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★ 今日は午前中にタイで働いている日本人のAI技術者と会った。
一言で「AI」と括ってはいるが、オイラたちはその機能により4つの分類に分けている。
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(1) 識別系AI 画像認識、音声認識などに使われるAI
(2) 予測系AI 需要予測、顧客行動予測などに使われるAI
(3) 会話系AI チャットロボット、翻訳などに使われるAI
(4) 実行系AI マシン制御、ドローンなどに使われるAI
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それぞれの分野での技術応用は異なり、ビジネスの方向性も違ってくる。
だからAIに従事している技術者や会社では
「ウチは識別系です」
みたいな会話が交わされるのだ。
オイラの会社はずっとマーケティングの仕事をしているので
(2) 予測系AI
が進む方向となる。
既存顧客のうち、この新製品を誰が買うのか、誰が迷うのか、誰が買わないのか、をAIで予測し、今まで全ての人に遍くばら撒いていた広告を
「迷うと予測される人に集中投下する」
ことで売上を伸ばす、なんていうことが始まっている。
(AIが「この人は賈う」と予測した人は広告を見なくても賈うし、「買わない」と予測した人は何をしても買わないのだから広告費の無駄になる)
こういったマーケティング上のアイディアは右脳で行われていて、AI開発の技術者の持つ左脳的な発想とは真逆になる。
右脳と左脳が両方動いて初めてAIは役に立つものになる。
そこが面白いね。
近年の脳科学では人間に右脳型、左脳型は存在せず個人的な違いは無いと証明されてますが、AIでは創造性や論理的思考を融合し人間では迷信的に言われる右脳型、左脳型のAIが作れるということでしょうね。https://healthcare.utah.edu/publicaffairs/news/2013/08/08-14-2013_brain_personality_traits.php
仕事の現場を離れて15年、AIは現場でどのような位置にいるのか想像するしかありませんでしたが、Junさんのおかげですこしだけ、ちらっと日本の現場が見えた様な気がします。<br>AIは4つの型の「専用機」として使われているようですね。<br>IoT,Connected,Sharedと世界の現場は進化していくのでしょうが、日本の現場、その流れに乗り遅れないでついていけるのでしょうか。
>駐在君<br>なんでもよく知ってるなー、駐在君。概念としてAIに機能を持たせることができるようになるんだね。<br><br>>kaobal<br>AIの核となる部分はやっぱりGoogleやAmazonやFBが何歩も先を行っています。日本の現場では彼らが作ったテスト版をビジネスに借用する、そんな感じですなー。