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★ ウチのスタッフたちと一緒によく昼飯を食いに行く「ひまわり」という和食屋がオフィスそばにある。
いつもガラガラなんだけど、この日は近所の会社の昼食会があったようで満席だった。
我々が入っていった時にはまだこの団体さんの料理は何も出てなかったので、こちらが食べられるまでには時間がかかりそうだなと思ったが、仕方がない。
しばらくすると、あちらのテーブル、こちらのテーブルに一品ずつ料理が運ばれてきた。
ずいぶん待ってオイラのカツカレーも配膳された。
向こうの団体さんを見ると、すでに食べ終わっている人もいれば、まだ料理が来ない人もたくさんいる。
たぶん厨房は戦争だろうが、来ない料理を静かに待っている客たちも不憫だ。
そんな光景にジョンとベロニカが
「料理がなかなか来ないのは今までの調理法を変えずに一品一品丁寧に料理しているからだ。この店は誠意があって信用できるね」
と話していた。
料理が来ないと怒鳴り散らしている日本人をよく見かけるけど、こいつらすげーなーと我がスタッフながらその懐の深さを見直した。