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★ KLのアパートに食材が何もなかったのでタマンデサで晩飯を食おうとぶらぶらしていたらいかにもローカルが付けそうな
「KOKORO」
という店名の日本食屋がショップロットの中に開店していたので、試しに食ってみることにした。
安っぽい作りの店名同様、内装も金をかけてない造作。
安かろう不味かろうの飯を食わされそうで身構えたのだが、メニューを見てさらにその高さに驚いた。
ここの店主は競合調査をせずに出店したか、よほど強気のバカか。
どの程度新鮮かもわからない刺身(3 pieces)がRM50とかRM70とか。
とんかつ定食がメニューにあったので、天ぷらの盛り合わせで定食にして欲しいと注文したら
「天ぷらは定食にならない」
と融通が利かない。
なんでもご飯に味噌汁つけて定食にすれば客単価上がるのに。
「ご飯が欲しいなら海老天丼にしなさい」
というのでそれを注文した。
なんかお皿に出てきた。
たまご丼?
この海老は何?
自分の小指より細くて短い。
まさか甘エビの天ぷら?
世の中にこんな海老天が存在することを来年還暦を迎える59才で初めて知った。
これでRM22。
オイラがこの海老天丼もどきを食べているときに1組の若い夫婦が席でメニューを見ていたが、注文せずにそのまま出て行った。
中国人は偉いな。
オイラにはメニューを見た後で帰る勇気がない。気が弱くてあれができない。
すでにバンコクでは淘汰され、この手のなんちゃって日本食屋はもう生きていけない。
KLにはまだまだこういう店がたくさんある。
こういうところがマレーシアがタイに大きく遅れているところなんだな、などと考えながら食べ進む。
小指3本の海老天ではとてもご飯の量と釣り合わず、ご飯を大量に残す。
ダイエットにはいいかも。
それから3時間後、猛烈に腹を下す。
ダイエットにはいいかも。