苦労さま」
結局1メートルも進めないまま、試験官は何事もなかったかのように試験の終了を告げた。
★ 昨日からマレーシアの自宅。
明日は久しぶりのソフトボール。優勝候補WINGSとの試合。JalanJalanはもう精一杯ぶつかって行くだけ。当たって砕けろだ。
来週はマレーシアでのプロジェクトのクライアント会議。
バンコクではほんとに忙しく、自炊も億劫でしばらくロクなものを食べていなかったので、今晩久しぶりの家庭料理でホッとさせてもらいます。
月、火と仕事を済ませて水曜日にまたバンコク戻る。ちょっとだけ気持ちを冷やして、落ち着かせて。
★ 優勝候補の強豪WINGSとの死闘は9対9の同点引き分け!
最終回裏3点差をつけられて迎えた2アウトランナーなしからの下位打線4連打で最後の最後に引き分けをもぎ取った。これは盛り上がる。
試合を通しての全員の「精一杯」を見て珍しく涙が出てきたよ。
高校生だけじゃなくて、「おぢさん達の精一杯」も感動を与えるんだ。こういう試合があるからソフトボールもやめられない。
できるだけ早くJスポ発行できるように頑張ります(笑)。
というわけでJalanJalanも最終回二死無走者から優勝戦線に留まった。
メンバー達も一人一人が全員活躍したし、みんな今日の晩酌は美味いと思うよ。
ナイスファイト!JalanJalan!
★ 運転免許の実技試験で1メートルいや30cmも動かないまま試験終了を告げられた息子は昨日2度目の試験に挑戦し、見事パス。日本でのドライビングライセンスを取得した。
オイラは、かみさんに車を発進できなかったやつが数日後に日本の厳しい試験をパスするのは難しいと告げていた。なんたって彼が免許を取ったのはマレーシアなんだから。何でもありのマレーシアなんだから。
.
乗車→椅子の調節→ハンドルの調節→バックミラーの調節→シートベルト→サイドブレーキが上がっているか確認→クラッチを踏み、ギアをRからニュートラルへ→ブレーキを踏みながら、エンジンをかける→ギアをロウにする→右にウインカーをだす→サイドブレーキを下ろす→後方、前方の確認→ブレーキから足を離し、アクセルを軽く踏む→同時にクラッチを踏む足を緩め半クラッチ状態にする
.
なんていうのを偏執的な横目でチェックしている教官の横で完全にこなすのは無理だ。
しかし彼はパスした。
オイラはかみさんに「よほど教官が何でもありのラッキーなやつだったしかねえ!」と驚いてみせた。
かみさんが息子に「山森家では無発進試験終了事件が物議を醸していたんだよ。よくまあ受かったね」と電話を入れた。
.
「うん、そうなんだよ。『エンストなんか何度してもいいよ。その後で発進できれば』っていう何でもありのラッキーな教官だったんだよ!」
★ つきうさぎ [おめでとうございます(^^) でも車の運転はくれぐれも気をつけて。 あ!あの運転マナーが無いようなマレーシアで運転し..]
★ ま○ [あのぅ一つだけわからないんですけどぉ私も免許は日本でとったんですけどぉ、ギアってRに最初は入ってるものなんですか? ..]
★ ようこ [おめでとうございます。私もよく小金井の坂道発進でエンストしてました^^;;いまや苦労して取った免許もIDとしてしか使..]
★ 月光 [ま○さんへ、当時は車の性能も悪く、停車、駐車する時は 必ずギアーをRに入れておかなくてはいけなかったのです。 サイド..]
★ Jun [>つきうさぎ 道は細いし、日本の運転もなかなか難しいよね。最近の若い人は興味ないらしいけど。 >ま○ ということで..]
★ とりあえずNHKをつけっ放しにしているが、町全体が流されるような物凄い映像に立ちすくむ。その途中にも地震警報が入り緊張が続く。
原発は現在大きな危険はないが、こちらもハラハラしながら会見を聞いている。
タイ、マレーシアには地震がない(とされている)ので個人的にはもう20年も地震を体験していないが、マグニチュード9.0なんていう揺れは想像を絶する。
政治も経済も疲弊している日本にとっては「なぜこんなときに」と思うけれど、日本人は世界一逆境に強い。まだ寒さの残る東北地方での避難生活はさぞ厳しいだろうけれど、皆さん頑張ってください。
★ あ、そういえば、今日はオイラ結婚記念日だった。
今、日本は大変な状況で、家族のことも心配だけど、かみさんの助けを得て26年目の今日を迎えました。どうもありがとう。
★ 被災地に住むJalanJalanソフトボールOBたちからメッセージが届きました。
.
【笹木OB】
笹木です。まずは生きているご報告です。
心温まる励ましのメールを頂戴し、心より御礼申し上げます。
お陰様で、家族共々無事で生存しております。
残念ながら、実家は津波で1階部分が浸水してしまいました。
(TVで生中継された津波の映像、あの仙台空港から5〜6kmの場所に実家があり、両親が住んでおりました。殆どの家屋が津波に呑まれる中、奇跡としか言いようの無い状況で、家屋2階に避難し、自衛隊ヘリに救出された次第です。)
今回の地震は、今まで経験の無い程の規模でしたが、まだ消息不明のわたくしの親類・友人も居るのは事実です。
その方々の無事を祈り、今はただ生存の情報が入ってくるのを待っている
だけです。
被災された皆様のご無事を、心よりお祈り申し上げます。
.
