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★ 今の部屋の契約が今月末でまた更新になるんだけど、馴染みの不動産屋のお姉ちゃんが
「同じコンド内でもっといい部屋あるで」
と昨日連絡してきた。
この娘、たぶんチャイニーズ系だと思うんだけど、めちゃくちゃマメによく働く。しょっちゅうウチのコンド内をお客を連れて走り回っている姿を見て、しっかり稼いでそうだなーと思う。
ま、それはいいとして、そのお勧めの部屋は今の部屋の間取りと同じなんだけど、ジムの隣。ジムを出るとすぐプール。
あ、これは神の啓示や。
黒豹になるための物理的サポートや、と思った。
それでいて、家賃が今より5,000バーツも安い。
コンドってそれぞれの部屋のオーナーによって値段が全然違うんだよね。
即決めして、今の部屋のオーナーに
「オイラ、出る。今までありがとう」
ってLINE送って、今日新しい部屋のオーナーと契約書にサインして部屋のキーもらって手続き完了。
ひと月早くキーくれて「使っていいよ」とは気前がいいじゃん。
ということでこの4月ひと月だけオイラはアパートの部屋2部屋所有。
パーティーやろ!
★ ウチの奈須君は2月14日のバレンタインデーに彼女と行ったクラブで泥酔して階段から落ちて左足首複雑骨折という災難を経て、一昨日から1ヶ月半ぶりに出社している。
それでもまだ普通に歩くことは困難らしく、松葉杖を使っている。
たまたま休みを取っていた奈須君の姉貴の久美ちゃんが昼休みにオフィスに遊びにきていた。
ゲームをしながら笑っている2人。ほんと仲いいね、この姉弟。
で、奈須君家族は3年前奈須君のタイ移住をきっかけに姉貴、母親の順でタイに移住してきたという驚くべき家族なんだけど、ひとり東京に残されていたお父さんもとうとう2週間前にタイに移住してきた。
奈須家タイ完全移住完了!
お父さんは働いていた会社辞めてきているし、奈須君自身も実は今月末でウチを退社して起業独立する。
お父さんも奈須君も何をするかはまだ決まってないというからこの行き当たりばったり感はもはや伝統芸能だろう。
唯一の働き手は日系企業に現地採用で働いている久美ちゃんだけ。
久美ちゃんの両肩、重い、重い。
★ 今朝はユキとスワンナプーム空港の回りを取り囲むようにできたサイクリングコースに行ってきた。
スワンナプーム空港往復は50kmちょっと。サイクリングコース1周が23kmということで、帰宅して距離計を見ると80kmちょうどだった。
数十万円もするロードバイクに股がるおびただしい数のタイ人が集まってきていて、やっぱりタイの金持ち増えてるんだなーと実感した。
★ 最近いくつか日本の大きな会社から協業しませんか、という申し入れがあって、その理由がオイラの会社の
「実績」
だと言うんだよね。
はぁ?と思った。
ウチはまだ始まったばかりの小さな赤ん坊のようなベンチャーですよと思った。
だけど、操業年数、こなしたプロジェクトの量、クライアントの数、クライアント名...これらが全て
「実績」
なんだと言う。
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なんだかちっとも成果が上がらないなぁ
こんなことやっててほんとにいいんだろうか
これからどうしたらいいんだ
クライアントは喜んでくれてるんだろうか
ああ、また扱いを切られちゃった
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こんなつぶやきの繰り返しばかりだと思っていたのに、それが15年も積み重なった。
そんな無為に思えることも15年も積み重なると
「実績」
として人から信用されるようになるんだなんてね。
.
もしかしたら今の自分に迷っている人も、無駄なことなんてなんにもなかったんだときっといつか気付くんだよ。
★ 明日の早朝出発でKL行ってきます。23日まで。
BKKは今週末から長いソンクラン休みに入るので、KLで仕事を続けようというまさに全米が泣くようなお話ですよ、これは。
労働者の鑑ですよ。
ただ仕事以外に今回のKL滞在には久々にしびれるイベントもあります。
97年の創部以来初めての優勝を賭けたソフトボールリーグ最終戦。
4月19日(日)に日本人学校グラウンドで行なわれます。
勝ちたいです。心の底から。
一生懸命仕事して、美味しいローカル飯たくさん食べて、成果のたくさんある滞在にしてきます!
