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★ 今時珍しいサラリーマンに会った。
彼は日本の大手企業に勤める30代の男性だが、若い頃からずっとプロのギャンブラーを目指している。
学生時代に付き合い始めた彼女との最初のクリスマスイブには一緒にキャンドルディナーで過ごそうと計画していたが、当日になって
「レストランだけじゃなくてホテルもつけよう」
と自分の所持金と彼女の所持金を全部競馬につぎ込むが、外してスッカラカンになる。
「人間、無一文になると寝るしかないんですよね」
と笑っていたが、その時の彼女の心境やいかに。。
当たると1日で数百万円を稼ぐが、それも友達を集めて一晩で全て使い切るのが彼の流儀らしい。
競馬、競輪、競艇などは一通りこなし、麻雀ではプロ雀士の試験を受けている。
会社に2、3日出勤しないことも日常茶飯事で、その間はずっとパチンコをしている。
出勤すると行動表に「パチンコ」と書かれてるらしく、
「やめてくださいよ〜」
と笑いながら消すらしいが、それは事実なのだ。
「結果を出せばいいんでしょ?」
昭和の時代ならよくいたこんな破天荒なサラリーマンが、この不寛容な時代の大企業にまだ生息していたのかと思うと快哉を叫びたい。
★ 最近、プロのカメラマン何人かと一緒に仕事をしたので、プライベートではどんなカメラを使っているのか聞いてみたんよ。
「コンデジの一番上のヤツ」
「ミラーレス」
とみな小さいカメラだった。
コンデジは、「コンパクトデジタルカメラ」のことで、レンズが固定で交換できないカメラ。
「コンデジでも上の機種は充分仕事でも使えますよ」
「被写体が緊張しないからいい写真が撮れるんですよ」
プロならではのコメント。
もはやフルサイズの高価なカメラは使ってないんだね。
CANONやNIKONのガッシリしたカメラを持ち歩くのは、むしろ機材にこだわりたいアマチュアに多いのだそうだ。
スマホのカメラも高性能だし、技術の進歩がカメラ地図を塗り替えているんだよ。
★ 例の人生を変えた黒糖焼酎。
サンプルでもらった1本を飲まずに置いてあったんだけど、娘婿のお父さんが大の焼酎好きと聞いたので先週末バンコクに遊びにいらした時にお土産に渡した。
大阪の資産家。
まあ美味いもの、美味い酒に囲まれて暮らしている人なのでこの人が美味いというか、一口飲んで吐き出すか、実はオイラ自身がとても興味があったのだ。
果たして彼から娘に届いたメッセージは、
「お父様から頂いた黒糖のお酒、かなりイケますよ(^_^)氷を沢山入れて水で割ると、ホンノリ甘くてスッキリした味わい!和食にも合います(^_^)これは旨い 商社マンの気持ち解る気がします」
とずいぶん気に入られた様で高評価。
個人的には、あのお歳で「(^_^)」とか使うんだ、と関係ないツッコミ入れたんだけどな。
それで今朝、新たに注文した黒糖焼酎6本を彼が届けに来たので、
「この焼酎の押しどころは、72歳の東大出の偏屈爺がタイで醸造する酒」
じゃないぜ、
「商社を辞めてタイに移住し仙人に師事。人生を変える衝撃の味」
の方だぜ、と彼に教えてあげた。
さて、この酒どんな味がするのか、いよいよ今晩にでも飲んでみるか。
★ 今日は朝4時起きでシンガポール日帰り出張なんだよ。
午後2時にクライアントでプレゼンをしたら思いの外アッサリ通ってしまって3時前にはクライアントオフィスを出てしまったんだよ。
バンコク戻りのフライトは夜8時半。
なんとか時間をうまく使えないかと在シンガポールのパートナー会社に連絡してみたんだけど誰もいないしね。
もうスタバで時間潰すのも飽きたし、しょうがないからナミに
「飲むかぁ」
と言ったら
「プレゼン成功したし飲みますかぁ」
ということになったので、
真昼間からボートキーでハッピアワービールを飲むよ。
でもよ、シンガポールのハッピアワー、ビール1杯S$11(約820円)だかんね。
絶対シンガポールなんかに住まないよ。
★ 来週KLでの自転車レースを控え、最後のトレーニング。
ユキと晴雄さんと3人でスワンナプーム空港自転車レーン1周して帰って来てちょうど100km。
帰り道は辛かった。
でも1年前にアユタヤ往路80kmを走った後の昼飯は喉を通らなかったけど、今回は牛タンとろろ麦飯定食を美味しく完食できたからね、だいぶ成長しているんだよ。
実は13日(日)は自転車レースが朝6:30スタートで、ソフトボール第2回戦が8:30プレイボールなんだよ。
対戦相手は強豪のWINGS。負けられない相手。
ゴールインしたら自転車でそのまま日本人学校のグラウンドまで走るか?
