|
★ ちょっと開いちゃったけど2泊3日でペナン出張に行ってきた。
最後に行ったのはいつだったかなー。もう15年くらい行ってなかったかも。覚えてないくらい。
今回は某日系クライアントのプレスイベントに参加するため。
バンコクからオイラとナミ、KLからベロニカ、シンガポールからマーズのガスパッチョ武井&須内というおなじみのメンツ。
イベントは金曜日だったので夜はクライアント社長も交えてパブで盛り上がり、土曜日はペナンの街歩き。
夕方からペナン在住の在馬長子がジョイン。
年1回このタイミングでちょうど開かれた極楽寺のライトアップを案内してくれたよ。ほんとにありがとう。
お陰でメンバー全員ペナン満喫大満足の1日だったよ。
★ 今日はひな祭りかー。
もううちには誰もいないけれど、リビングに内裏雛だけは飾ってある。
ちょっと哀しい。
さて、昨年から着手していたいくつかのプロジェクトの納期が3月末から4月半ばに重なってさすがにオフィスも慌ただしくなってきた。
週末の休みが飛ぶヤツもいるだろうし、ソンクランに帰省できないヤツも出てくるだろう。
オイラも丸々1週間水掛け合うばか騒ぎに付き合っているわけにも行かないのでソンクラン休暇に入る前にマレーシアに飛ぶ予定。
こうしていつまで経っても休めない1年が過ぎて行ってしまう。
それでも5月や6月にはまた新しい目標ができるので前を向いてガンガンガシガシ進んで行くのみだ。
★ 昨日タイは仏教の祝日だったので早朝からうちのスタッフユキとアユタヤを目指して自転車をこいだ。
アソークからアユタヤ市内まで約80km。
東京ー小田原と同じ距離。
今まで大して自転車で走っていないし、前回の遠乗りが史上最高の往復80kmだったから、これはまあ相当無謀ではあった。
国道1号線は比較的走りやすかったのでだいたい巡航速度30〜35kmで走れて快適だったこともあり、往路60km地点くらいまでは笑顔で走っていたんだけど、その辺りからアユタヤ市内までちょっと苦しくなった。
それでも何とか遺跡などにも到着し、記念撮影をする元気はあった。
それから道ばたの食堂でランチを食べ、復路。
これがもうキツかった。
しかも途中でオイラの自転車のタイヤがパンク。
メカ少女ユキがいるときにパンクして良かったー!
(彼女はそろそろどちらかの自転車パンクするだろうと読んでパンク修理の本をバッグに入れてきていた)
タイヤ修理を終えて走り出したけど、バンコクまでまだあと65kmくらい。
脱水症状や熱中症にならないように小まめに休憩や水分補給はしたけれどカロリー消費が激しくて体が思うように動かないんだ。
それでもただひたすらこぐ、こぐ、こぐ。
ドンムアン空港を過ぎ、ラップラオからラチャダーピセ通りに入り、アソークの交差点が見えてきた時には
「生きて帰ってきたー」
と思ったよ(笑)。
アソークの交差点でユキと左右に分かれ、ソイ10の我が家に入った時には生還の喜び、達成感、充実感でふるえる感じだった。
一応、体重計に乗ってみると出発時から1.5kg減っていた。
★ 社会人になってから仕事が思い通りに進んで、描いた通りに完成したなんて経験は1度もないよね。
ほとんどの商売相手が「初めまして」から始まる人間関係だし、その人がどう考えてどう動くのかを見極めるのは難しいことだ。
それでも年齢や経験を積んでくると、大まかにはわかるようになるのだけど、これが複数集まる「組織」という違う力学が働く場所ではもう至難となる。
ただ、このアメーバ上の、スライム状の荒馬から振り落とされないように頭と体をフル回転させてそれでも前に進めた時の快感は計り知れないのだ。
もともと大変人見知りなんだけど、結局は人とつながったり、喜ばれたりするのが何よりも好きなんだろうと最近思う。
取引先、クライアントの内側の人間関係は予測できないことが起こるけれど、幸いにも社内、身内側に邪魔をしたり、足を引っ張る力学がないことが、精神衛生上ありがたいことだとタイとマレーシアの小さな会社を見渡して思うのだ。
★ 今日も明日もチャリで走る。
ちょっと体力増強の必要もあり、一人暮らしでろくなものを食べてないこともあり、晩飯は近所の和食屋でステーキと寿司を食った。
たまたま日本の義姉のところに一時帰国しているかみさんのところにこの写真をLINEで送ったら横にいた義姉が
「ひとりでこの量は食べられない。女がいるんじゃないの?」