★ KL到着の初日は空港からクライアントオフィスへ直行して
「プロジェクト進行中に発生した問題をどう解決するか」
という比較的重たい交渉に望む。
飛行機の中でノートを開いてポイントを書き出し、ディベートに負けないように作戦を練る。
着陸後の機内アナウンスで乗務員の名前を全員紹介するのだが、
「機長スコット他、エリザベス、マーガレット、ノエル、キャサリン・・・」
って欧米のどこのゴージャスな航空会社かと思って見回すが、鼻が上向いた目の細いマレーシアンチャイニーズの皆様しかアテンドされていないご様子だった。
クライアントでの会議は先方担当者がかなり友好ムードだったのでパンチの応酬と言うこともなく無事「未来志向」で終了した。
タイはもうすっかりソンクランモードできっとオイラのいないオフィスは
「ひゃっほぅ!」
になっているだろうが、マレーシアではナミとベロニカと難問をひとつひとつ解いていく、そんな試験会場の静謐な空気の中にいる。
★ 社宅のあるタマンデサには最近オシャレで美味しいお店がどんどん増えてきてうれしい。
昨日スタッフのベロニカとナミと讃岐うどんを食べに行ったら店の並びに新しいベーカリーレストランができていて賑わっていた。
その店のパン職人をあばれる君がやっていた。
お客さんが食べてる料理も美味しそうだったので次回挑戦してみる。
今日の土曜日はもうこれほんとに朝から晩まで部屋にいて(昼飯と晩飯だけ近所のレストランにでかけた)、ずーっとゴロゴロしていたので、明日は早朝からアスタカグラウンドでソフトボールの練習。
いよいよ来週は決戦だからね、オイラもしっかり準備するよ。
★ 今日は朝8時にJalanJalanソフトチームの金崎君が迎えにきてアスタカグラウンドで練習。
守備と打撃とミニゲームでみっちり2時間。
まだ時間は午前の早い時間なんだけどKLの日差しは体にウェイトを巻いて動いているかの如くズッシリと重い。
いよいよ来週は最終決戦。みんなの仕上がりは上々だ。
やっぱり人間、オフラインの活動もしっかりやらないとダメだよ(笑)。
「海外で働くのに私はなぜマレーシアを選んだろう? インドネシア?タイ? やっぱり日本を出るべきではなかったのかな?」
なんていうネット上のネチネチクヨクヨした発言読んでると、お前らそんなところに答えはないぞと言いたくなる。
意味とか価値なんてモノは人から教わるんじゃなくて自分で作るもんでしょ。
芝生の上でボールを追いかけてみなさい(笑)。
★ 「XXが◯◯過ぎる」と話題に!
最近facebookなどのネット上でよく見かけるコンテンツのタイトル表現。
そのほとんどは全然「◯◯過ぎ」てもなんでもない、凡庸な情報なのでもう近頃はクリックしない。
「XXが◯◯する8つの法則」
「XXで◯◯な5つのルール」
これもよく見かける秘訣教えます系コンテンツのタイトル。
行ってみるともうそんなの秘密でも秘訣でも何でもねーよ!っていうのばかりでこれもクリックしない。
でもこれって自分がすれてきちゃってるからなのかなあ。
みんなは結構新鮮に「目うろこ!」とか言って驚いているのかなあ。
★ ホリエモンがよく
「大学なんて全く行く意味ない、行かなくていいよ」
「なんで結婚なんてするの?なんかいいことあるの?」
「家を買うなんてバカのすること」
と挑発的な発言をネットやテレビで繰り返している。
要するに昔からある概念や価値観が現代では通用しないのに何でいつまでも形骸化したものに捕われているの?と疑問を呈しているんだけど、自分でその問いに対して、
「バカはプライドとか見栄を捨てられないから」
と答えている。
大学、結婚、持ち家。全部見栄とプライド。
そんなものを捨てればもっと自由で素晴らしい生き方ができるのにと。
オイラも思えば大学って「大卒」っていう新卒採用条件を満たした以外に何があったんだろうと思うことがある。
特にこうして起業して自分や自分の仲間だけで生きていく上で大卒なんて別に何の役にも立たない。
何十年ものローンを組んで家を買っていたらこうして自分の思うままに世界を飛び回っていられなかったのは間違いない。きっと邪魔でしかなかった。
見栄やプライドが満たされることで得られるモノなんて何もないんだけど。
それよりも本当に幸せに生きることってどういうことなんだろうって照れずに向き合うべきだね。
★ 昨日のひと言で「なぜ今でも学生は・・・」と書いたが、今日の日経によると、それは親の意向に逆らえずという理由も多いようだ。
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ー 日経オンライン ー
我が子の就活に「何か力になりたい」と思う親は多いだろう。しかし、最近は思いが強すぎるのか、過干渉となって子の就活をぶち壊す親、さらには子の自由を奪ってしまう「毒親」のようなケースすらある・・・