★ 今日は早朝からとてもここでは書けない身内のトラブルで始まって、陰々鬱々と出社。
そして午後には創業以来最大のプロジェクトのコンペに負けたという通知をもらい、
オイラは小峠になり(頭は既に小峠だけど)、その言葉を心の中で叫ぶ。
これでしばらくはこれ以上落ち込むことはないだろう。
まだ今年も2ヶ月あるんだ。
顔を上げてザクザク前に進むんだ。
★ 一昨日朝のフライトでKLにやってきた。
日本のパートナーもこちらにやってきてこれからの共同戦略づくり。
ベロニカとジョンがとても優秀なので大きなポテンシャルを感じてもらえた。
そんな会議の最中に、「トランプだって!」という悲鳴に似た叫び(笑)が入り、全員の集中が途切れた。
「まあ、こういうことが起こるのがアメリカだよね」
という意味がよくわからない結論でとりあえず納得した。
最近、周りがドン引きするくらい過激な発言をする人が時代の寵児となる傾向があるね。
このトランプといい、フィリピンのドゥテルテ大統領といい。
過激で煽る文章で月何百万円も稼ぐブロガーといい。
みんな、普通のコミュニケーションに飽き足らず、刺激性の高い言葉が心地よくなってきているのだろうか。
すし飯にネタと同じくらいのワサビを乗せないと「味がない」とホザくタイやマレーシアの人々のように舌がバカになっちゃってんじゃないか?
え?おい、どーなんだ、このやろー。(JalanJalanもこのくらいでいくか?)
★ 昼食後にオフィスの下にある銀行で受付番号をもらっていると銀行員が2人、
「助けてください!」
と声をかけてきた。
そちらを見ると1人の小柄な老婆が日本語でがなり立てている。
「彼女はどうも現金を引き出したいみたいなんだけど、パスポートがないとできないんですよ。説明してもらえませんか!」
オイラは
「引き出しですか?」
とその老婆に話しかけた。
老婆はがなるのをやめ、きょとんとした目でおいらを見ると
「あら、日本語話せるの?」
(日本人じゃボケェ!)と思ったが口には出さず
「パスポートが必要なんですが持ってます?」
と続けた。
老婆は何かブツブツ言いながらパスポートを出すと行員に手渡した。
銀行員たちのホッとした空気の動きが伝わってくる。
「あなた、日本人なの?」
「はい」
そばにいたマレー人銀行員も
「Yes!He is my friend!」
(いつからお前と友達だっての)
オイラが受付番号を持って座っていると老婆はいつの間にか隣に座ってこちらが何も聞いていないのに
「いや、それがね、千葉の方で大規模に不動産業をやっていてお金はあるのよ〜」
(何の話?)
「それで5年くらい前にMM2Hでペナンに住みだしてね、いえ、1年中じゃなくて11月から4月まで、ほらもう、冬が寒くてたまらんじゃない、だからその間はこっちの方がいいでしょ、だけどね、毎回ペナン行くのにKLで乗り換えんのも大変で、だって私の旦那が身障者で車椅子だしね、もうそれも大変で、それじゃあもうKLに引っ越そうっていうんで2年前からここなのよ、あなた何やってるの? パン屋さん?」
(ぱ、パン屋?)
「あ、そうじゃなくて車?」
(車?いきなりモノ?)