とメッセージを打ってきた。
今度は意地でも二人前注文して写真撮ってやる。
★ 今日はユキのダイビング仲間のツーリングに混ぜてもらった。
オイラが毎朝ウォーキングしているベンチャキティ公園の南側にはすぐチャオプラヤ川が入り込んで来ていて、渡し船で対岸に渡るとそこは別世界の田園風景なのだ。
そこは車の交通量も少なく、村の中をサイクリングコースが通っていて、多くのバイカーたちがポタリングを楽しんでいた。
約40kmを走って解散。
アパートに戻ってからプールに飛び込んでさらにカロリー消費に努めた。
明朝から1週間クアラルンプール出張。
今日は早めに休みます。
★ 今日は日本からアジアに進出を検討中のITベンチャーがKLのオフィスを訪ねて来た。
アジア各国をここ1年くらいで何度か回り最初の拠点候補を模索。
最終的にタイ、マレーシア、シンガポールの3カ国に絞り、そして今最有力候補がマレーシアだと言う。
日本では彼らの提供するサービスが大当たりし、国内シェアは70%近い。
それでも
「日本で受けたからと言ってこちらですぐにそのまま受け入れられるとは思ってないんです。可能性は感じますが、タイやマレーシアの市場で受け入れられるためにどうしたらいいか、アドバイスをいただければ・・・」
と、先方の副社長は控え目だ。
2年前から一昨年くらいまではこういった「アジア進出ベンチャー」が毎週のようにやってきたけれど、苦しんでいる会社や撤退した会社の方が多く、またその情報も日本国内に逆流しているので、去年辺りからまたぱったりと少なくなっていた。
サイバーエージェントの藤田社長も
「どうせ、みんな帰ってくるよ」
と冷ややかだ。
そんな中で「海外で成功したい」と出てくる若手起業家たちをまあとりあえず応援したいと思う。
★ 今日は久しぶりにJACTIMで打合せ。
一段落したところで、「ひと言」を見た人から
「そう言えば山森さん、自転車ですごく走ったねー」
と話が振られたので、少しの間すべらない話をした。
すると事務局長が
「いいなー、自転車の遠乗り憧れるな。私もそういうの大好きなんですよ」
と遠い目をしてつぶやいた。
「昔、自分も豊橋から北海道まで自転車で走りました」
はぁ?
なんだ、その距離。
地図で調べてみると豊橋ー札幌間、片道1,500kmくらい。
片道だけでもオイラの走ったバンコクーアユタヤ往復160kmの10倍やんけ。
オイラはすべらない話をほどほどに切り上げて
「シッツレしやしたー」
と足早に会議室を後にした。
★ 先週金曜日はとがり&tomoが日本からやってきてはらまきの家に泊まっていたので久しぶりにJalanJalan3女王揃い踏み。
タマンデサの(KLで一番美味い)スティームボート屋で晩飯を食った。
皆様お変わりなく、うれしい限りです。
週末、3女王はペナンへ旅立たれたので、残されたまさやんとBKKからやってきたユキと1年に1度のイベント「ツールドランカウイ」観戦へ。
ランカウイを出発して最終ゴールは独立記念広場前。
世界中からツールドフランスなどでも活躍するトッププロたちが8日間で8つのステージを競う壮大なレースだ。
右下の4人がトップ集団で最後のステージの優勝をかけてしのぎを削る。
表彰セレモニーには現首相のナジブと元首相のマハティールがツーショットを見せてマスコミ的にも多いに話題になった。
表彰台の日本人は早川選手。彼はこの大会でアジア最高位となり、アジアンリーダーというタイトルを授与された。
赤いジャージをナジブ&マハティールから着せられたのは山登りが一番強かったクライマー。
ブルーのジャージは平地スプリントで最も速かったスプリンター。
黄色のジャージが8ステージを通した総合優勝者。
最終ゴールをプロの選手は時速70kmというスピードで駆け抜ける。
それは本当に鳥肌もんだった。
★ 昨日は午前中スカイプで日本人営業の面接、午後はオフィスでマレーシア人エンジニアの面接。
ネットの調子が悪くて相手の映像が見られない状態だったのだけど、同席したナミがオイラのことを
「いかついゆるキャラだと思って下さい」
と紹介したが、どんなヤツだか想像できるのかそれで。
午後のマレーシア人候補者は今年の1月に現在の会社に採用されたばかりで今もうウチの会社の面接を受けている。
「いったいどういう理由でそんなに早く今の会社を辞めたいの?」
と質問すると、
「給料の支払いが2日遅れたんです」
.