もう、あんな思いは2度としたくないです...!
原発がまだくすぶっております中、今度は日本国中が危機にさらされております。
皆様どうか気を抜かず、自己防衛策を取って頂きたく。
.
追)日本人の、整然とした助け合い精神には心洗われる思いが致しました。
.
.
【福井OB】
福井です。
ご無沙汰しております。(記憶を呼び覚ましてください)
今年から北陸の金沢に単身赴任です。
こちらは地震の被害はないものの、スーパーの缶詰類・電池等が品不足になってきております。ガソリンもレギュラーがなくなりつつあり、今後、他都市同様、物流・輸送面が混乱してくるかもしれません。
(物流会社の選手の皆様、そのあたり状況はいかがですか?)
それでもたいしたことはありません。
まずは東北地域の回復が最優先です。
.
.
【田村和行OB】
私は無事です。
ただ自宅は一部破損などがありますが、生きていることに感謝しています。
少しづつインフラも回復してきて、自分はようやく電気等使えるようになりました。
宮城、東北、日本はこれからが大変ですが、頑張っていきます!
JalanJalanの優勝祝勝会に参加するまで死ねません(笑)
.
.
頑張れ、みんな! 負けないで、日本!
★ オイラの会社のタイ人スタッフ達が、町の人たちと一緒に作ってくれました。
もし、知り合いがいたら、届けてあげてください。彼らの祈りを。
★ 昨日、KLからかみさんがやってきてそれぞれ食後の時間を過ごしていたら30階にあるアパートの部屋がゆっくりと揺れているのを感じた。ちょっと船酔いしそうな気持ちの悪い揺れ。
寝室から居間にいたかみさんに「揺れてない?」と声をかけると
「うん、なんか揺れてるけどワイン飲んだからその酔いだと思ってた」
と事態を把握できていない。
ブラインドが音を立てるほどの揺れ。これ以上揺れたらこのビルはきっと耐えられない、覚悟を決めるしかない、そう思った。
ネットで状況を見てみると、ミャンマーが震源地でマグニチュード7.0だと書いてある。チェンマイなどタイの北部では震度3を計測したらしい。
タイやマレーシアは地震がない国と言われている。
実際にこちらにすんで20年。一度も地震を経験したことがない。
耐震への意識もないから高層ビルでもレンガを積み重ねて建てられている。
こんなところで中くらいの地震でもあればきっとひとたまりもなく甚大な被害が出るだろう。
今朝オフィスに出てみると、新人営業マネージャーのナンが
「昨日、地震がありました!知ってますか!」
と駆け寄ってきた。
「うん、揺れたね」
「私のコンドの部屋は24階なんですが、びっくりしてすぐに外に避難しました。コンド住人もみんなパニックになって外に出てきたし、すごく怖かったです」
こちらでも日本の震災の映像は繰り返しテレビでも流されている。そんな中で体験する「地震」に恐怖は増幅されたに違いない。
なんだか世界のどこにいても何が起こるかわからない、そんな緊張感を抱かざるを得ない。
★ 提携している日本の会社から、明日オイラの会社に初めて駐在員が入ることになった。
この会社は東京にあるモバイル関連のベンチャー会社。海外進出の拠点としてうちの会社と提携することになったのだ。
ここのところ日本からの出張者は急増していて、うちのタイ人スタッフたちもだいぶ慣れてきたが、常駐して一緒に仕事をするというケースは初めて。
「どんな人だろう?」といった顔でソワソワ浮き浮きしている様子。
「今日から転校生がこのクラスに入ります。みんな仲良くしてあげてください。」
と先生から告げられた小学生のようだ。
出向してくるのは奈須君という若きモバイルエンジニア。
タイには一度も来たことがないらしい。
これからしばらく「奈須君初めてのタイ」ネタがいただけそうで、ちょっとうれしい。
★ タイ初体験(というか東南アジア初体験)という駐在員奈須君が昨夜無事バンコクに着任した。
ホテルのロビーで初めて会った彼は、カブトムシのように背中にギターらしきものを背負い、オイラが声をかけると、
「よろしくお願いします!!」
と深々と頭を下げ、カブトムシの角がオイラの禿げ頭を直撃しそうになった。
聞いてみるとそのギターらしきものは、アコースティックベース。
なんだかすごく面白そうなヤツである。
今日午前中は奈須君と一緒にアパート探し。
午後はいよいよ初出社し、うちの会社の名物タイ人スタッフたちの仲間に入る。
★ tomo [今はオートマ限定ってのがあるからそっちを受けたら?]
★ Jun [>tomo そうだね。その前にマレーシアの教習所で習った内容で日本の試験をパスできるのかという疑問は残るが。]