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★ 昨日は昼飯に手打ちそばが食べたくなって吉祥寺のほさかへ行った。
バンコクには松屋も吉野家もてんやも一風堂も何でもあるが、美味しい天ぷらと美味しい蕎麦はまだまだ食べられない。
だから帰国するとすぐに手打ちそばを食べたくなる。
ほさかは古びたビルの地下にある小さな年代物の蕎麦屋だ。
蕎麦は6種類の中から選べる。
オイラはたぬき蕎麦が大好物なのだが、手打ちをツユでも食べたい。
そこで
「もり蕎麦(小)を太麺の田舎蕎麦で、揚げ玉蕎麦を細麺で」
と注文した。
我ながら頭を使った何とも通な頼み方ではないか。
田舎蕎麦はしこしこと歯応えがあり、蕎麦の香りが何とも素晴らしい。
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細麺の揚げ玉蕎麦はしこしこツルツル〜と喉を駆け抜けていき、また揚げ玉の油が口内に旨味を散りばめて芸術の旨さ。
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あまりの旨さに蕎麦つゆも蕎麦湯で、揚げ玉蕎麦のつゆも全部飲み干してしまった。
あ〜、この注文の仕方は大正解だったな。
機転の効いた自分を褒めてやりたい。
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晩飯は自宅療養をしている母を連れて横浜中華街の萬珍楼に飲茶を食べに行った。
オイラも弟も香港生まれで家族4人でよく香港の飲茶を食べたものだ。
もう日本には美味しい飲茶が食べられるお店がほとんどなくなってしまったと弟が言った。
山下公園や元町商店街を車で巡り、母はオイラの腕につかまりながらほんの少しだけ中華街を歩いた。
お腹を減らしてから食べた点心の数々はさすがに絶品だった。
「あ〜、まさか生きているうちに中華街でまた飲茶を食べられるとは思わなかった」
と小さくなった母が涙を浮かべた。
倫敦大酒楼、ご存じですか。いまだに点心を満載したワゴンを押すおばさんがいる飲茶屋さんです。あの喧噪の中で食べる点心は大好きです。ワゴンおばさんが居るのはマネージャーのポリシーだそうです。
>もとママ<br>親父やおふくろにも写真を見せたけどうちの家族は倫敦大酒楼を知らなかった。今度行ってみよう。香港島側ではセントラルの蓮香楼や蓮香居といった老舗のワゴン飲茶を楽しんでました。