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★ 最近日本の「ギャル」(まだ死語ではないらしい)の間で自撮りが流行っているとテレビでやっていた。
自分のメイクアップ顔写真や買った服を着て自撮り。
それをインスタグラムなどのSNSに投稿。
それって「見て、見て!」のタイ人やん。
タイ人の女の子たちがしてきたことを今日本人ギャルが追いかけているんだ。
どこでも決め顔作って自撮りしているタイ人女性を見て
「あの写真を友達と送り合ったりSNSにアップするなんで絶対日本人の女の子はしないよね」
日本人が集まるとそんなヒソヒソ話をしていたけど、もう時代に置いていかれているわけだ(笑)。
この先既成概念なんか何も通用しないのかも。
昨日のBKK-KL便の機内で、隣に座ったのがオレンジ色のTシャツに紫の緩いパンツ、真っ赤な靴をはいた若い日本人男性だった。
彼はオイラの隣で飛行中ずっと座席の上でウンコ座りをしたままゲームをやっていて(こんな珍しい生態もあるんだな)と思っていたけど、
これから機内ウンコ座りは当たり前になるのかも知れないぜ。
★ 明日の朝は、生まれて初めての自転車レースです。
King of Mountain
という、高低差1,500m、距離片道50kmの山登りレース。
プロ級の人がザクザク出るらしく、
なぜこんなレースにオイラが初めて出るのか未だに理解できていません。
今、ユキと一緒に、はらまさの車でイポーに向かってます。
ドナドナです。
★ なんでそのレースに出場したんだと訊かれれば、いまだによくわからないと答えるしかない。
「KING OF MOUNTAIN」
クアラルンプール北方、イポーにほど近いマレーシア有数の高地リゾート、キャメロンハイランド。
高低差1,500m、獲得標高2,400m、走行距離50kmの山岳コース。
まさに「山岳王決定レース」の名に相応しい舞台だ。
国道の交差点にかかるフライオーバー3つ登るのが限界であるオイラは、このなにかとてつもなく次元の違う数字がしっかり飲み込めずに、面白そうだな、やってみたいな、いややらなければならないんじゃないかな、と思ってしまったのだ。
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同じくバンコクから参戦したユキと、はらまさ夫妻とオイラの4人はレース前日の夜にイポーに向った。
ハイウェイ走行途中の9時半頃、
「炭水化物をたっぷり摂りましょう」
とまさやんがドライブインへとハンドルを切った。
こんな夜遅くに炭水化物はちょっと...とためらうオイラとユキに
「明日途中でハンガーノック起こして走れなくなりますよ。炭水化物がグリコーゲンに変わるのには充分な時間が必要なので明日慌てて食べても間に合いませんよ」
このまさやんの説明を聞いて、これはなんだか大変なものに参加するんじゃないのか、とようやく朧げながら事態が見えてきた。
お腹も空いていないこの時間にオイラはチキンライスをがっつり食べて再び車に乗り込んだ。
イポーのホテルにチェックインしたのが深夜0時前。
「明朝は5時半に大会会場に向けて出発しますんでその前にチェックアウトを済ませておいて下さい」
そもそも睡眠時間が足りないのに、不安と興奮でなんだか寝付かれずベッドの上で何度も寝返りを打った。
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まだ真っ暗なうちに大会の集合場所に到着すると、各自車から降ろしたロードバイクを組み立てる。
タイヤに空気を入れる。空気圧は8キロ。手で触るとカチンカチンだ。
そこで参加者用グッズやゼッケンをもらい、自転車に取り付ける。
「SV025」
おお、これが生まれて初めての自転車レースゼッケンだ。
これから起こることを知らない、まだ希望に溢れた笑みさえ浮かべているタコ社長。
「SVってなーに?」
とまさやんに訊くと、
「シニアのベテランですわ」
このレースはいくつかのカテゴリーに分けて総合とカテゴリーの両方で順位を争うらしい。
「でもオイラはシニアのビギナーやで。シニア=ベテランっていう時点でオイラの入る隙間はないやん」
とさらに訊くと、
「このレースはガチのレースですから、初心者とか趣味で自転車やってるヤツとかは怖くて出んですわ」
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そんなこと、なぜ、今言うん?