これはほんとに2日遅れただけでキレたんだろうか、それともその裏にある会社全体の危うさの象徴として答えただけなのだろうか。
ある程度重要な役職を任せる人材は会社の成長に大きな影響を与えるし、キャッシュフローへのインパクトもあるので両日しっかり検討します。
★ 一昨日、某日系クライアントとの料金交渉で一旦削られた作業項目の復活交渉をナミが進言して来た。
クライアント側の予算との兼ね合いもあるので、ある程度の金額を「落としどころ」として想定するのだが、それが彼女には納得できなかったのだろう。
ナミはデザイナーのユキの協力を仰ぎ、削るべきではない項目のデモを制作してあった。
このデザイン案も素晴らしくわかりやすいものだった。
オイラはこの2人の思いを持って昨日クライアントの社長に会い、我々の考えをストレートにぶつけた。
社長はそのアイディアとデザイン案を見て、これは是非やりましょうと大変気に入ってくれ、その項目は復活することになった。
本当にプロジェクトやクライアントに正面から向き合っているから「落としどころ」なんかに惑わされずにベストを探求する姿勢を崩さない。
オイラもちょっと反省して初心に帰りました。
うちの日本人女性2人、なかなかやりよりますで〜。
★ 先週の木曜日から風邪を引いてしまったようで今日もまだ肩や首筋が痛く、咳が出て熱がある。
本当は今日はユキと100km走破の計画を立てていたのだが、延期にした。
定期的に50〜100km走り続けないとトレーニングにならないので今回はちょっと残念だが仕方がない。
明日は週明け早々、プレゼンもあるし、もう今日は一歩も外へ出ず、静かにしています。
お休みなさい。
★ 今日はうちの新人プランナーPikがまあ相当練り込んだクオリティのプレゼンを某日系クライアントにしたんだけど、今ひとつ届いてなかったねー。
今日のお客さんにはちょっと難しかったのか、と松本人志がすべった時のような気持ち。
しかし今までいろんなプランナーと仕事させてもらって来たけど、こんなに優秀なのはなかなかいない。よくウチなんかに入ってくれたなー。
ウチの会社の空気もずいぶん変わってね、朝始業時間前にエンジニアチームのメンバーが早出で会議やってたりするんだよ。
逆にちょっと不安になっちゃったよ。
大丈夫か、ウチの会社って。
やっぱりタコ社長が頼りない方が社員が育つっていうあれかな。
夕方、明日自宅から持って来なくては行けないモノを忘れないようにナミとユキに
「明朝、LINE入れてリマインドしてくれないかな」
って頼んだら
ユキ「Junさん、頭が危なくなって来ているから助け求めずに努力した方がいいよ」
ナミ「そうそう、自立、自立!」
とボケ老人のケツを叩く出戻り姉妹のようだった。
ずーーっと頭の中で反芻しながら初めてのお使いみたいに帰った。
★ 今日は昼前から降り出した豪雨のためにオフィス前の大通りが冠水して隣のコンビニにも行けず、昼飯抜きになった。
大した量じゃないと思ったんだけど、ほんとに弱いね。
そう言えば、先週金曜日のKLも夕方の大雨で道路が冠水し、渋滞のためにクライアントオフィスから社宅まで3時間半もかかって疲れた。
オイラがマレーシアに赴任になった24年前も全く同じだったから、集中雨で主要道路道路を冠水させないってことはちょっとやそっとじゃ解決できないことなんだろうなぁ。
日本在住サラリーマン時代にそんな体験したことないのを当たり前だと思っていたけど、日本ってやっぱり何気にすごいよ。
★ 昨晩はナミとユキと飲み。途中からナミの彼氏がジョイン。
先日NHKの歴史バラエティで女性作家が
「男は過去の女性の記憶を別ファイルで保存するけど女は上書きする」
って言ってたって話になって、
「なんで上書きしないの?上書きすりゃいーじゃん」
と口撃された。
しかし、過去の男の記憶は消去。全ては今の男との将来のみ。
という思考メカニズムの方が理解しにくい、オイラには。
んで、それでは男はどんな記憶を上書きするするのだろうか、と焼酎お湯割りでとろけ出した脳みそで考えたけど、やっぱり思いつかなかった。
ここ10年転職を繰り返している知人からまた転職のお知らせを今朝もらって思いついたけど、強いて言えば、男にとっては「会社」かなぁ。
上書きして新しい職場での将来に思いを馳せる?
