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★ 人間ドック行ってきた。
初めての経験で胃カメラを飲んだし、内視鏡検査もやった。
でもそういう初体験よりも印象的だったのが肺活量の測定。
その部屋では心電図や内蔵エコーから身長、体重、肺活量測定までを一人の看護士さんが受け持っていた。
すごく若くて、マスクの上に見える目で「美人」ってすぐにわかるような人。
全てマニュアルに従って、患者の心を落ち着かせるように静かに穏やかに話す。
だから、ちょっと無機質な空気を感じていた。
ところが肺活量になった途端、人格が豹変。
「はい、静かにゆっくり最後まで吸い込んで〜」
オイラは例の半透明プラスティックの筒を加えて空気を吸い込んだ。
「ハイっ、一気に吐くーー!ハーーっ!最後まで吐くーー!」
最後はもう絶叫である。
オイラは驚いて息が止まってしまうわ、鼻栓はぶっとんでしまうわで検査失敗。
「だめですね、やり直しいたしますね」
ここはまたロボット調。
「はい、静かにゆっくり最後まで吸い込んで〜」
ちょっと緊張しながら息を吸い込む。
「ほっしゃぁー!吐くーー!最後まで吐くーー!」
で、やっぱり鼻栓がぶっとんでしまった。
「2回目の方が数値がちょっといいですから、こちらを採用しましょう」
って、あなたのかけ声が適性検査を邪魔している気がするんですが。。
なんでこの美人看護士は肺活量測定でこんなに人が変わるほどテンションが上がってしまうのだろう。
オイラの次に彼女に名前を呼ばれて部屋に入っていたおじいさん。
肺活量で驚かされて何回もやらされるのかと思うと不憫だった。