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★ 娘の長男春貴(5才)が嘘をついた。
その時春貴の世話をしていたカミさんが嘘は行けないことだと教えようとして
「じゃあね、ハルがお友達のミヤちゃんと遊ぶ約束をして、その時間に遊びに行ったらミヤちゃんが『あれは嘘だよ、遊ばないよ』って言われてドアを閉められたらハルはどういう気持ち?」
「かなしい・・」
「そうだね、かなしいよね。それで今日も遊ぼうって約束してその時間に遊びに行ったらミヤちゃんが『あれは嘘だよ、遊ばないよ』って言われてまたドアを閉められたらハルはどう?」
「かなしい・・」
「かなしいよね。それでまた今日も遊ぼうって言われたどう思う?」
カミさんはここでハルが
「もう、ミヤちゃんとは遊びたくない」
って答えるのを期待して
「ね、だから嘘をつくのは良くないんだよ」
というオチを用意していたのに、ハルは
「遊びに行く」
と答えた。カミさんは仕方がないので
「それじゃまた今日も遊ぼうって約束してその時間に遊びに行ったらまたミヤちゃんが『あれは嘘だよ、遊ばないよ』って言われてドアを閉められたら今度はどう?」
「かなしい・・」
「かなしいよね。それでまた遊ぼうって言われたらどうする?」
「遊びに行く」
これをあと6回繰り返したと言う。
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結局、学習しないハルにはこの方法で教えることができなかった。