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なんか胸が苦しくなってきた。
すこぉし空が明るくなってきた7時過ぎ、我々は集合場所から数分のところにあるスタート地点に向う。
うわ、いるいる。
もうなんだか面構えがプロじゃん。
体形も痩身でありながら脚にはしっかり筋肉がついてる選手体形だし。
向こうには白人たちのチームもいる。ツールドフランスか。
笑顔も消え、もうすっかり元気がなくなってしまったタコ社長。
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朝7時30分。
スターターが旗を振り、KOM2015はスタート、選手たちは先頭集団に入ろうと一斉にペダルを踏み込む。
オイラはこれからの長旅を考えてできるだけペースを維持できるようにゆっくりとスタート。
後ろからどんどんどんどん抜かれていく。
「私に気にせずどうぞお先に行って下さい作戦」と自分で名付けた。
まさやんもユキも集団と一緒にずーっと前方に走っていって見えなくなった。
2キロくらいの平坦なコースを過ぎるといよいよ勾配がやってきた。
急にペダルが重くなる。
ギアを軽い方へシフト。
見えていた集団はもう見えなくなり、オイラの近くにはだんだんメタボ系の選手たちが集まり、5〜6人の集団を作るようになった。これをオイラは
「デブの吹きだまり」
と名付けて後々まで愛しんだ。
10キロを過ぎた辺りで赤いトラックの「回収車」が近くを抜きつ抜かれつするようになった。
体調が悪かったのか、脚がつってしまったのか、すでに回収車の荷台には3人ほど座っていた。
回収車のスタッフは窓から顔を出してオイラに
「もう、乗って行くか? 大丈夫か?」
と声をかけてくる。
オイラはすでにもう限界に近づいてはいたのだけど、彼の誘いを振り切り作り笑顔で親指を立てた。
「OK。じゃあ、頑張って!」
と回収車は行ってしまう。
あー、行っちゃうと心の中から手が出た。
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一番軽いギアでハァハァ言いながら時速7キロくらいでふらふらと登って行く。
ペダルを回しても回しても全然進まない焦燥感。
「デブの吹きだまり」も少しずつ回収され、人数が減っていく。
もう集団は崩れ、ひとりで登って行くしかない。
前を向くと果てしない登り坂が視界を埋めて心が折れるので、ひたすら下を向いて絶望感と疲労感を背中に漂わせて走るオイラ。
つ、つらい。
足が動かない。
15キロくらいの地点でオイラは自転車を降りると道ばたに座り込む。
アクエリアスを少し飲んで、エナジージェルを押し込む。
再び立ち上がると自転車を起こし、またペダルを踏む。
それからまた5キロほど登る。
ここをスイスイと登って行くのが同じ人間とは到底思えない。
またペダルが重過ぎて動かなくなった。
もう座っていることもできず、仰向けに横たわる。
再びさっきの回収車がやってきて、
「おい!大丈夫か、もう乗っていけ!」
と声をかける。
いや、まだ半分も登ってない。
こんなところでリタイヤするわけにはいかないのだ。
オイラは引きつり笑いをスタッフに向け、仰向けに横たわったまま親指を立てた。
そして無情なエンジン音はまた遠ざかっていく。
こんなことを繰り返しながら、26キロ地点。
半分を少し過ぎた辺りでオイラはとうとう回収された。
ゴールに向う車の中から35キロ地点で喘いでいるまさやんを発見。
もともと膝に爆弾を抱えるまさやんもここで回収された。
ゴール地点に到着すると、一度も自転車を降りずに3時間50分という見事なタイムで完走したユキと合流。
まさやんの自転車チームの面々はみな2時間前半で優勝争いを繰り広げていた。
トレーニングを積んだ彼らにとってはこのくらいの山は我々レベルが平地を走るのと同じくらいのスピードで登れてしまうのだ。
みんなすごい。
結局完走できなかったオイラとまさやんのガッツポーズはとても暗い。
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こうしてオイラの自転車初レースは終わった。