いやー、なんだかんだ昔の同僚と飲みに行ったりするもんなぁ。
男には上書き機能はないのか。
★ 昨日は某日系食品クライアントとユキと3人で焼き鳥「なぎ屋」。
ちょっと疲れがたまっていたのか、飲んでる途中で何度か眠ってしまった。
こんなことなかったんだけどなー。
少しガッカリすることがあったので心が折れているのかも知れない。
さて、昨日初めて一緒に飲んだクライアントはちょっとお爺さんかな、とずっと思っていたんだけど、オイラより1歳年下だったことがわかって軽く凹む。
ユキを囲んで3人で飲んでいる様をこのおじさんクライアントは
「ユキさん、敬老会で飲んでるようですよね?」
なんて訊いていたけどそんなにいたわられたい歳なのか。
だけど、オイラがソフトボール、ウォーキングや水泳、ムエタイ、エアロビ、最近は自転車をやっているという話を聞いてこのとっつぁんクライアント(だんだん言葉が悪くなるが)、次第に笑顔が引きつって来て
「私より年上の山森さんがそんなにスポーツをやっているなんて、自分はもう何もしていないのでショックだなぁ」
なんて言い出した。
所ジョージが「人生は50歳を過ぎてからがめちゃくちゃ面白い」と言っていたけど、それは自分次第。
そろそろ帰り支度を始める人と、次の旅への身支度を始める人で、その人の人生は大きく変わっていく。
★ 昨日は噺家、柳家三之助の「三之助をみたかい」という独演会が初めてバンコクで開かれるということで出かけてきた。
オイラの大好きな柳家小三治の9番目の弟子ということでさすがに素晴らしい芸だったねぇ。
ファンになりました。
.
.
夜はアソークのフカヒレ屋で「三之助を囲む会」が開かれ、師匠の修業時代の話や寄席の話、バンコクの前に訪れたタンザニアの独演会での様々な災難などさすがに話題の宝庫、話術の達人、面白い話をたくさん聞けた。
三之助師匠がマレーシアで「三之助をみたかい」を開きたいというのでまあいつもの調子でオイラは安請け合いをしちゃったので、今年の9月、KLで名人芸を見たい!という人は手を挙げて。
★ あっという間に3月も終わり明日から4月。
バンコクとKLを行ったり来たりし始めてから1年余りが過ぎたけど、今年も今後のスケジュール作りに苦心している。
その場所にいる間はできるだけ効率よくそこで成果をあげなくてはいけないし、いない場所でビジネス機会の損失があってはいけない、と考えると常に気持ちが落ち着かないんだよね。
真面目なんだな、オイラ。
さて、来月の前半からソンクランが始まってしまうし、オイラは8日から2週間ほどまたKLなので4月はほんの少ししかない。
だから明日は朝から営業全員を集めて中盤に向けての戦略会議だ。
来るものは拒まず、去る者は追わず。
信頼し合える仲間と一緒に時代を作っていくぜ。
★ 在馬長子 [Junさん、皆さん、こちらこそ、お誘い頂き有難う御座いました♪ 私もとっても楽しかったです!皆さんペナンを満喫いただ..]
★ Jun [>在馬長子 結局ペナンホッケンミーを食べることができなかった。これは次回のお楽しみということで(笑)。]