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★ 一昨日、昨日と日本から出張で来たクライアント同行でアマタシティ工業団地の工場責任者たちに面接調査をして、午後にバンコクオフィスに戻ってきた。
一社の面接が2時間ほどにも及ぶし、久しぶりにスーツの方々との長い道中は大変疲れた。
IT関連企業の人たちと一つの車内にいるとやはり今話題の大半はAIの話になる。
彼らの会社では、過去の全ての案件データをAIに学習させ、現在進行中の案件がどうなるかを予測すると言う。
自分が管理、遂行しているプロジェクトをAIが分析して
「これ、このまま進めると失敗するよ。ここの進め方をこう変えなさい」
とAIに指示されるらしい。
自分では自信を持って自分のやり方で進めている仕事をAIがそれじゃあかん、こうしなさい、と言ってくるのだ。
しかし、なぜそう言う指示を出してくるのかは将棋のAIと同じで人間にはわからない。
「いやぁ、最近は我々がAIに管理されてますよ、AIが上司ですわ」
と苦笑いする日本本社のクライアントたち。
会社としては失敗するより成功して売上を上げる方が当然いいわけだから、これからもAI部長に全てを判断してもらえ、という動きは広がっていくのだろう。
人間の人生のデータをAIに学習させて、自分の人生の成否を言われるようになったら嫌だなぁ。
でも金融市場では既に多くのヘッジファンドやら証券屋がAIを使った金融商品をたくさん出してますが、殆どがインデックスを下回るガッカリな結果です。金融系のクウォンツでは常識ですがAIで未来予測はできないということですね。囲碁や将棋に強いとか市場で超高速取引できるとかは全く別のアルゴリズムですしね。
>駐在君<br>じゃあ、この会社のAI部長お大したことないかもね。囲碁や将棋に比べると食べさせるデータが圧倒的に少ないんじゃないかね。