完走できないってこんなに悔しいことなんだ。
競技者ではないけれどもっとトレーニングを積んでなんとかいつか完走してやりたい。
そんな思いを胸に秘めてイポーの町へ戻る。
はらまさとユキの4人で名物のイポーチキンを食べて消費したカロリーと心の隙間を埋める。
これは美味しかった〜
このあとデザートにイポープリンを食べてから夜の高速を一路クアラルンプールへと帰った。
★ ちょうど一週間前にオイラの学生時代の友人が、
ほぼ同時に、
関西と関東で、
自転車トレーニング中に転んで
骨折した。
彼らのFBのタイムラインには
「もう若くないんだから自転車は気をつけなよ〜」
コメントのオンパレード。
それを見ながら実はKOMレースに初めて出場するオイラはもうたいそうビビりまくっていた。
ここ!ってときには無茶、無謀、無理をしてしまう性格だから。
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落車の危険はダウンヒルにある。
山を下るのはプロじゃなくても時速70キロは出てしまう。
つづら折りの下り坂をそんなスピードで降りるのだから一歩間違えれば彼らのように大事故につながるのだ。
オイラの場合は「登り切れずに」力尽きたので、「山を下る」ことがなかったのだ。
レースを無傷で終えて、実はとてもホッとしてた。
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と安心していたら、レースから戻った翌朝、かみさんが足をプールサイドの石にぶち付けて骨折した。
全治一か月。
チーン。
★ tomo [容子さんがJunさんの分背負ってくれたってことだね。もう最大限のVIP待遇でお世話をするように(笑) 容子さんお大事..]
★ はらま [あららら!お大事にしてください!]
★ ヤン [わあ大変。お大事にして下さいね!]
★ Jun [>tomo、はらま、ヤン 気持ちはあるんだけどね。今日はオイラが動かした手が当たってしまい、痛さにうずくまって泣いて..]
★ ま○ [まぁぁ、そんなことになっていたとは! どうぞお大事に。 そして、手をぶつけないでください。]
★ ほんじょ [ここまで情報飛ばしていただきありがとうございます(笑) 正確には、ワシはDHバイクで比叡山のけもの道をカットんでて滑..]
★ Jun [>ま◯ ありがとう。伝えますわ。 >ほんじょ みんなに知らせるのはオイラの使命でしょ。 ひぇ〜、それ..]
★ 昨日タイは祝日だったので今日金曜日は休みを取っているスタッフが多い。
オイラは昨日早朝ベンジャキティ公園を自転車で走り、日中は仕事をし、夜また部屋で3本ローラー(写真右)を回した。
ローラーも最初はグラグラしてとても怖かったけど、最近はようやく安定して乗れるようになった。
ベンジャキティ公園は毎朝ウォーキングで通る道だが、ここには自転車道もあってそこでトレーニングしている人たちも多い。
毎朝トレーニングで走っている人の中にオイラが密かに
「ブタゴリラ」
と命名している巨漢がいる。
もう自転車が潰れてしまうんじゃないかと思えるような巨体でここを何周するもする姿を見て
「自転車ってダイエットには無益だな」
と悪態をついていたのだ。
昨日初めてこのコースでブタゴリラがオイラを抜かしていった。
あらら。
と思い、彼を追いかけるが、これがめちゃくちゃ早い。
すごくゆっくりとペダルを回していると思っていたが、それは重いギアで走っていたからだったのだ。
いつものように足はゆっくりと回転しているだけど、オイラが必死に漕いでも全然追いつかない。
あっという間に引き離されていった。
やっぱりオイラはまだまだ全然弱いんだ。
ブタゴリラさん、ごめんさない。
★ 先週の大敗から1週間。
今日はバンコクの自転車友達、田中さんとユキと3人でロングライドに挑戦。
今日の距離は全部で110km。
今週は少しトレーニングを積んだとは言え、かなりの長距離だった。
ユキはその強さを先週の完走で実証済み。田中さんは学生時代自転車部というセミプロだ。
最初は付いていけないんじゃないか、と不安だったが、最初から最後まで全く息が上がらずスイスイの楽勝だった。
ビックリポンや!