ここでこの老婆に「デジタルマーケティング」なんて答えても自分で「マジメか!」とツッコミそうなので彼女のわかりそうな言葉を選び
「広告関係で・・」
と答えている時にはすでに興味は失せていたようで
「こないだね、現金2,000万円、リュックに背負って持ち込んだのよ、なんも言われない、平気平気、身障者の旦那に背負わせてたからね、誰も身障者がそんなことするなんて思わないじゃない」
(ろくでもないなこのババア)
オイラがカウンターで手続きを終えると、ほっかむりをしたマレー人女性の行員が
「こんなこと聞いて失礼かもしれませんが日本人はみんな英語が話せないんですか?彼女、今まで何度もここに来ては話が通じずに怒鳴って帰っていくことを繰り返していて困っていたんです」
オイラはここでなんとか日本人の名誉挽回せねばと思い、
「彼女だけですよ、話せないのは」
とババアを切り離した。
出口に向かう途中、行内中の銀行員たちがオイラにサンキュー、サンキューと礼を言って送り出してくれた。
★ もとママ [ すみません。11月10日に間違ってつっこみました。お赦しを。]
★ 昨日はクアラルンプールでの自転車レース。
朝4時半に起床して5時にオイラとユキの自転車を車に載せてKL中心地ムルデカスクエアに向かった。
スタートとゴールはクアラルンプールの絵葉書で有名な旧連邦庁舎前。
ツールドランカウイの最終日に世界のトッププロたちが競ったまさにあの場所だ。
この場所からトゥンクアブドゥールラーマン通りやスルタンイスマイル通りなどモスクやツインタワーといったKL市内の主要な名所を3周(1周14km)する。
マレーシア歴25年のオイラでもこれは経験のない夢のコースだ。
朝6時30分にレースはスタート。
自転車歴の長いまさやんは飛び出した先頭集団に付いて行くがオイラとユキは
「まだまだ先は長い」
とマイペースで走る。
夜明けとともにKLを走り、ツインタワーを見上げる道に朝日が差し込んできた美しさは一生忘れられない光景だった。
平地では少しユキをリードしながら走っていたオイラだったが、3周目のヒルクライムでとうとうユキに抜かされた。
山登りはユキには全く歯が立たない。
結局、ゴール前300mくらいの地点で途中パンクの不運に見舞われながら走っていたまさやんを追い抜き、ユキに1秒ほど遅れてのゴールインとなった。
順位が何着だったのか、主催者がこれから集計してウェブに掲載されるらしいので、ちょっと楽しみ。
オイラとユキは8時半には会場を後にして、KLソフトボールの2回戦、JalanJalan対WINGSの試合に駆けつける。
試合の方は、エース吉利が10奪三振、10-1でJalanJalanの快勝!
これで3連覇に向けて開幕2連勝となった。
★ 主催者側のカメラマンが撮影した写真にオイラがたまたま写っていた。
なんかもう死んでるしね。
魂が身体から離脱したまま惰性で走っているしね。
参加者は全部で1640人くらいだったけど、時間オーバーの足切りをされずに完走したのが1391人。
オイラは203位だったからね。
ユキは202位、まさやんは216位。
これはけっこうすごいと思わね?
こりゃー、次は200位切りたいなー、と思うよな。
★ 久しぶりに会社の連中と飯を食った。
一つ目は、今年初めに入社した海老くんの出向。
今年資本業務提携した日本のIT企業で研修を兼ねて半年から1年ほど修行してきてもらう。
二つ目は、成績優秀社員の表彰。
エンジニアのリーナは大変優秀で仕事が早いので、いろんなプロジェクトが集中してしまう。その上、独学で新たな技術をどんどん吸収し、スキルアップしていくので仕事の幅も広がった。
経営者からすると拝みたくなるような、他の模範となるような社員ということで報奨金をあげた。
三つ目は、勤続表彰。
デザイナーのパンは入社してから今年で11年となる。(去年表彰できなかったのでw)
エンジニアのレックに続いて2人目の11年選手誕生。
「僕にとってこの会社は二番目の家族です」
彼のスピーチがちょっと嬉しかった。
★ とある居酒屋の女の子とがとても剛力彩芽に似ていたので
「ねぇ、剛力彩芽に似てるよね」
と話しかけたら、
「あ、それ言われるんですー」
「やっぱり言われるんだ」
「はい、でも全然うれしくない」
「え、なんで?」
「もっと目の大きい子に似てるって言われたい」
「いや、それ以前にあれはカワイイからいいだろー」
「いやでもうれしくない」
そーかー、剛力彩芽に似てるって言われて嫌な子もいるんだ。
女心って微妙ね。
オイラなんか、親指とかエミューとかボーリングのピンとかチワワとかヨーダとかランブータンとかだから、まず「人」に似てるってだけでうれしいけど。
★ 昨日からKL入りして3日間Eコマースエキスポへ。
マレーシアでは初めて開催されるエキスポだ。
タイは今年2回目だった。
こうしてアセアンにEコマースの波が広がっていくわけだ。
