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★ マレーシア脱出の当日、フライトキャンセルや変更の連絡は来ない。
何とか予定通り立つのだろうと、それでも少し早めに空港に行ってみるとエントランスにはカートが整然とあふれていた。
今日からマレーシア人の移動は禁止だし、さすがに利用者はいないのだ。
空港内に入ってフライト予定を見てみると、オイラのバンコク行きフライトはキャンセルになっていた。
通常だと事前にメールやWhatsupで連絡が来て、代替え便の手続きができるのだが、もはやこの状況でマレーシア人はその処理能力がないと早々ににギブアップしたのだろう。
今度はキャンセルを知らされずにやってきた外国人たちが空港内で代替え便手続きのため長蛇の列を作っていた。
係りの人にキャンセルになったことを告げると短い列のカウンターへ誘導してくれた。
それぞれの手続きにはたいそう時間がかかる。
オイラの便の後には最終便があるだけ。他の航空会社のバンコク行きフライトも全てキャンセルになっていた。この最終便に乗れないとタイもいつロックダウンをするかわからないので入国できなくなる可能性もある。
ようやくオイラの番が来てグランドスタッフにバンコク行きの振替をお願いする。
しばらくキーボードを叩きながらモニターを見ていたが、
「バンコク行きはこの後1本だけ、19:35発に少しだけ席が残っています」
やった!と心の中でガッツポーズ。
その場でチェックイン手続きも済ませ、ガラガラのイミグレを通過して中へ。
どの店も閉まっていてゴーストエアポートのようだ。
こんな光景はもう見られないだろうな。
いつも利用するラウンジに入ったが食事も飲み物もない。
それでもスペースとWifiがあればありがたい。
この後無事に離陸して、バンコクの入国が完了すればホッとする。
そして今週、来週在宅勤務になる。