帰りがけに3人で入ったかき氷屋で食べた「雪チョコ」が体に沁みて美味しかった。
今日の消費カロリーは1,732カロリー。
だから、こんなものお釣りが来るよ、わっはっは!
★ 通勤で通るアソークの交差点にはユニクロの屋外広告がある。
Tシャツとか短パンではなく、フリース、ダウン、ヒートテックとがっつり冬アイテム。
年間通して30度ある常夏バンコクで見るこの広告アイテムには違和感があるのだが、これがよく売れる。
オフィス等の屋内はビルに寄る一括空調管理だったり、温度調整ができなかったりで基本的に寒い。
また冷房は寒いことで「おもてなし」の気持ちを表すという文化もあるのでこれはこれでよし、となっているのだ。
ウチのオフィスでも日本人はフリースにマフラーだったりするし、客先でもダウンにパーカーのフードを被って仕事している人をよく見かけるのだ。
日本ではこれらのアイテムが必要になるのは基本冬シーズンだけだが、極寒冷房文化の東南アジアでは1年中需要がある、むしろ大きな冬物市場と言えなくもない。
★ 昨日はペパマスとマレーシア起業先輩と創作串焼き清水で揚げ物オヤジ忘年会。
ほんと美味いね、ここは。
3人でいろいろと今年を振り返ってみたんだけど、2015年は3人とも今ひとつ伸び切れなかったなぁ、という結論だった。
いい年もあればイマイチな年もあるんだけどね、2016年は今年よりも絶対いい年にするよ。
そう言い合って店の前で握手して別れたよ。
ところで、一昨日のJalanJalanソフトボール第3戦。
再び全勝同士でぶつかったWINGSと優勝争いの天王山。
JalanJalanは9−6でWINGSを振り切り勝利!そして単独首位に!
打線は全員2安打以上と切れ目なく、投げてはリリーフ吉利が三者連続三振の快投で王者の力を見せつけた。
この先まだまだ強豪が立ちふさがるけれど、負けないぞJalanJalan!
★ 連チャンでおやじ3人の忘年会。
昨日はクライアントの社長2人とタニヤ築地で。
2人ともタイの商社を通じてタイ市場向けの製品を販売している。
話を聞いていると彼らの悩みはタイ人の時間観念。
取引相手はタイでも有数の上場会社なのだが、それでも打合せの時間が急に1時間、2時間ずれるのは当たり前だと言う。
昨日も朝9時半の商談が
「社内で緊急の用件があるから」
と30分遅れ、1時間遅れ、結局現れたのが11時。
これがもう当たり前なので大事な商談があるときは1日1件しか予定を入れられないとぼやく。
オイラの会社はほとんどのクライアントが日系なのであまりそういうことはないが、タイの会社を相手にしていると大変なんだ。
「タイの会社同士はどうやって仕事しているんだろう?」
と持ち込みウィスキーを水割りで飲みながらそんな疑問が口に出る。
店を出るとオイラは久しぶりにタニヤのカラオケラウンジでカラオケ熱唱。
50代、60代のジジイと一緒だと何歌っても
「お、いいね〜」
ってなるから楽だわ〜。
★ この「今日のひと言」って、2001年からの分しか残ってないんだけど、実際は1997年から書いてんだよね。
まだ「ブログ」なんて言葉がない頃から。
だから誰かに
「Junさんのブログで...」
と聞くと、
「ブログちゃうわ、『今日のひと言』や」
と心の中でジジイ職人みたいなこと毒づいてる(笑)。
タイトルは、
「タイやマレーシアから発信するアジアお気楽ブログ」
って書いちゃってるけどな、迎合して。
これ書き始めた1990年代はオイラも海外駐在員でな、ほんとーに
「お気楽」
だったんだよ、毎日。
起業してからはそうそう「お気楽」な日々ではないんだけど、ここではやっぱりお気楽なことを綴っていくよ。
頑張ってる人とか、苦労している人とかが時々、
「『今日のひと言』読むと気が楽になってまた頑張るかー、と思う」
って言ってくれるんだ。
別にオイラ芸人じゃないんだけどな。
★ 昨日はシンガポールからの出張者と打合せ後の夕食。
今回はバンコク出張ということで2日ほど忘年会のお誘いを断ってきたらしいが、もう年末まで毎日忘年会でびっしりだと聞いて驚いた。
そんなに酒飲む知り合いがいるんだ。
オイラもJalanJalanを始めた30代はマレーシアにたくさん友達がいたし、日本からも引っ切りなしにやってきたので、毎日家族を顧みず遊び回っていた。
でも、バンコクに来てから友達減ったなー。
今週始めに「忘年会連チャン」なんて書いたけど、今年はこの2つだけだもんな。(少な!)