オイラの会社のブースは世界一でかいアリババとASEAN一でかいLazadaの前にある。ザマーミロ。
んで、日本ではお目にかからなくなった激しい客引きでどんどん絡め取っていくのだ。
今まで霧にかすんでよく見えなかったマレーシアのEコマース事情が、いろいろなブースで情報を集めることでだいぶ見えてきた。
夜明けは近い。
★ 3日間のエキスポ出展を終え、今日はKLで一件新しいお客さんへのプレゼン。
プレゼンは午後4時からなんだけど、一緒にプレゼンするパートナー会社とランチから合流しちゃったので、時間が余る余る。
仕方がないのでみんな中華料理店の丸テーブルでPCやタブレット開いてそれぞれ仕事。
まだあと1時間もあるやん。。
そしてプレゼンが終わったらクライアントオフィスからそのまま空港へ向かい、夜のフライトでバンコクに戻る。
★ 昨日自宅に到着したのはもう深夜0時近く、大量な疲労を背負ったままだったので、今朝6時集合の自転車部活動はやめることにした。
そしてしばらく聴かずに楽しみにしていたユーミンの3年ぶりのニューアルバム「宇宙図書館」を日本茶を飲みながらじっくりと。
20年ぶりにアルバム首位を獲得したというこのアルバムは、
「新しいユーミンと昔のユーミンが見事に融合している」
と評価も高い。
うん、うん、すごくいいねー。
いろんな懐かしい景色を思い出しながらふんわり幸せな気分になる。
それでいてまた次の一歩を踏み出す力も湧いてくる。
大事にしよう。
★ この時期になるとベンジャキティ公園でのウォーキング中にビルの稜線から朝日が顔を出す。
空を雲が覆ってたりするとスマホでもちょっとドラマティックな写真が撮れる。
ところで、甥っ子(カミさんの姉貴の息子)は昨年シンガポールに単身乗り込み、今はシンガポールの会社の現地採用で働いている。
それがちょくちょくバンコクに遊びに来ては飯を食ったりしていたんだけど、今回も知らないうちにバンコクに滞在していたようで、
「おじちゃん、おばちゃん、ご飯一緒に食べませんか?もう一人連れて行ってもいい?」
と昨日連絡があった。
カミさんが
「彼女でしょ?」
と返すと
「え、うん、まあ。。」
と図星で。
どうやらタイ人の彼女と結婚を考えているようで、んでもってシンガポールからタイへの移住も考えているようで、きっとそんなことを相談したいんじゃないだろうか。
ということでこれからランチに行ってきますー。
★ 甥っ子は前日彼女に無理やり食べさせられた貝に当たって腹を壊し、結局昨日は会うことができなかった。
タイ人に勧められても慣れていない人は貝には気をつけましょう。
最近、バンコク在住の女性たちが結婚、入籍ラッシュですなー。
大学後輩の優ちゃん、バンコク酒豪の会末端会員の萬玉、それからオイラのそばにいるもう一人は今週末に。
そんな中で全く女っ気のないウチの海老くんに、
「彼女とか結婚とかいらんの?」
と顔面に直球をぶつけてみると、
「いやー、まあ特に必要ないっすかねー」
彼はオフィスにいない時間は自室でガンダムかゲームをやっている。
「じゃあ、誰か女の子が『海老さん、付き合って欲しい』って告ってきたらどうよ?」
手を緩めない。
「いやー、そしたらうれしいっすね」
なんだ、彼女欲しいんじゃん。
「じゃあ、その彼女が付き合いだしてすぐ『もっと私に時間使って!』ってガンダムやゲームを全部捨てちゃったらどうよ?」
質問がいやらしい。
「いやー、それを受け入れますね」
めちゃくちゃ彼女欲しいんじゃん(笑)。
「でも、たぶん2ー3日は何も食えないくらい落ち込むと思います」
まあ、彼女とガンダムは両立しないってことだな。
★ 最近、日本ではお肉ブームとのことで、NHKで寺門ジモンが美味しい牛肉について薀蓄を語る番組をやっていた。
霜降り肉の「サシ」がどのくらいの比率で入っているかで牛肉としての等級や価格が決まる。
そして、サシが多ければ多いほどよい肉とされ、価格も高くなる。
しかし、人々の嗜好は次第に赤身肉に傾いていて、等級と消費実態に乖離が出てきていると。
そんな話をずっと見ていたら
「サシの入った肉が食いたい」
となり、会社帰りに待ち合わせて珍しくカミさんと焼肉屋に行った。
一番サシの入った特選カルビと特選ステーキと熟成タンを注文してみた。
バンコクだし、そんなに激しくサシが入っているわけではないけど、肉汁がじゅうじゅう滴って、柔らかくてほんっとに美味しい肉だった。
でも、年を食ったんだなー、悲しいことにすぐに腹一杯になってしまってあんまり食えないんだよ。
今何か一つだけ欲しいものをあげる、叶えてあげる、と言われたら、
迷わず言うね。
「好きなものをいくら食べても体型や健康を損なわないカラダ」
★ 駐在君 [いま自分のメイン収入はFX取引ですが、スプレッド等全てのコストを含めテラ銭が1%以内です。比べギャンブルでは競馬はな..]
★ Jun [>駐在君 へー、すごいね、FX取引がメイン収入なんて。やったことないからわかんないんだけど(笑)。でも、ギャンブルは..]