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2017年02月15日(Wed) こだわる医者

ここ3週間ほどなんか体調がパーフェクトじゃない。

熱はないのにちょっといつも熱っぽいというかだるいというか。

ずっとではないが、ちょくちょくお腹もこわす。

ちょっと喉の痛みもあったので病院に行ってきた。

掛かり付けの日本人医師が休みでいなかったので初顔のタイ人の女医。

なんか先生に自分の症状を話しながら

「これはまさにドクターGだな」

と思った。

症状は取り立ててどこかが痛いとか咳が続くとか発熱があるとかはっきりしたものは何にもなくなんとなく力が出ない感じ。

取り留めもない。

このドクターは、こういった症状の断片を聞きながらいったいどれを

「主訴 (症状の中で最も重要な患者からの訴え)」

に選ぶのだろうか。

問診、触診の後、当然ながら検査をすることになった。

.

数時間後に、オイラの検査結果を見ながらこのドクターは、

「私は、あなたが『ちょくちょくお腹をこわす』という症状が一番気にかかりました」

と切り出した。

なるほど、このドクターはそれを「主訴」としたわけだ。

「そして私は、『赤痢』を疑いました」

おお、赤痢を疑われたのか。

赤痢というとオイラのイメージでは何か不衛生なものを摂取して嘔吐や腹下しで苦しむ病気に思えるが、こんなメランコリーなだけの赤痢もあるのか。

「しかし、検査の結果は全くの陰性でそういう兆候は何もありませんでした」

なるほど、そうか赤痢じゃなかったんだな。

オイラも自分で赤痢じゃぁなかろう?とは思うよ。

しかし、このドクターの次の言葉はオイラを驚かせた。

「それでも私は赤痢だと思うんです」

は? でも検査で陰性だって。。

「何かの具合で検査に出なかったのかも知れません。だからやっぱり私は赤痢だと思います」

いやいやいやいやいやいや。。

「だから今回は赤痢の薬をお出ししておきます。お大事に!」

ドヒーーーーーーー!!