(中略)
ある男子学生は父親が就活に全面介入してきた。父親が選んだ大企業しか受けることを許されず、「企業のことならなんでも知っている」と豪語する父親が就活生に代わってエントリーシート(ES)を書いたが、すべて落とされた。
「私たちが想像するより、最近の学生は親の意向に沿おうとします。親の期待に応えなければと、涙ぐましい努力をする」。「今の学生は優しいんです。親からあれこれいわれても反発できない」。親に反発できない素直な学生は時に行き場がなくなり、途方に暮れる。
(中略)
就活支援団体担当者も親の反対で就職がダメになった学生を何人も見てきた。「15年卒学生で娯楽施設系の企業に内定をとった学生がいましたが、親が入社に大反対。その子は鬱になってしまい、夏以降、引きこもってしまった。今の学生は自分の就活と『親を安心させたい』という気持ちとの板挟みになってしまうことが多い」
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こういう状況は採用する企業側にとっても深刻で、
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ー 日経オンライン ー
「親の許可が出たのでいきます、反対されたのでやめます、と親の意向に振り回されるケースが増えている」(大手損保)。就職人気ランキング上位の外資系メーカーですら「親から承諾をもらったことを確認したうえで内定を出すようにしている」という。「親の確認」を略した「オヤカク」は採用担当者の間では常識。
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これが高じると、自分の人生を決める就職活動も本人不在になり、企業は親とコミュニケーションを取ろうとする。
小学校の入学と全く同じだ。
今の親の世代(まさにオイラの世代)が時代の変化に付いていけず、自分たちが持っていた「いい大学に入って大企業で一生働くのが幸福」という価値観をそのまま子供たちに当てはめようとする。
今はもうそれでは幸せになれないのにそれを受け入れられない。
若者よ、自分で考え、自分で行動する勇気を持て!
★ やったーー!!!
1997年に初めてKLソフトボールリーグに参加して以来初めての、悲願の初優勝を全勝で果たしました!!
JalanJalanを応援してくれたみんな、どうもありがとう!
試合終了後、チームで乾杯して、それからもちろん
優勝ビール掛け
をしました。
★ マレーシアも役所、銀行、小売りなどサービスカウンターの対応は劣悪な水準である。
それでも長く住んでいると諦める。
慣れるのではなく、諦めて心を閉ざす。
マレーシア人たちももう今更いちいち腹を立てる人はいないだろうと思っていた。
先日Wifiモデムの契約の話でMAXISを訪れると店頭に行列ができていた。
奥のカウンターの番号をもらう前に「用件を聞く」係がいて、その内容によってカウンターを振り分けるのだが、この係がその役割を忘れて1人1人の用件を自分で処理しようとするため、カウンターはガラガラなのにこの係に番号をもらえず行列ができてしまっていたのだ。
オイラは(あ〜あ、しょうがねーかー)と再び心を閉ざして待ちモードに切り替えたのだが、オイラの前のチャイニーズが果敢にこの係員のところに行き、
「ねぇ、なにやってんの。さっさと番号を配ってよ」
と声をかけると、インド系マレーシア人の係員は
「待ってて下さい」
とつっけんどんにあしらう。
チャイニーズ客は引き下がらず、
「番号をもらうのになんでそんなに時間がかかるの」
とさらに食い下がれば
「ここで簡単な用件は処理するので列に戻って待ってて」
と係員。
「簡単な処理ってさっきからどれだけ時間がかかってるの!ほら、これみてごらんよ、この長蛇の列。あんたの仕事は効率悪いでしょ!」
とさらにロジカルに切り込む。
オイラは(おー、こいつすげー!そうだそうだその通りだー!)と心の中で拍手する。きっと他の客もそうだったはずだ。
劣勢に立たされた係員は苦し紛れからか
「じゃあ、番号要らないから、直接カウンターに行って」
「え?直接カウンターに行っていいのか?」
なんじゃそれ、と係員にガンを飛ばしながらカウンターに向かうチャイニーズ客。それを無視する係員。
当然ながらすぐにチャイーズ客は戻ってきて
「おい、ここで番号もらってからだって言われたぞ」
そりゃそうだ。
どうする係員。
ここで一気に切れた係員
「私が連れて行くわよ!」
と怒鳴り、チャイニーズ客を連れてカウンターへ。
いったい残されたオレたち行列はどうなるのだ?
