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2018年08月20日(Mon) マレーシアのとらや

今日は午後からカンパニーセクレタリーのオフィスへ。

カンパニーセクレタリーというのは会計や法務周り一切の仕事を請け負ってくれる会社。

KL滞在中に必ず1、2度顔を出して、書類にサインをしたり、いろいろな相談に乗ってもらったりする。

ここのカンパニーセクレタリーとはオイラの起業以来20年ほどの付き合いになる。

社長のセリナおばちゃんはたぶん70近いんじゃないかと思うんだけど、堅実で嘘がなく、信頼できるのでずっとお世話になっている。

ただ、このセリナおばちゃんはとにかく話が長い。

それがわかっているので、オフィスに顔を出してもできるだけ現場の会計士たちと事務手続きだけ行って、セリナおばちゃんが気づかないうちに帰ろうとするんだけど、間が悪く見つかることも多い。

「Hi Jun san, how are you?」

と声が聞こえると

「あっちゃ〜、見つかっちゃったよ・・」

と心の中で舌打ちをする。

今日もそんな感じで見つかって、小部屋の中で二人きりになってしまった。

仕事のことやマレーシアの政権、マレーシアの景気からセリナおばちゃんの友達の話、お客さんの話など、しゃべりまくり、向こうからの質問にオイラが答えているうちにどんどん次の話題に移っていくタイプ。

1時間を過ぎたあたりでスマホに手をやり

「あ、ヤバい、そろそろ」

みたいに呟いて腰を上げようとしているのに、全然おかまいなしでマシンガントークが続く。

3時半に行って書類サインなどの手続きは15分で終わったのに、ようやく解放されたのは6時だった。

ベロニカも「忙しい時はあそこには行けない」と恐れているので、用事があるときにはいつもセリナおばちゃんが出勤してくる10時前に行く。

まあ、でも人情味があって好きですよ、昭和の下町にいたとらやのおかみさんのようなばあちゃんですね。