歳取ると友達減るんだな。
オイラだけなのか?
さて、今日も朝からクリスマスソング聴いて気分を盛り上げよっ。
★ 今日はユキと自転車トレーニングの途中でボルダリングに挑戦。
バンコク郊外に日本にもないほど大規模なボルダリングジムがあるらしい。
初心者の我々は最初にジムのスタッフにいろいろ教えてもらう。
初心者向けの壁の前で初心者向け番号の付いた色のホールド(石のようなでっぱり)を手がかり、足がかりに登って行くのだ。
何度も登ったり降りたりしているうちに腕の力も握力もなくなってきて、登りたくても体が上がらずに悲鳴が上がる。
これはきっつい。。。
しばらく奮闘していると、タイ人の若いカップルや女性グループ、欧米人などで次第に賑わい始める。
体の締まった女の子たちが恐ろしくなるほど高い壁をひょいひょいと登って行く姿を見ると、ここにもすげークライマーたちがいるんだー、と驚いた。
まだまだオイラの知らない世界があるんだなー。
★ 昨日は午前中にケージとしまぶーが遊びにきた。
インドや日本にいてもたまにこうしてバンコクで会えるっていうのがいいね。
2015年ももうあと10日。
街はクリスマスの賑わい最高潮だし、オイラの会社のマレーシアスタッフは先週末から長いクリスマス休暇に突入している。
セントラルワールドプラザの伊勢丹ではナミがクリスマスコンサートをやるというので聴きに行ってきた。
おなじみのクリスマスナンバーが店内に響き渡ってとってもよかったなー。
クリスマスウィークはもっと浮かれていたいけど、今日は日本からクライアントがやってきて2016年のマーケティング戦略会議。
Youtubeでクリスマスソングベストを流しながらまだまだ最後まで仕事するよ。
★ 最近日本では猫が大ブームらしい。
その理由は「癒し」。
もう今の日本はとにかく右を向いても左を見ても「癒し」。
国民全部がとにかく癒されたいらしい。
しかしこれも外から見てるとけっこう滑稽な話ですよ。
自分たちでお互いにストレスかけまくって癒されたいって。
消費者はお店や会社に過剰なサービスを求め、厳しい要求を突きつけ、気に食わないと土下座までさせる。
社内では上司が部下にパワハラし、経営者は管理職をギリギリと締め上げる。
経営者は株主総会でつるし上げを食い、金儲けを目論んでアテの外れた株主たちはその腹いせに店先で「なんだこのサービスは!」と怒鳴る。
もう日本は一億総プレッシャー掛け合い社会である。
お互いにクビを絞め合いながら
「あ〜、こんなにストレスのある私、癒されたい〜」
って抱き上げられてモフモフされる猫もいい迷惑だ。
まずは許すこと。
約束の時間に1時間も現れなくても。
結局連絡も無く現れなくても。
呼んだウェイトレスが目を合わせずにどこかへ立ち去っても。
オーダーした料理を30分後に「これ、今日ありません」と告げられても。
全てを許す菩薩の境地に入れば、癒されたい猫を飼うために自宅を数百万円もかけて改装するなんてストレスを抱え込まなくてよいのである。
★ 昨日はクライアントの日本人マネージャーと晩飯。
彼は元来エンジニアで現在も会社のIT部署で働いている。
自社でオンラインショップなどイーコマース関連を直接担当しているのだが、
「ここだけの話、つい最近初めてオンラインショッピングをやった」
と聞いて吹き出しそうになった。
「アマゾンとかEbayとか中国のアリババとかあるでしょ?試しに安いものを注文してみたらちゃんと届くんだよ!もうそれ以来すっかりハマっちゃって」
これは「業界あるある」なんだろうか?