騒然としてきた店頭の行列にヤバい気配を察した他の係員たちが慌てて駆けつけ、数人で怒れる行列をさばき始めた。
オイラが番号を持って順番を待っていると先ほどのチャイニーズ客とインド系係員がカウンターを挟んでいた。
マレーシア人なのに心を閉ざさず悪いサービスに敢然と挑んだ彼の背中に賞賛を送った。
★ 先月マレーシアのミッドバレーショッピングモールに吉野家が開店した。
吉野家は今から10年ほど前、この同じミッドバレーSMに初めて進出し、2009年に業績不振から撤退した。
だから、今回の開店は同じマレーシアの同じ場所での再挑戦ということになる。
当時の吉野家はほんとに簡素な内装で、いつもガラガラ。
懐かしがる日本人駐在員か、間違えて入ってしまった風の若いカップルがぽつんぽつんと食べている光景しか見なかった。
行列でなかなかありつくこともできない超人気店になってしまった。
「売れるか売れないか」それはもうひとえにマーケティングなんだなぁと痛感する。
それは社会、人、市場、商品・ブランドといった要素を突き詰めて行く作業だが、マレーシアの10年前と今、何がどう違うのか。
まず、庶民の購買力が上がった。肉の乗っただけの丼飯にRM10を易々と払えるようになった。
市場にはすき屋など競合店も進出し、牛丼というカテゴリーが定着し始めた。
そして今更ながらマレーシアでも空前の日本食ブーム到来。
日本から来た有名日本食店というだけでとりあえずお客さんはやってくる。
お店のポジショニングもそれに合わせてちょっと高級路線へ。内装にも高級感を出してお金を払いやすくしている。
10年という微妙な年月。
この線の前か後かで成否がこんなに変わってくる。
味は今も昔も変わらない。
全てはマーケティングなのだ。
★ 最後に行ったのがいつだったか思い出せないくらい久しぶりに客家レストランに。
JalanJalanソフトボールのラクサとナミと。
ここはもう30年も前から日本人駐在員が出張者を連れて行く系御用達レストランで、電飾キラキラの下で鍋を囲む光景もずーっと変わらない。
相変わらずのボリュームなので2人前でも食べ切ることができなかった。
味はなにかが取り立ててすごいということはないんだけど、もうなんていうか在住日本人のお袋の味というか、安定のレシピなんだな。
さて、今日は2週間ぶりにバンコクに戻る。
夜は取引先との会食が入っているのですぐにお店に直行。
明朝も2件のクライアント出張者との会議が重なっていてスイッチの切り替えに苦労しそうだよ。
でも日本からわざわざお客さんが訪ねてきてくれるというのはありがたいことだし、頑張って仕事しよっ。
★ 日本からクライアントがエンジニアと一緒に来タイされ、昨日今日と終日ウチのオフィスで会議。
今後日本本社とウチのタイ人チームが連携して仕事をしていくための環境整備が目的だが、日本人のエンジニアが
「レベルが高いですねー。実際いろいろ教えにきたつもりだったんですが、全部分かってるしすぐにスタートできます」
と評価してくれてなんだかタコ社長としては誇らしかった。
このクライアントは今まで何度もタイに出張で来ているのだが、自社のタイ支社には滅多に行かず、ほとんどウチの会社で過ごすほどウチのチームが大好きで、
「この職場環境がほんとに羨ましい。ヒロやナミやユキが羨ましい」
と夕食会でビールを飲みながら何度も何度も言われてオイラはちょっとくすぐったくて困った。
実は昨日も日本の大手企業正規社員からタイの現地採用への転職を決めた40歳の女性と飲んだ。
「日本の大企業は人の成長を阻む。だからこういうところで働いてもっと成長したい」
と全く別々の大企業に勤める2人が言ったのでなんだか不思議な吻合だと驚いた。
★ 土曜日に出張者たちを送り出すと、日曜日は引越だった。
うちのコンドはプールを挟んで2棟が向かい合っているが、そのもう1棟に移動しただけ。
朝からショッピングカートに小物を山盛にしては行ったり来たりし、冷蔵庫など大物だけをセキュリティのお兄さんたちに運んでもらって昼頃に完了。
新しい部屋でまた新しい生活を始めた。
仕事の方は4月末納品が重なってちょっと大変。
ヒロが明後日起業退社するし、人の手当もタコ社長、本当に頭が痛い。
痛過ぎて毛が抜けちゃうよ。
タイやマレーシアやアジアで自分を試したい、もっと成長したいと思うやる気満載のウェブ系エンジニア、どこかにいたら誰か紹介してーー!
★ 今日は朝から絶叫した。
出勤前にクローゼットの前で着替えをしていたらオイラの足を太ももの裏まで
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でかいゴキブリが駆け上がった。
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新しい部屋に引っ越してまだ5日目なのに。
今月はゴキブリ壊滅月間にする。
そんな何とも気味の悪い気持ちで仕事をしていたが、打合せでクライアントのオフィスに出向くと。
社員一同においでいただくことを感謝されるベンダーってどうよ。
もうめっちゃ気持ち晴れたわ。
素晴らしい社長。成長する会社は違う。
★ あこ [初めてだっけ?頑張って〜〜!!!]
★ Jun [>あこ リーグ優勝はあるけど、大会総合優勝は経験がない。頑張るぜ〜。]