しかし実際に中国のアリエキスプレス(アリババの個人ユーザー向けオンラインショップ)など海外サイトから買うのは輸送中の紛失等など不安もある。
こうして注文した全ての商品が無傷できちんとデリバリーされることがわかるとこれはハマってしまう。
彼はバンコクのエンポリやCWPなどに出向き、店頭で欲しい商品の価格を調査。
こうしたオンラインショップと価格を比べてみてオンラインの方が圧倒的に安いということを発見してしまったのだ。
靴だとかカバンだとか、このところ家に届くいろいろな品物を見て彼の奥さんが
「ちょっといい加減にしてよ!」
と怒り出しているらしい。
オンラインショッピングもほどほどに(笑)。
★ 昨日はケージとユキとずんこと晩飯。
そこで来年の目標は?というお題が出てケージから話し出した。
「来年というよりもまず老後をどうするか、いよいよ真剣に考えないとね」
とオイラの後輩(55歳)から初めて
「老後」
というワードが飛び出す。
定年退職後、どこに住んで何をするのか?
それによって2016年は何をするべきなのかが出てくるのだ、と。
華やかかりしバブル前の広告代理店に入社して麻布や六本木のカフェバーで深夜までフラフラしていた我々がいよいよ老後の話をする、それだけの時が流れたんだねぇ。
ずんこはとにかく来年こそ結婚して子づくり。
手段は選ばず!と決意は固い。
ずんことシェアハウスしているユキは
「ずんこが結婚して出て行ったらその後で男と同棲するのが目標」
とこちらはずんこに比べると熱量は小さい。
そしてオイラの目標は。
もちろん今度こそ、5月8日に開催される
「モンスタークライミング」(66km山登り自転車レース in ペナン)
の完走だっ。
★ 昨日のクリスマスイヴはユキとナミと3人でイタリアン。
イヴの夜に彼女たちはこんなメンツで飲んでていいのかいな、と思うんだけど会社のスタッフ同士が仲いいということはオイラにとってはうれしいことだ。
それぞれ今年の仕事やプライベートを振り返り、来年はどんなことをしたいかいろいろ語り合った。
ユキは来年は
「薫製を極めたい」
と言っていた。
この切れ方がこいつの持ち味だ。
2人とも人としてすごく素敵だし、スタッフとして優秀だし、前向きだし、成長しているし、もうタコ社長はうれしくて楽しくてワインをグイグイ飲んで完全に茹で上がった。
★ さて、晦日。
今日はオイラの会社も仕事納め。
スタッフは半分近くがもう休暇を取ってていないんだけど。
2015年はどんな1年でしたか?
オイラは今ひとつ、思うように進めることができなかった、ちょっとしんどい、苦しい1年だった。
やっぱりね、性格が大雑把でお気楽なんだなと自分でもつくづく思うよ。
意志が弱いから体絞ってる最中に食っちまうし。
なんかこうもっとストイックな一面が欲しい。
イメージで言うとGacktとか東山とか本木とか。
あれ、みんなイケメンだな、そう言えば。
イケメンにはそれだけでストイックなイメージがあるんだな。
温水や岩尾にそれは求められないもんな。
とにかく今年1年をオイラはしっかり反省して2016年はハッピーで輝く年にしたい。
★ 2015年大晦日。
いよいよ紅白始まりました。1年があっという間に過ぎ去ろうとしている。
今年もJalanJalanしてくれたみんな、本当にありがとう!
ちょっと試しにやってみようとすーだららったな気持ちで始めたこのJalanJalanも来年でなんと20年だよ、20年。
ということで、来年もどうぞよろしくね。
それでは紅白観ながら、みんなよいお年を!
★ kaobal [史上最過酷レースってJunさんにとっての史上なのか、世界史上なのかで評価は変わります。 世界史上であれば参加するだけ..]
★ Jun [>kaobalさん 世界史上ではやっぱりツールドフランスとかあるからね、これは東南アジア史上くらいじゃないかなー?]
★ kaobal [いやいや、十分尊敬に値します。 結果はともかく、そのチャレンジ精神は見事です。]